つづけます
もう一つ考えていたこと。当然、日本の医療に関してです。
もう、僕の人生は「医療」からは離れられなくなっていますね。
臨床現場の最前線に復帰して思うのは、やはり医者は少ないということ。
土曜日、日曜日働いているのは当たり前。別に自分で「少しは休みたいものだ」とは思いませんが、まともな勤務状況ではないですね。しかし、土日動かなかったら・・・人が死にますから。
先ほどの記事を書いている途中も研修医から3回電話がありました。休めよ、研修医・・・。
とりあえず、確認を一つ一つさせていますが、これでだめなら「久しぶりに落ち着いている~」と思っている今日ですら夜も病院行きですよw
まぁ、患者さんがいるのだから行くのは別にかまわないのですけど・・・。
さて、こんな話をしているうちにまた電話がありました。状況は確認できたので指示をしました。あとは明日までにどういった反応があるのか。
彼にはいい経験にはなっているでしょう。すべての分野の様々な問題が出てきていますし、全身管理の勉強にはもってこいですからね血液内科は・・。
それはさておき、このような状況が日本の医療の現状です。
この日本の医療を変えるべく動いている様々な先生方と、その医療現場を守るべく医療の最前線で働き続けている書く先生方に尊敬の念、感謝の念を持ち続けております。 (研修医の時に「これでは日本の医療はまずい。変えなくてはならない」・・・と思い、はじめたBlogが一時期は2000~3000アクセスも一日にいただくようになり、新Blogに移行した今でも1000アクセス近く(ときにOver)あることに感謝の念はたえません。また、このように活動範囲が広がったことにも驚きを隠せません)
さてその中でも、全国医師連盟は新組織ということもあり、勢いはあります。創立期というものは様々な優秀な人材が集まっていますので、様々な目標、様々な活動をされていると思いますが、やはり日本の医療を思いながらどうしたものかと思うところはあります。
例えば労働環境に関してです。 医者の労働環境、前線に近ければ近いほど最悪です。
自分で言うのもなんですが、僕は「眠らない医者」を自称するようにおおむね3時間睡眠でOKですし、4時間~4時間半あれば完璧です。
そんな僕でも疲れますしね。
普通はある程度睡眠時間は必要だと思いますし、それ以外にも休憩時間は必要です。
僕のような感じでパタパタ動いている人間は少ないのかもしれませんが(3名で血液診療している・・。しかも患者数28名・・一泊入院除く・・・)、それぞれの診療科で忙しく多くの医師が働いております。
「患者さんの診療」をベストの状態で行うためには一人一人の患者さんに掛ける時間が必要です。また、医師一人一人がベストの状態になれるように休養がとれる体制でなくてはなりません。
国民一人一人の健康よりは「国の予算が大事」という日本という国ですから、医師も増やさないし医療スタッフも増やさない、何も考えていない。金になりそうにないから教育にも金をかけない・・・という問題はあるのは仕方がない。(もはやダメだろう、この国・・・。)
全医連で言っている「患者さんのためにも診療環境を整える」というのはよく理解ができるのですけど・・・。
現実に労働基準法の範囲内では臨床業務はできないだろうな・・・。そんなことしたら、日本の医療は崩壊まっしぐらだし。
大学病院で労働基準法の中だけで働いている医者は数えるほどもいないのではないだろうか?いや、いるわけがあるまい・・・。
ただ、せめて労働基準法を無視して働いていることに関して何らかの手当てや、労働条件を改善するための様々な改革は行うように国や厚労省などに働き掛ける必要はあるのだろうと思います
http://blog.with2.net/link.php?602868
人気ブログランキングへ←応援よろしくお願いします
そういう意味でどのような改革へのアイデアを出していけるのか。そこに注目(期待)しております。
僕は毎回言っておりますが、労働基準関係よりは「医学教育」「医局改革」「臨床教育」に興味を持っていますし、そこに関してはいろいろアイデアを持ちながら働いております。
僕が何かをする時が来るのかしら?
さて、明日も病院で働いてから、もしかすると学生時代にお世話になった人がこちらに来ているということで同級生が集まる飲み会に参加しているかもしれません。
病棟で何もなければですけど。
それでは、また。