林檎の唄 ~ アップルビデオ高津店オフィシャルブログ

アコースティック・バンド「アップルビデオ高津店」
火曜に店長、木曜にVROOOM、土曜につぁんが投稿します。

バンドの歴史66(ガラス製のスライド・バー)

2024年10月05日 06時36分31秒 | バンドの歴史

みなさま、お元気でしょうかな?

秋はやっぱりいい季節!

どんどん涼しくなって、気持ち良い風が吹くし、食べ物はうまいし。

秋は別れの季節、なんて言ったりもしますが、それは若い人の恋愛の話。

おいらたちには、なーんも関係が無かったりしますわ(苦笑)

 

それはともかく、冒頭の写真は、おいらが2017年3月の時点で、持っていたスライド・バーですね。

陶器製のものが1つありますが(右から2番目の白いもの)他はすべて、金属製のものですな。

 

そう、おいらは、スライド・バーは金属製のものばかり使っていたのですわ。

それはなぜかというと、

 

1・音がぶっとい。

金属製のスライド・バーで出す音は、力強いんですよ。

ブルースとかロックで、ゴリゴリ演奏したいおいらとしては、金属製が良いのです。

 

2・割れるのがこわい。

ガラス製のスライド・バーは、当然のことながら、落とすと割れる可能性があります。

前に、憂歌団の内田勘太郎が、ガラス製のスライド・バーを愛用していると聞いたことがあって。

その元になる、(昔の)カルピスのビンがどんどん無くなって、困っているらしいと知ったのですよ。

その話を知ってから、ガラス製のスライド・バーは、割れやすいんだなあ、と思ったわけですわ。

これ、ライブの本番とかに割れてしまったら、大事件ですからね・・・(遠い目)

その点、金属製のものは、割れる心配はないですしな(安心)

 

3・透明だから、指が見える(笑)

ガラス製のスライド・バーでも、色付きのものだったらかまわないのですが。

透明のものだと、中の指がそのまま見えてしまうんですね。

いや、そりゃ当たり前なんですけども、なんか、ちょっと、恥ずかしいなあと(大笑)

 

 

というような理由で、おいらはこの時までずっと、ガラス製のスライド・バーを使ってませんでした。

 

 

でも、ある時、雑誌で「自作のスライド・バーを作ろう」という記事を読みます。

これですね(笑)

この記事を読んで、自分のオリジナルのスライド・バーというのも、いいもんだな、と思い始めます。

そして、そんじょそこらのガラス瓶じゃなくて、見るからにガラスが分厚いものを探します。

 

すると、高級ブランデーのビンが、すごくそれに向いているような気がしたのです。

このビンですね(ニヤリ)

首の部分がまっすぐで、かなり長いし、ガラスが分厚いのが一目瞭然!!

これをバンド・メンバーでぐびぐび飲んで、後の加工は、

VROOOMに任せる(爆笑)

なんともお気楽なスライド・バー作りが始まったわけです。

 

ちょいと残念なのは、色付きのビンじゃなくて、透明だったこと。

まあでも、小指が透けて見えて恥ずかしいなんてことは、小さい事として我慢?しましょうか。

 

しかも、こうやってブランデーのビンから作ったわけだから、万が一割れてしまった場合は、

もう1本飲めばいいだけや(爆笑)

なんていう、テキトーなことを考えておりましたけれども。

 

このスライド・バーは職場での練習用として、2017年から、

7年くらい使っているわけですが、

いっこうに割れる気配がありません(鼻息)

 

もちろん、気をつけて取り扱ってはいますが、落としてしまったことも、しばしば。

それでも、ガラスが分厚いおかげか、これまでずっと無事でした。

 

 

VROOOMの造形技術のおかげで、

見た目もカッコよい!

とくに、VROOOMWORKSの刻印は、たまらんですなあ。

 

んで、実際に長く使用してきて思った事として、

ガラス製のスライド・バーの音は、

伸びがあって、繊細できらびやか

だということがわかったんですわ。

 

これは、ブルースとかロックでも、曲によってはマッチするし、

ポップスとかバラードとかでスライドを使う時には、とても良いかも!!

 

ライブの時にも、使い分けたりしたらいいんだろうな、と思っていたんですが。

現場にスライド・バーを2本も持っていくのは、ちょいとめんどいな、と思ってしまいまして。

これまでは、妖怪のパワーを込めた金属製のスライド・バーだけを使ってきましたが。

この記事を書いていて、2つ持って行ってもいいかな、と思い始めましたわ。

 

メロディアスな演奏をしたい時には、ガラス製。

パワフルな演奏をしたい時には、金属製。

 

これからは、スライド・バーを使い分けて、2つの音色を出しますぞっ(鼻息)

 

以下次号じゃ!