こんばんは
今日も一日論文探しと実験計画作りにいそしんでいました。論文も50本前後読みましたが、いろいろとわかってきました。今は教授が国際学会で不在なので、帰国されたら実験計画などを相談したいと思っています。
まぁ、他の先生とは話をして、いずれにせよ面白くなりそうだと自分でも思っています。
さて、先程りーさんへの返信にも書きましたし、実は昨日学生さんにも言ったことですが・・僕がいつも思っていることがあります。
医師は患者さんを治療しているのであって、検査結果などを治療しているわけではない。
昨日のカンファレンス(終わったのはけきょく11時半ころだった…夜の)に来ていた学生さんにいろいろ教えながら
「あくまで今、医師としての勉強をしているのは患者さんの力になれる医師になるためであり、そのためには患者さんの話(問診)と診察である程度の診断予測を立てなくてはならない(検査前確率)。その上で、確率の高い疾患の診断をするために検査を行い、検査結果から診断をつけて、治療を始める。検査前確率が低ければ、どれほどよい検査でも偽陽性や偽陰性が多くなるし、そもそも検査計画も立てられない。だから、勉強し続けなくてはならない」
と言いました。
ちなみに別の後輩(研究に来ている)にも
「研究をする上で欧米のように医師は臨床、研究者は研究…の方がそれぞれを極められるかもしれない。ただ、両方を知ることによって患者さんのためにこの研究がどう役に立つのか・・・。それがわかるのが臨床も研究もする人間だと思う。僕はあくまで自分のやる研究がどのように患者さんの役に立つかを考えながら研究をしたい・。将来患者さんの役に立つ、臨床につながる研究(Translational research)をしていきたい」
と言いました。
まぁ、そんなことを思いながら久しぶりに研究再開です。
明日も少しだけ実験室に顔を出してきます。
いつも読んでいただいてありがとうございます。今後もよろしくお願いいたします。