新・眠らない医者の人生探求劇場・・・夢果たすまで

血液専門医・総合内科専門医の17年目医師が、日常生活や医療制度、趣味などに関して記載します。現在、コメント承認制です。

年末年始も医師集め

2008-12-30 19:59:38 | 医療

こんばんは

 

今日は血液のバックアップということで病棟に張り付いておりました。一人油断が全くできない状態の方がいるのが一つと、油断はしていないけど動きがある方々が数名+年末年始外泊可能な方々の外泊の指示、退院可能な人の退院の指示などを出しながら…気がつくと19時だった・・・。

 

あぁ、結局こうやって年が終わっていくな~と思いながらBlogを書いております。

 

さて、今日はまず3つの記事を紹介します。それぞれ医師不足解決のためにやっていることです。

まずは毎日新聞の記事からです

<雑記帳>千葉県が情報誌発行 医師や看護師目指す学生向け

12月29日19時26分配信 毎日新聞

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081229-00000038-mai-soci  

若い医療従事者を呼び込んで医師不足を解消しようと、千葉県は医師や看護師、介護福祉士を目指す学生向けの情報誌「Triage(トリアージ)」(A4判24ページ)を発行した。  

県内の病院で働く先輩医師のメッセージや、「千葉ならではの充実のアフターワーク」としてサーフィンやゴルフを楽しむ看護師を紹介。県出身の芸能人も「自然も食も最高」と魅力をアピールする。  トリアージは大事故の現場などで治療の優先順位をつけること。配布先は、関東・甲信越の大学、専門学校で4万部を予定。「来てくれる人が多そうな所を優先して効果的に」と県の担当者。【斎藤有香】

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なんかTriageという名称が気になりますが、もっと別の単語はなかったものかと・・・。来てくれる人が多そうな所を優先して効果的にということですが、これは雑誌を配布する場所なんでしょうか?

Triageの意味がなんか違うような気もしますけど・・・・

 

ただ、試みとして「地域の違い」を引き立たせようというのは面白いかもしれないですね。

 

続きます。

出水市:医師確保の“特効薬” 常勤医に研究資金--1月から新制度 /鹿児島

12月30日15時1分配信 毎日新聞

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081230-00000167-mailo-l46  

出水市が運営する出水総合医療センターの医師不足解消策として、常勤医に研究資金を貸与する新制度が1月1日、施行される。貸与資金は、同センターに所定の期間勤務すれば返還免除の特典があり、医師確保の“特効薬”と期待される。 

関係条例は、市議会12月定例会で可決、成立した。研究資金は09年1月1日以降、同センターに勤務する常勤医師が対象。2種類あり、100万円の資金を受けた場合は2年以上、200万円だと3年以上それぞれ勤務すると返還は免除される。 

センターでは、常勤の内科医が05年度に10人いたが、相次ぐ退職で09年1月には2人に激減するなど、医師不足が深刻化。市は医師確保緊急対策本部を設け、医師確保の優遇策を検討していた。【馬場茂】

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このような方法も一つのアイデアではあると思います。因みにこれって臨床研究ですよね? 研究室でやるような研究、試薬の代金だけでもあっという間に100万とんで行ってしまう・・・。

 

ただ、人を集める方法としてこのようなものもあるかとは思います。

 

少し前の記事ですがこちらも面白いですよね

「医師確保」に向けて医学生が提言

12月26日8時4分配信 産経新聞

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081226-00000009-san-l20  

地方の医師不足解消の一助になればと、東京などの医学生らが25日、自分たちの考える医師確保策を長野県幹部らに対して提案した。  医師の転職情報サイトの企画として実施。医学生9人が板倉敏和副知事や県議らを前にプレゼンテーションを行った。  

「長野の医療を元気にする」と題した発表では、志のある若者を呼び込む策として「県内の名医を映像にしてネット配信しては」と提案。「給料をアップして呼んだ医師は長続きしないが、情熱で呼び込んだ医師は定着するはず」と力説した。  

また、出産後、仕事を休んでいる女性医師に長野に来てもらうため、「教育県」「豊かな自然環境」という恵まれた育児環境をアピールする-などとするアイデアを披露した。

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この最後の教育などの生活環境の良さをアピールするというのがいいですね。

 

僕はこのアイデアは非常に面白いと思います。

 

意外と無視されているのが「生活環境」や「育児環境」「教育環境」などではないかと思っています。

 

それをアピールした上で、それをさらにメリットとして際立たせる策を練れば成功するかもしれないと思っています

http://blog.with2.net/link.php?602868

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なかのひと

それでは、また。

コメント
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