新・眠らない医者の人生探求劇場・・・夢果たすまで

血液専門医・総合内科専門医の17年目医師が、日常生活や医療制度、趣味などに関して記載します。現在、コメント承認制です。

社会保障費の無理な抑制は避ける:社会保障費や教育の重要性を考えたい

2009-06-24 00:26:30 | Blogを書く理由

こんばんは

 

先程帰ってきました。今日も割合落ち着いた日々でした。ただ、同種骨髄移植のDay0だったので、それの対応に先ほどまで残っていました。

 

若干疲れが残っているので、ささっと記事を書きますが今日のTopicsは「宮崎県知事の総裁選出馬話:断るため?本気?: http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090623-00000136-jij-pol」と「埼玉県の研修医がインフルエンザに感染:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090623-00000001-cbn-soci」というような話だと思うのですが、「おやっ?」と思ったこの記事を紹介します。

 

社会保障費「無理な抑制は避ける」-与謝野担当相

6月23日23時27分配信 医療介護CBニュース

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090623-00000010-cbn-soci

社会保障費「無理な抑制は避ける」-与謝野担当相  

 

与謝野馨財務・金融・経済財政担当相は6月23日の臨時閣議後の記者会見で、政府が同日、「基本方針2009(骨太の方針)」を閣議決定したことに関連して、社会保障費の「無理な抑制は避ける」としながらも、「2011年度に(5年間)累積した自然増の1.1兆円を抑えることは『骨太の方針06』から変わっていない」と述べた。  

 

「骨太の方針09」で社会保障費2200億円の自然増分の抑制は撤回されたのかとの質問に対し、与謝野担当相は「『骨太の方針06』には幾つもの弾力条項があり、社会状況や経済状況に応じて対応することになっている」などと説明した上で、「撤回したという感じではない」と述べた。 

 

また与謝野担当相は、22日の自民党役員会で、来年度の予算はあくまでも「骨太の方針06」の方針を崩さないことを前提とした上で、社会保障の自然増はそのまま認め、その一方で無理のない範囲で節約に努めるが、節約の目標は示さないと説明。節約できた分は社会保障の分野に充てる考えを示し、了承されたとした。 

 

さらに与謝野担当相は、「与野党を通じて、無理な抑制はやめてくれというのが国会のコンセンサスだと思う。医療や介護の現場を考えながら、抑制はするが無理な抑制は避ける」と強調しながらも、「2011年度に(5年間)累積した自然増の1.1兆円を抑えることは『骨太の方針06』から変わっていない」と述べた。 

 

また、「特に社会保障分野の自然増は予算上、手当てをしなければならない。たとえ借金をしてもやらざるを得ない」と、赤字国債の発行についても言及した。 

 

今後の財政健全化目標への影響については、「財政健全化目標に最大の影響を与えたのは税制の落ち込み。現在の経済状況が続くと、現行税制の下では、そう大きな歳入は期待できない」と述べるとともに、「医療や介護の現場の声を聞かざるを得ないのは政治の現実だが、歳出改革が緩むことはあり得ない」とした。

--------------------------------

どっちなのかな~と思うところです。

 

できるだけ抑制するけど、2200億円とは決めません…ということなんでしょうけど・・・・・・借金してでも社会保障分野の自然増はどうにかしないといけないと言いながら、基本的には抑制する・・・・。

 

申し訳ないですが、意味がわからないのですが?

 

 

ということで、これに関しては話を終わります。

 

話は少し変わりますが、移植をした方は若い方なんですが、骨髄を入れている最中にこんな質問をされました

 

「北朝鮮やイランって悪い国なんですかね?」

と。

 

僕は

「日本は経済大国のひとつとして『技術支援』とか『経済支援』というのをやっています。日本は国際封鎖をかけられたらそれすら危うくなる国ですが、人や技術がなくなるわけではないです。そう言う意味では強さがあります

 

北朝鮮に関しては国際社会でまともに切れるカードがない。純軍事的にもまともにやったら日本にも勝てないかもしれない。だから、国際社会で渡り合う上で『核』というカードが必要なんでしょう

 

因みに将来もっとも発展するのはおそらく中国とインドだと思います。理由は・・・」

 

という話をして、その他いろいろ話をしていたら…戦争やテロの話になりました。

 

僕は戦略や戦術が好きなので

「狙うのならばそこではなくて、○○と××と・・・・でしょうね。重要なのはハートランド。最重点目標・・それは人であっても地域であってもシステムであってもよいのですが、それを抑えれば機能麻痺したりする場所。それをわずかな時間差ですべて押さえます。

 

それに今、麻○総理が襲撃されても・・個人が攻撃対象かもと思うかもしれないですけど、そこがテロにあったら日本国民はおそらく『国民全体』が攻撃されたと考えると思いますよ」

 

そんな危ない話もしていました。

 

話の内容はどうでもいいのですが、日本の政治・経済・国民生活における「ハートランド」ってなんでしょうかね

 

僕は技術革新と教育だと思っています。そしてそれらを支えるのは医療と社会福祉・・・。

 

そこができたときに経済が再び・・・ですかね。

 

今のエコの時代に「電気自動車」や「ハイブリッド」が出てきたように、時代が技術や新たな考えを求めていると思います。

 

目先ばかり見ずに10年後、20年後を見ると「教育」があってはじめて国が発展するでしょうし、教育を成り立たせるためには「医療・福祉」が必要だと思っています。

http://blog.with2.net/link.php?602868

人気ブログランキングへ←応援よろしくお願いします

なかのひと 

そこが成り立てば経済はおそらく後から付いてくるのではないでしょうか?

それでは、また。

コメント (6)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ドイツの医療保険の何に懸念? | トップ | 日本の年金はOECD下から2番目 »
最新の画像もっと見る

6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
たまに・・・ (J)
2009-06-24 16:58:56
先生、お疲れ様です。
私のブログにも北朝鮮について先日書きました
http://regrus.blog.ocn.ne.jp/drowse
日本の報道は海外のことに関しては殆ど載せませんね。で、結局英米のニュースで情報見ています。ところで、政治がこんなに混乱しているときにお隣がおかしなことをしたらと思うとぞっとします。生物兵器も沢山所有しているとか。インフルでこれだけの騒ぎですからエボラ出血熱なんて対応できるのかしら?
返信する
お疲れ様です (アンフェタミン)
2009-06-24 21:35:53
>Jさん
こんばんは、コメントありがとうございます

日本の報道、確かに外の情報は少ないかもしれませんね。

生物兵器に関してはいろいろ問題がありますが・・・・エボラだったらどうしようもないですね。感染した人がどんどん亡くなっていくでしょうし、やれることは感染拡大を防止することくらいでしょうか

既存の生物兵器であれば・・・恐らく日光にあたっているうちに感染力が低下していくのでしょうけど・・・エボラはなぁ・・・

「ゴルゴ13」という漫画がありますが、あれでは結成を持ったサルを見つけだして、自分で注射していましたね・・・。

いくらなんでも無理だろうと思いましたがw

また、コメントいただければと存じます
返信する
だからこそ (arc)
2009-06-25 13:06:31
本当の米百俵の精神が必要なのです。
間違ってはいけないのは、米百俵は痛みに耐えることではなく、将来のためのことだということです。
返信する
米百俵 (アンフェタミン)
2009-06-26 00:05:48
>arcさん
こんばんは、はじめまして。コメントありがとうございます

米百俵の精神、いい言葉ですね。
僕も好きです。将来のために、今を辛抱し・・努力することは。

将来の日本のために・・・後世に「良い国」「良い教育システム」「良い社会福祉制度」を残せたら良いと思います

また、コメントいただければと存じます
返信する
逆に (taieki)
2009-06-26 07:16:20
>麻生総理が攻撃

 逆に、福岡辺りでなら人が1000人単位で死んでも、東京の人から見れば日本全体が攻撃された様には思わないでしょうね。

 医療崩壊も同じで、東京、それもマスコミや政界人が使うブランド病院で医師の大量辞職が無い限り、改善が必要だと危機感を共有される事は無いでしょう。
返信する
そ、それは・・・・ (アンフェタミン)
2009-06-27 13:42:57
>taiekiさん
こんにちは、コメントありがとうございます

福岡でテロがあったときの話はともかく、確かに東京などのブランド病院での崩壊が起きないと改善が必要だと思われないかもしれないですね

医療崩壊し尽くしてから・・・気がつくのかもしれませんね。
いろいろ考えてみると・・・結果を見てから非難することの方が多いですから・・・日本人って・・・

また、コメントいただければと存じます
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

Blogを書く理由」カテゴリの最新記事