マンタマンタに告ぐ

映画・政治経済・日常生活などの観察日記。

映画重力ピエロに告ぐ

2009-06-01 22:37:36 | Weblog
●ちょっと変わった、伊坂流サスペンス映画かな。ヒッチコック的な要素があり、結構引きつけられる。眠っている暇はない。

落書きした場所に、なぜかボヤ(放火事件)が発生した。その落書きを消すアルバイトをしている、春。春を追いかけるストーカー、通称夏子。

落書きの暗号を解いた、遺伝子研究をしている兄イズミ。それは、24年前の連続強姦事件と関係していた。

兄弟で、その放火犯を捕まえようとする。そこに浮かび上がったのが、連続強姦魔だった。それは、父・母を巻き込む秘密が隠されていた。

通常の推理サスペンスは、殺人事件に限るが、今回は放火と強姦事件だけで構成されている。愛する者にとって強姦の被害者は、苦痛である。

しかし、他の男性から言わせれば、女性は単なる肉体の塊である。女性とは、男性の性欲を処理し、満足させるだけの道具でしかない。

女性とは、人間でもなければ人権もない。そこには、愛などない。その時、親族は犯罪者に対して、復讐ではなく、制裁を下すことを決意する。

それにしても、警察は何をしているのかな。刑事や取材クルーが全然、出てこないぞ。兄弟が、犯人を追い詰めてどうするのだ。

それにしても、このタイトルの意味がよく分からない。2階の窓から飛び降りて、安全であるわけがない。子供は、マネをするなよ。

重力とは、世間から見られる冷たい目。重苦しい生活ということか。ピエロとは、偽りの陽気で過ごす家族ということかな。




映画最後の吸血鬼に告ぐ

2009-06-01 08:58:25 | Weblog
●これは、オリジナルの香港映画か。それとも、韓国映画か。なぜに、日本(1970年)を舞台にした。2009年では、無理があるのか。

応仁の乱(1467年)って、16世紀だっけ。1600年は、徳川の時代だぞと。時代設定は、中国の16世紀ではダメなのか。

戦国時代を描くなら、中国よりも日本のほうが面白いのかな。刀剣(ムラマサ?)や忍者を描くなら、日本が適切なのかな。

400歳になった女子高生(半分、鬼)は、鍛えに鍛えて、父を殺した小雪(オニゲン。吸血鬼?)を倒そうとする。

時は来た。小雪は、子分を人間の姿に変えて勢力を伸ばし、日本を支配しようと企む。その方法は、不明。

CIAのさらなる極秘組織は、小雪暗殺に女子高生を利用する。米軍基地内に、鬼がいた。女子高生は、将軍の娘と親しくなり、ともに戦うことになる。

全編、英語が主流だが、カトウ師匠との会話は日本語だ。小雪と番頭との会話は日本語、女子高生と小雪との会話は英語だ。これいかに。

この女子高生は、韓国人か。「猟奇的な彼女(韓国)」に出演していたようだ。小雪は、日頃から肉体を鍛えているのかな。動きが鈍い。弱い。

女子高生は、剣術・武術を特訓しているな。日本のチャンバラは、子供の棒遊びみたいだ。香港(韓国?)の武術指導とは、全然迫力が違うな。

忍者との格闘シーンは、圧巻だな。日本人の武術監督に任せたら、大笑いだ。日本映画に、アクションは存在しない。

時は来た。小雪との戦いで、女子高生は、生まれてきた理由を知らされるのであった。