奈良の采女伝説

来週月曜日とせまってきましたが、中秋の名月の日、今年は
9月25日に、奈良の采女祭が興福寺を見上げる猿沢池にて行
われます。

猿沢池のほとりに建つ采女神社は、なんと社が後ろ向きに建っ
ています。これは采女伝説によるもので、郡山からとついでこ
られたと言われている大変美しかった采女は奈良の帝に寵愛を
受けていたそうです。ところが、いつしか帝は心変わりをして
しまい、采女は嘆いて、猿沢池に身を投げて自らの命を絶った
そうです。人々は采女の霊を慰めるために猿沢池のほとりに社
を建てたのですが、身を投げた池を見るにしのびず一夜にして、
後ろ向きになったそうです。

采女祭はこの采女の霊を祀る祭りで、猿沢池に龍と鳳凰の形を
した船が浮かべられ花扇と共に池を２周回ります。


まるで自分も平城の都に住んでいる古代人かのような気分にひた
らせてくれるこの采女祭、由庵はその日お休みさせていただくの
ですが（annもその日は古代人の気分に・・）、奈良の秋の夜をお
楽しみください♪








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