昨日は、先日の美瑛産小麦粉を使ったパン作りで知り合ったご夫婦宅を訪問して来ました。このご夫妻、4年前に岡山市から移住されたのですが、住まいとして選んだのが美瑛町の瑠辺蘂(るべしべ)という街からは車で20分ほど離れた(美瑛町ですから丘ですが)山間の農家が点在する場所だということで興味を持って出かけました。
元々農家さんの家だった所を購入したので敷地は1000坪、大きな納屋や作業場もあり、敷地内に小川も流れています。住まいは古い農家を解体し建築士だった夫さんの設計で山小屋風にモダンに建て替えていて、薪ストーブがあり、窓からは今は雪で真っ白な小高い畑の風景が広がり落ち着いた空間になっていました。
昨日は、敷地内の小川にエゾノリュウキンカという黄色い花が咲いたということと、卵からふ化させた鮭の稚魚を今月末に放流するというのでそれらを見に出かけたこともあるのですが、奥さんはかなりの山ガールでこちらの話も興味深かったです。
お茶をいただいた後は外に出てまずは作業場に据えた水槽に3,40匹ほどの鮭の稚魚が泳いでいるところを見せてもらいました。これが石狩川に放流されると3,4年後果たしてどの程度産卵のため故郷に戻って来るのでしょう、一説では1,2%の確率と言われますのでちょっと悲しいようなロマンのある話です。
戻って来た鮭と言えば、私達がカナダで最後に住んでいた家の直ぐ傍のコキットラムリバーで毎年のように見られたことが思い出されます。
鮭の後は花ということで、まだ雪が多く残る敷地をこのために持参したスノーシューを履いて見て来ました。まだ小さな花の群れでしたが、ゴールデンウィーク前後にはこの一帯にたくさんのカタクリの花が群生するそうで、これを見にまた訪れる約束をして来ました。
私達とはずいぶん違った生活スタイルを楽しんでいるご夫妻に何がしかの刺激を受けながら帰って来ました。
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