未来技術の光と影。
SIYOU’s Chronicle




翼を羽ばたかせて空を飛ぶオーニソプターのムービー
http://gigazine.net/index.php?/news/comments/20070703_ornithopter/

現在最も目にする飛行機は主翼が動かず揚力で飛行するものですが、今回紹介するムービーの飛行機は鳥のように翼を羽ばたかせることで飛行をしようとしています。

先週末からずっと、『iPhone』の話題ばかりだ。

一段落した処で、「iPhoneは、そんなに素晴らしいものなのか?」と言った論説が展開されている。

だがその殆どは、それを崇める人には最高の物であり、それほどの思い入れのない人には、そんなに騒ぐほどのものではない。という、身も蓋もない結論に達しているようだ。

「オーニソプター」が羽ばたいて、実際に飛んでいる映像は素晴らしい。テクノロジーに「アカルイミライ」を見ている我々には、勇気を与えてくれる映像だ。

だが、テクノロジーをスペックでしか評価できない者には、「何の必要があるの?」「乗りご心地悪そう」で、終わってしまうようだ。

この映像は、ライト兄弟の初フライトを連想させる。当時の一般市民がそれを見たとしても、そんな数十メートルそこそこ滑空するようなものが、趣味以外の何に役立つのか?と、思ったのではないかと想像される。

たかだか100年後の現在の状況を、SF的な世界感としてではなく、ごく普通の人々が、リーズナブルな料金で飛行機を利用するような、日常的なものとして想像できた者が、果たして何人いたことであろう。

ライト兄弟が、実際に飛行機で空を飛んで見せた意義は、計り知れない。

同様に、今はまだ単なる道楽にしか見えなくとも、今後「オーニソプター」がどのような発展を遂げるのか?

正直、私にも想像が及ばない。

それに比べれば、「iPhone」だ。今取り沙汰されている「24時間経ってもアクティベーションが完了しない」だの、「通話機能がイマイチだ。」などは、取るに足り問題に思える。

「iPhone」を、単に「アップル社が発売した目新しい携帯電話」としてしか捉えられないのであれば、通話機能がイマイチなのは、致命的とも言えるだろう。

だがこれを、「電話も掛けられる全く新しい情報端末」として捉えた場合、今指摘されているような欠点は、あっと言う間に解決可能な瑣事に過ぎない。

「iPhone」にしろ「オーニソプター」にしろ、今後の思いがけぬ発展のカギを握るのは、今までの常識に囚われない、全く新しい発想なのかもしれない。


「お待たせ致しました。それでは早速ご紹介致しましょう。アップル社の次なる提案は、この『iOrnithopter』です。」
「アイ・オーニソプター?聞きなれない言葉ですが?」
「『鳥型飛行機』、『羽ばたき機』などと呼ばれている、鳥のように羽ばたいて飛ぶ航空機です。固定翼機が発達を遂げた現在では、すっかり忘れ去られていますが、航空史の黎明期に開発された飛行機械は、大半が鳥のように羽ばたくものであったのです。」
「今、アップル社が、あえて航空機部門に参入する、その必然性が全く理解できませんが。」
「2007年の『iPhone』の発売当初も、同じような事を散々言われました。ですが現状をご覧下さい。現在の情報端末においては、固定式の入力ボタンが付いている物など、ありえないでしょう?『なぜ、限りあるI/F設置面の大半を占有し、全く拡張性もなくカスタマイズも出来ない20個以上のハード的なボタンを取り付ける必要性があったのか?』などと言う、今でこそあたりまえの疑問であっても、『iPhone』が現れるまでは、誰も疑問にすら思わなかったのです。」
「では、『iOrnithopter』について、教えて下さい。」
「最大のウリは、今までの航空機と違い、『iOrnithopter』は、単体で通話ができるのです。」
「つまり、『空飛ぶiPhone』とか『振翼式iPhone』というワケでしょうか?」
「通話もできる振翼式航空機と考えて頂ければ、その素晴らしがお分かり頂けると思います。いかがでしょう?」
「・・・いえ。やはり、さっぱり解りませんね。」

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