問わず語りの...

流れに任せて

映画『天間荘の三姉妹』

2022-10-31 07:57:40 | のん

ネタバレちょっとあり。

 

 

 

亡くなった方と生きてる人は、心で繋がってる。そんな優しいメッセージの映画。

 

 

なるべくネタバレはしたくないけど、東日本大震災で突然の死を迎えた方々の魂が、生前そのままの姿で、生前に暮らしていた町にそっくりの、あの世とこの世の間にある世界にいる。

 

 

そんな世界に、交通事故で臨死状態にある女性(のん)の魂が送られてくる。のん演じる女性はこの世界で、あの世に行くか現世に戻るかの決断を自分でつけることになる。

 

 

てな感じの話。わかるようなわからないようなストーリーでしょ?でも映画を観ていればその辺は自然に理解できるようになってる。だから大丈夫。

 

 

 

のんという女優の凄さを感じますねえ。なんというか、のんちゃん自身も凄いんだけど、のんちゃんって人は、共演者の皆さんの持つ実力を引き出すような、不思議な力を持っているように思えました。

 

 

特にそれを感じさせたのが三田佳子さんね。大ベテランの三田さんが、のんちゃんの演技を前にして、なんというか、喜んでいるというか、凄く楽しんで演じている感じがして、あの三田さんが喜ぶ、心震わせるのんちゃんって、どんだけ女優として凄いんだろうか!?と思ってしまった。

 

 

寺島しのぶさんなんかもそう。あんな芸達者な人が、いつも以上に「本気」を出してる。いや、いつも本気なんだろうけど、今回はいつも以上にその本気が見えるというか、なんだろうな。

 

 

役者さんたち、特に女優陣がみんな、いつも以上に「達者」に見えるんです。

 

 

 

まあ、北村龍平監督の演出力もあるのかも知れんけど、やっぱりこれは、のんちゃんの力なんじゃないかな。

 

 

 

そんな気がしました。

 

 

 

大島優子ってこんな演技上手かったんだ!?とか、ただでさえ達者な門脇麦がより達者に見えたし、山谷花純という若手の女優さんも、元々上手い方なんだろうけど、のんちゃんと共演することで、その上手さがさらに引き出されたように思える。

 

 

 

この映画は基本、女優陣が中心となって展開していく映画です。男優陣は脇を固めて、女優陣をアシストしているというか、あまり前面にはでてこないんだけど、それもまた良い感じなんだな。

 

 

 

柳葉敏郎、中村雅俊、高良健吾、平山浩行、そして永瀬正敏。

 

 

良い仕事してました。

 

 

 

ラストのイルカショーのシーン。まあ、色々ツッコミを入れようと思えば入れられるんだけど、それも無粋だなと思える、そんな名シーンでした。

 

 

自然にね、自然に涙が出てくる。そんなシーン。

 

 

この映画でののんちゃんは、死者と生者の間を媒介する役割を担わされていて、それを見事に果たすシーンなんですね。

 

 

死者からのメッセージを受け取った生者は、自分の心の中に、彼ら死者たちは「生き」続けている、いつも一緒にいるということを実感し、心の整理をつけていく。そうして生きていく。

 

 

東日本大震災はじめ、多くの災害や不慮の出来事で亡くなられたすべての魂と、その遺族たちへの、とても優しいメッセージ。

 

 

人は死んで終わりじゃない。死者は生者の心の中に

 

 

永遠に生き続ける。

 

 

理屈じゃない、自然に

 

 

極自然に

 

 

涙が零れる。そんなラストシーンでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

※親父が亡くなって、まだ49日の最中の頃。

 

 

家の洗面台で髭を剃っていたら、洗面台の灯が突然点滅し始め、一度消えた後、再び点く、なんてことがありました。

 

 

後にも先にもその時一度きり、二度とそんな現象は起きなかった。

 

 

親父が、「俺はここにいる、お前のそばにいるぞ」

 

 

ってなことを伝えに来たのかな、なんてことを感じて

 

 

人は死んでも終わりじゃない。それを実感した

 

 

そんな経験でした。

 

 

 

死者と生者は、心で繋がってます。

 

 

 

本当に。

 

 

 

 

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相撲と八百長

2022-10-30 05:18:50 | 歴史、民俗

日本の「国技」と言われる相撲の歴史は大変古く、古事記、日本書紀にはすでに記述が見られ、初めは殴る蹴るなんでもありの格闘技だったらしい。

 

 

 

鎌倉時代には、今に繋がるルールが確立されていき、室町時代あたりには力士を生業とするものたちも現れはじめたらしい。

 

 

 

戦国時代には武士たちのトレーニングの一つとして相撲が取り入れられていたようです。織田信長の相撲好きは結構有名ですよね。

 

 

で、江戸時代にはより組織化は進んでいき、勧進興行などで庶民にも人気が広がっていく。そうして明治以降さらに整理され、今の大相撲へと繋がっているという次第。

 

 

さて、八百長というのは江戸時代頃には当たり前のように行われていたようです。

 

 

落語の演目にある「佐田山」。これは横綱の雷電が、佐田山という力士の境遇に同情してわざと負けてやるという話。まあこれは「八百長」というより「人情相撲」として伝えられている噺で、情けをかける横綱の人間性に涙する。

 

日本人はこういう話が好きですね。「義経勧進帳」や「大石東下り」に通じる精神性を感じます。

 

 

まあこれはまだ、人情に基づいたもので、お金がからんでいるわけではないですが、わざと負けてやっていることには変わりはない。現代の感覚からすれば、これも立派な

 

 

 

「八百長」だ、と

 

 

言える、かもしれない。

 

 

 

初めは「情け」をかけて勝負に手心を加えるもの、だったとしても、やがてそれは、お金で星を売り買いする行為となっていく。

 

 

横綱は負け続ければ引退、降格はない。

 

とか

 

大関は2場所連続負け越しをすれば降格

 

とか

 

 

 

そうしたルールのなかで、まだ引退したくない、降格したくないという力士たちが

 

 

お金で星取りを「調整」するようになっていく。

 

 

 

その歴史は長く、闇は

 

 

深い。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

気分が悪くなるくらい衝撃的な話。閲覧注意です。

 

 

 

 

 

元関脇、貴闘力氏のYou Tubeチャンネルは、こうした相撲界、主に相撲協会の抱えている問題点を忖度なしに、実名で公表し、大胆な問題提起を行っています。

 

 

これはただの暴露ではありません。ここにあるのは、貴闘力氏の相撲に対する

 

 

 

限りなき「愛」。

 

 

愛があるからこそ、変えたいと思う。膿をだして健全化していくにはどうしたらいいのかを考えている。

 

 

関取時代は必ずしも真面目な方ではなかったですが、でも相撲愛だけは本物だった。そういう人だからこそ、

 

 

なにか心惹かれるものがある。

 

 

日本の伝統文化であり、神事とも繋がる大相撲を健全化することは、日本の今後のためにとても大事なことなんじゃなかろうかという気がする。

 

 

 

相撲界には理不尽なことがたくさんある。その理不尽なことすべてが悪いとは言えない、とは思うけど

 

 

八百長はだめでしょ?

 

 

もし「八百長あってもいいじゃん!それが相撲でしょ?」というならなぜ隠す?それは後ろ暗いということを感じているから、世間一般からは許されないということがわかっているからでしょ?

 

 

でも無くせない。なぜ?

 

 

それは、今親方になっている人たちのかなりの多くが、

 

 

相撲協会の理事を務めている方々のかなり多くが、

 

 

実際に行ってきたから。

 

 

行っていながら、それをひた隠しに隠してきたから

 

 

 

だから今更。

 

 

自分たちの「罪」を

 

 

 

認めたくないから。

 

 

八百長は大相撲の発展の歴史にくっついたかたちで続いてきたもの。歴史なら堂々と公にしてやっちゃえよ!

 

 

でもそれで世間が

 

 

 

納得するかな?

 

 

 

という話。

 

 

 

伝統文化は時代の流れとともに、変わるべきところは変わっていかなきゃならない。そうでなければ潰れていく。

 

 

大相撲、潰しちゃっていいの?って

 

 

 

話だね。

 

 

 

貴闘力氏の活動が、少しづつ少しづつでも

 

 

確実に広がっていくことを。

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【いぎなり探検隊】エンドーチェーン公式ジャス

2022-10-29 05:01:59 | いぎなり

 

 

 

 

仙台ではジャージのことを「ジャス」と言うそうです。

 

 

 

東北民なら大概は知っているデパートチェーン、エンドーチェーンと東北産とのコラボジャスの宣伝ポスターを撮影しようという企画。藤谷美海と桜ひなの、東北産屈指のボケコンビに任せて大丈夫か!?

 

 

見よ!これが東北産の「笑い」の実力だあ!

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いよいよ!

2022-10-28 04:36:32 | 日記

 

『仮面ライダーBLACK SUN』ワールドプレミア

 

本日よりAMAZON PRIME VIDEOにて独占配信開始!

 

 

 

 

 

『天間荘の三姉妹』のんスペシャルインタビュー

 

本日より全国東映系劇場にて公開!

 

 

 

ワクワクするぜ!

 

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いぎなり東北産に「おめでとう」コメントが続出

2022-10-27 04:46:29 | いぎなり

 

東北を拠点に活動するアイドルグループ・いぎなり東北産に「おめでとう」のコメントが続出。

東北を拠点に活動するアイドルグループ・いぎなり東北産に「おめでとう」のコメントが続出。

どうも!仙台つーしんのずんだです!東北を拠点に活動するアイドルグループ・いぎなり東北産に「おめでとう」のコメントが続出しています。東北を拠点に活動するアイドルグ...

仙台つーしん

 

 

 

 

日本テレビ系列で放送している深夜枠の番組、「バズリズム」の11月のオープニング・テーマとして

 

 

我らがいぎなり東北産の曲、『メタハンマー』が選曲されたそうな。

 

 

「バズリズム」なんて番組、知らなかった。深夜番組なんてめったに観ないからね。地上波ってこともあるし、今回初めて番組名を聞きましたよ。

 

 

 

有名な番組なの?これのオープニング・テーマに選ばれるって、そんな凄いことなの?

 

 

今一つピンとこないんだが、まあそれでも、在京キー局の番組のオープニング・テーマだからね、地方アイドルとしてはかなりの出世(?)と言っていいのだろうか。

 

 

少なくとも、悪いことではない、ことは確か、

 

 

か。

 

 

 

やれやれ、私も素直じゃないね(笑)

 

 

 

何はともあれ、東北産の周辺が色々動き始めてる。これは

 

 

悪いことではない、ね。

 

 

 

まったく、素直に喜べよ、俺!(笑)

 

 

 

行け!行け!東北産。

 

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