未来技術の光と影。
SIYOU’s Chronicle




あまちゃんを観ている。

一応、断っておくと、世間で言われているように、いや、それ以上にお気に入りだ。

だが、今日の回はおかしい。

ユイちゃんのお母さんが帰って来たシーンだ。

録画して深夜に観ているのだが、一度観終わって、北三陸に帰って来たところから観直した。

続けて三度観て、風呂に入って、上がってからまた、二度観た。

これはもう・・・そう、平たく言えば奇跡でしかないのだが、それ以上の何かだ。

まず、この脚本は、書ける話ではない。

たとえ書けても、このユイちゃんは、演じられない。

だが、このシチュエーションの足立ユイにしか出来ない表情で、このシチュエーションの足立ユイにしか言えないセリフを、足立ユイが喋っている。

橋本愛の演技に惹かれた。と、言うのとも違う。もちろん、上手いのは確かなのだが、そーゆーのとは次元が違う何か。

最後の「くひひひひ」の笑い方も、もう、あれしかない。

奇跡の脚本、奇跡の演出、奇跡の演技。それらが一体となって成し遂げられた奇跡。

その結果が、それを主張することなく、当たり前のようにオンエアされている。

恐るべきは、NHKなのか。


「生きていて良かった。」

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