マンタマンタに告ぐ

映画・政治経済・日常生活などの観察日記。

デス・ストーリーは突然に14(富士山編)

2009-07-15 12:47:06 | Weblog
●20年前、富士山には、1回だけ登ったかな。原付で5合目へ行くには、静岡ルートからしか行けなかったような気がしたな。古い話だから、記憶があいまいだ。

午後、5合目に到着して、9合目で一泊した。翌朝、岩場を登った。行列ができている。落石に遭ったら、防ぎようがない。ヘルメットは被っていない。運を天に任せた。

山頂に着いた。パワー登山の体質だから、高山病にはかからない。反面、クライマーズ・ハイ症候群だ。下山後に、だるさややる気のなさなどに襲われる。

山頂で、美しいご来光を拝んだ。感激―。みな、「ばんざーい」と叫んでいた。どこかのアホな山岳部(大学生)がいたな。男子学生が叫んでいた。

「○○ちゃんが、好きだー」。いくら叫んでも、声は思いは届かない。フンだ。その後は、どうなったのかな。火口を一周した。ブロッケン現象で、自分の姿を見た。感動したなー。

下山は、1時間30分で5合目に着いた。早いなー。しかし、そんな富士山の5合目(午後8時頃)で、落石があったようだ。自動車内で寝ていたときに、事故死に遭ったのかな。

悲惨だなー。強風で、その日は登山を中止したとか言っていたかな。強風がなくても、無理してでも登山をしていたら、落石に遭わなかったかもしれない。

だが、相手は富士山という強大な敵だ。無理な登山はできない。自分は、運良く天候に恵まれた。それにしても、網も張ってあったのに、巨石には対応できなかった。

防止できなかった。5合目で落石死するなんて、聞いたことがない。落石は通常、登山中に起きるものだ。店のおじさんも、テレビでそう語っていた。

予想外の展開だ。事故死だ。こんな場所で死ぬなんて、誰が想像するだろうか。それとも、国土交通省などは、予想ができていたのかな。

例え予想ができても、何ができたであろうか。夏場のかきいれ時だ、駐車場を閉鎖するわけには行かない。店だって、被害を受けていたかもしれない。

駐車場の管理人には、責任はない。不運と片付けるしかない。不慮の事故だ。保険会社から、自動車の損害保険、生命・入院保険から支払ってもらうしかない。

次は、どこで誰がデス・ストーリーに遭遇するのであろうか。