マンタマンタに告ぐ

映画・政治経済・日常生活などの観察日記。

自白を簡単に信用するな(足利事件編)

2009-06-13 08:45:30 | Weblog
●警察から自白を強要され、結果17年間も無実のまま服役してしまった。警察は、自白調書にサインさせるまで、どれだけの時間をかけたのかな。

自分は、交通事故の被害者。「時速30キロで走行しました」と警官に主張したが、拒否された。「どうせ、40キロで走っていたのでしょ」と返された。

このやりとりだけでも、10分以上要して、署名捺印してしまった。これにより、示談で「90:10」の過失割合と認定されてしまった。今でも自分は、「100:0」だと自負している。

当時、署名捺印した後、後悔した。「時速40キロで走行したのであれば、その証拠を示せ」と警官に主張すべきだった。

物理的・具体的・客観的な証拠が証明できたら、「時速40キロ」として署名捺印すべきだった。頭の回転が悪すぎた。

裁判員制度が、8月にも始まる。無実の人を刑務所には、送りたくない。それにしても、警察の悪質な対応を検察・裁判所は、見抜くことはできないものか。

最高裁まで行って、なぜウソの自白を見抜けない。自白での冤罪は、嫌というほど繰り返しているはずだ。

DNA鑑定の方法に、疑問を抱かないこの3者は、バカだ。鑑定するなら、3箇所で実施すべきだ。

いや、警察・検察・裁判官はみな、ウソの自白だと分かっていたと思う。検察・裁判官は、書類申請だけで判断するアホだから、うのみにしてしまうのだ。

真実を見抜く力がない。3者は、ろくに謝罪もしない。国家としてのプライドがある。恥はかけられない。

公権力で犯人としてでっち上げれば、事件は解決する。遺族も3者も満足する。今さら覆せない。

損害賠償は、1日あたり15000円として、365日×17年間=93.075.000円か。少ない。その間に、両親が亡くなっている。

年金も仕事も入院保険も自動車免許もない。家は、自治体が市営住宅を提供してくれるそうだ。本来は、国が支払うべきだ。

少なくとも、その2倍は必要だろう。だが、個人としては誰も責任をとらない。担当した刑事が、微々たる処分を受けるだけか。退職していれば、責任なしだ。

責任能力のない官僚・公務員・警察・検察・裁判官は、仕事をするな。裁判官って、自分の過去の判決に対して、反省したことはあるのかな。

「あの判決は、間違いだった」と思うことはないのかな。あるわけないよな。