結論から言えば、野望はなかった。
平泉は寧ろ中央から距離を取ることで、独自の政権を築き上げた。平泉側としては奥州の権益さえ守られればそれで良かった。中央にでるなど労多くして益は少ない。寧ろ奥州における絶大な権益を守ることの方がよほど利口だ。
頼朝としては、自分たち以外に武家政権が存在することを黙認できない。いつ背後を突かれるかわかったものではない。
それに、奥州には源頼義以来、源氏重来の遺恨があった。
諸々のことをすべて晴らす。
それが頼朝の、意志。
『鎌倉殿の13人』伝えられている史実とはだいぶ違いましたが、それでも義経公の最期をとてもドラマチックに描いてくれました。
感謝します。
ただ、平泉の描写が随分軽かったなと、地元民としては多少の不満あり、かな(笑)