問わず語りの...

流れに任せて

多賀城碑、国宝指定へ。

2024-08-31 04:06:19 | 歴史、民俗

 

多賀城は神亀元年(724)に、大野東人によって設置された、奥州の政治と軍事の拠点で、九州の太宰府と並ぶ「遠の朝廷(みかど)」と称された重要施設でした。

 

 

多賀城碑は多賀城の南門傍に設置された石碑で、762年に多賀城が修復されたことを記念して建てられたもののようです。

 

 

貴重な歴史的資料であり、かの徳川光圀の提案により覆堂が設置され、今日まで大切に管理されてきました。

 

 

私も仙台に住んでいた頃は何度も多賀城史跡を訪れ、この多賀城碑を飽かずに眺めていたものです。その後史跡の裏側にある陸奥総社宮に詣でるのが定番パターンでした。懐かしいです。

 

 

あの多賀城碑が国宝に。なんとも感慨深い。

 

 

多賀城史跡では現在、南門の再建工事が行われており、来年完成予定とか。再建が成ったら

 

 

久しぶりに多賀城史跡を訪れてみようかな。

 

 

もちろん、陸奥総社宮にも。

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Deep Purple - The Battle Rages On (from Come Hell or High Water)

2024-08-30 08:06:14 | メタルを聴け!

 

 

 

 

ディープ・パープルのメンバーの変遷はめちゃめちゃ複雑で、憶えるのが大変!まっ、憶えなきゃいいって話もありますが(笑)。

 

 

1976年に1度解散したディープ・パープルでしたが、1984年に第2期(黄金期)のメンバーにより再結成されます。

 

 

しかしヴォーカルのイアン・ギランとギターのリッチー・ブラックモアとは元々仲が悪く、結局イアン・ギランは1989年に解雇されてしまいます。

 

 

後任に迎えられたのは元レインボーのヴォーカリストで、リッチーとは旧知の仲のジョー・リン・ターナー。ジョーとリッチーとの間の関係は良好でしたが、今度はリッチー以外のメンバーとジョーとの仲が悪化してしまいます。

 

 

結果ジョーは1992年に脱退。その後任に迎えられたのは、なんと!

 

三度目のイアン・ギランでした。

 

 

リッチー以外のメンバーとイアンとは仲が良かったということもあり、リッチー以外のメンバーの総意だったようなのですが、面白くないのはリッチーです。リッチーの中での不満は大きくなるばかりでした。

 

 

1993年に『Battle Rages On』アルバムを発表し、ツアーにも参加するものの、その年の内に脱退。リッチーは2度と復帰することはありませんでした。

 

 

さて、上に貼ったのは、そんなリッチーとイアンが最悪な関係の時期のライブです。イアンがピョンピョン飛び跳ねたりと、動き回っているのに対し、リッチーはほぼ定位置でほとんど動かず、演奏することに没頭しており、お互い目を合わすこともない。

 

 

なんだか、独特な緊張感が漂っていますね。

 

 

ライブ自体は非常に引き締まった良いライブだと思います。そういう点は流石ですね。

 

 

紆余曲折あったものの、ディープ・パープルもリッチー・ブラックモアも引退することなく音楽活動を続けています。

 

立派なものです。

 

 

リッチーとイアンは近年仲直りしたらしい、という情報も流れています。人生色々ありますが、好きなことを続けられてきたんだから

 

 

なんだかんだ言っても、幸せな人生ですね。

 

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Ribbonと玉井詩織と山本八重

2024-08-29 04:12:08 | 日記

 

のん脚本、監督、編集、主演の映画『Ribbon』がボリビアで無料上映されるそうな。

 

 

国際交流基金主催。外務省所管の独立行政法人だね。一体どんな背景があるのか知らないけど、いずれにしろ

 

 

”世界”の、のんになってきているねえ。

 

 

 

 

 

 

 

 

主演は奈緒さん。玉井さんは主人公の”明るい”友人役だそうな。うん、ピッタリだ。

 

 

玉井さんは主役より脇役の方が会っている気がする。でも主演作も観てみたい気もする…どっちやねん!(笑)。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

綾瀬はるかさん、ほぼ毎年会津まつりに出演されていますね。

 

 

『八重の桜』、綾瀬さん生涯の代表作になったね。

 

 

良い作品だもの。

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ザシキワラシの話を少し

2024-08-28 03:49:22 | 歴史、民俗

ザシキワラシは主に岩手県に伝承される話で、秋田県や青森県などの近隣には伝わっていないようです。

 

 

ザシキワラシが居る家は繁栄し、去ると没落する。家の盛衰を説明する一つの装置として、ザシキワラシが設定されていた面も否定できないと思う。

 

 

ザシキワラシの”正体”については様々な説があり、またその姿も一定してはいません。絣の着物を着た女の子の姿で語られることが一般的ですが、男の子という話もあり、武将の姿をしていると伝えるところもあるようで、要するに見る人によって姿が変わるということでしょうか。

 

 

昔の村落共同体では、飢饉が長く続くと、生まれたばかりの赤子を間引きすることもあったようです。

 

間引きされた赤子は、お墓には埋葬されず、家の土間や台所などに埋められたといいます。

 

 

その間引きされた子供たちの魂が、家の中を彷徨う。それがザシキワラシだ、

 

 

なんて伝承もあるようです。

 

 

家の神様、幸運をもたらすなんて面ばかりじゃない。ザシキワラシ伝承には、村落共同体の闇の側面も反映されている、ともいえるのではないでしょうか。

 

 

 

そんな事どもを考えると、ね

 

 

ザシキワラシに会って、幸運を貰おうだとか、そんな”欲望”を持ってザシキワラシに会いにいくとか、そういうのって

 

 

なんか違うような気がする。

 

 

パワースポット巡りと同じだよ、きっと

 

 

ロクなことには

 

 

 

ならないね。

 

 

 

 

幸不幸は自分自身が作り出すもの。なにかに頼って幸福になろうだとか

 

 

そういうの

 

 

 

よくないよ。

 

 

 

【仏神を敬い仏神を頼まず】この宮本武蔵の言葉を胸に

 

 

人生を歩んでいきましょうね。

 

 

 

見えるものにはもちろん、見えないものに対しても、謙虚さをもって接し、敬意と慈しみの想いを忘れずに、決して

 

 

私的欲望をを持って接しないように。ホント

 

 

ロクなことには

 

 

 

ならないですよ。

 

 

 

絶対。

 

 

 

 

 

 

 

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映画『ミンナのウタ』

2024-08-27 04:11:56 | 映画

今年の7月に公開された、清水崇監督作品『あのコはだぁれ?』がかなり評判が高かったらしい。

 

私は観ていないけれども、内容を聞いてみると結構おもしろそうだなと、思い

 

 

この作品、どうやら続編らしい、ならば、第1作目と言える作品を観てみようか、ということで

 

 

観ましたよ、『ミンナのウタ』

 

 

 

 

閲覧注意!

 

 

 

GENERATIONSのメンバー全員が本人役で出演!とか、そういうことには関心なかったですが(笑)なかなか上手く出来ていましたね。

 

 

清水監督というのは『呪怨』の昔から、怖いシチュエーションを重ねて行くと言う演出で恐怖を見せていくのですが、そのシチュエーションそれぞれには、あまり一貫性がなかったりするのですよね。

 

作品によってはやりすぎるというのか、お化けさんたちは何故こんな面倒くさい怖がらせ方をするのか、よくわからないとか思えてきて、私としては興冷めしてしまうことがままありました。

 

 

今作でもその傾向はあるのですが、それでも過去作に比べたら抑えが利いている感じ。監督も経験を積んできた中で、匙加減を知るようになったのかな、なんて

 

 

偉そうなこと言っちゃいました、すんません。

 

 

30年前にラジオ局に届いた1本のカセットテープに録音されていた、謎の鼻歌。

 

 

そのテープを聴いた者たちに起こる怪異。

 

 

怪異に巻き込まれる者たちをGENERATIONSが演じ、そのマネージャー役に早見あかり。

 

 

怪異を追う探偵役にマキタスポーツ。最近売れてます。

 

 

そして、30年前にテープを送った中三少女、高谷さな役に、穂紫朋子さん。舞台挨拶の映像を見たのですが、普通の10代の少女です。当たり前ですが(笑)。

 

 

しかしその演技、なかなかに怖い。これは貞子や加椰子に続く新しいホラー・クイーン登場かも。

 

 

 

うん、続きが楽しみになってきた。『あのコはだぁれ?』配信になったら観てみよう。

 

 

 

 

 

本気で言います、閲覧注意!!

 

 

 

古来より日本では、異界との接点が想定されていました。

 

 

いくつもの道が交錯する辻、川や橋。あるいは井戸。

 

坂道や峠道。村の境界など、”こちら”と”あちら”を繋ぐ場所は、異界との接点でもある。

 

 

こうした観念は、かたちを変えつつも現代まで繋がっているようです。

 

 

あちらとこちらを繋ぐトンネルと怪談話は切っても切れませんね。

 

 

あるいは電車。電車に乗ったら自分以外乗客はおらず、車掌や運転士の姿も見えない。

 

 

そして着いた駅は、まったく見知らぬ駅…。

 

 

 

怪談というのはある種、民族の精神性と繋がったものです。だから時代は変化しても、その根底には変わらず継承されているものがある。

 

 

怪談話から民族あるいは民俗の連続した精神性を探るというのも

 

 

一興ですね。

 

 

 

ところであなた

 

 

今、後を振り向いてはいけませんよ

 

 

 

何故って…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コメント (3)
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