新・日記どす(DOS)

写真は「ビートルズ」のヘルプごっこ(笑)~音楽からB級スポット訪問記まで、幅広くいろんなことを…笑いをこめて…綴ります~

「ナイトカフェ弾き語り」で「高橋研、2022・続・はじまりの旅~春~」ツアー2日目…高橋研さんのライブ!

2023-08-18 05:23:49 | 高橋研

高橋研ライブツアー

「2022・続・はじまりの旅~春~」ツアー

怒涛の5日間で、4日のライブ

もう60代半ばにしても、元気いっぱいの高橋研さん…のはず??

というのは、初日のサンダンスでのライブが終わった翌日は、早速オフ日…

ゆっくり温浴施設で、ふにゃふにゃになってまして、温浴施設で揉まれまくってて…元気さを、おそらくパワーを取り戻した、回復したと思われる高橋研さん

 

万全のコンディション???で

今池の「ナイトカフェ弾き語り」へと

2021年に続いて、2年連続のここ「ナイトカフェ弾き語り」でのライブ

もう高橋研さん、リハの段階から、一緒にどんな昭和歌謡をセッションで歌おうかなんて、お店にあるギターの歌本、「フォークソング大全集」を取り出して、アンコールセッションの曲をあれこれ、考えてる

そう、ここ「ナイトカフェ弾き語り」では、まさにここ限定で、ロックではなくて、「フォークシンガー高橋研」がみられる、貴重なハコなんだな

川沿クタ子さん、石浦雄二さんのライブで温かくなったこのハコで

休憩挟んで

 

ではでは、「フォークシンガー高橋研」さんのライブレポをば早速…

 

まずは、寒い夜にぴったりの曲

「雪の月光写真師」から

若林純夫さんのカバー曲

私は、若林純夫さんは実は知らないけれど、美しいメロディと印象的な歌詞、まさに、のっけから「フォークシンガー高橋研」ここにありって感じで、イイ感じ

「太陽の季節」

躍動的なリズムに乗って、自然発生する手拍子

タイトルからして、昭和の匂いがぷんぷん!!

そんな曲調だけど、パワーが感じられるこの曲…

♪太陽の季節がもうすぐやってくる 世界を変えるのさ その日がくるさ~

この曲を覚えて口ずさんでいれば、そばにいるかも知れない新型コロナウイルスを、ぶっ飛ばすことができるような…

自己紹介を含めて、開口一番のMC

おととい、刈谷でやって、一日空いて、今日名古屋だけど、久しぶりに人前で刈谷で歌ったこと

コロナ禍のため、なかなかライブも思うようにブッキングすることができなくて、久しぶりに人前で歌ったから、非常に疲労困憊、疲れ果ててしまっていると、笑いながら

「そこそこ歳なんですよ…そういうのもあって、本当に、もう歌いたくないと思えるほどの疲れ方をしまして…なので、昨日はコーディネートしてくれてる土性くんに連れて行ってもらった日帰り温泉、そこでマッサージをされ、英気を養って、夜、7時半には寝ました…その代わり、3時半には起きましたけど、なんか休んだのか休んでいないのかわからないような感じですが、まあ、刈谷が終わった後の疲労感に比べたら、今日は元気…あの時は、ライフがほんのちょっとしか残っていなかった…後一撃パンチをもらったらKOという感じだったんですけど、今ちょっと78パーセントくらいまで回復してきましたんで、みなさん、最後まで頑張って楽しみましょうね…一時はどうなるかと思ったんですけど、なんか回復してきましたんで、できる限りたっぷり歌いたいと思います…最後までよろしく」とご挨拶のMCの後には

「キースの胸で眠りたい」

しっとりと、強弱、ちょっとした静寂も含んだメリハリのあるこのメロディー、そして研さんの唄声に惹きこまれる

「みつめていたい」


♪~愛がなきゃダメさ~夢がなきゃダメさ~♪

…のサビに一気に…



ふと初めて
研さんの
この歌を聴いた大阪の夜のことをふと思い出した…


他にも…松阪…武生…京都、近江八幡などなど…



この唄を聴きながら…

研さんを見つめてて…

ここ数年間、研さんと旅した
いろんな街の風景が思い出されて

自然と
感動がこみあげてきて…目頭が…
思わず…熱くなる

唄い終えてのMC

名古屋は好きなんですよ…と研さん

どこの街へ行っても、そう言ってる訳ではないと

いつも思うけど、名古屋飯はステキだと、何を食べてもフィットする…なんか、ちょっと貧乏くさいところがいいと、何かと味噌を使うかあんかけで誤魔化すか…そういう庶民的なところがいいと

「飯だけでなく、歩いている人も都会的だけど、ちょっと庶民的でもあり…なんだか「庶民的」に拘っているね…それが、俺のハートにフィットする訳…東京に住んでいるけど、わりと郊外の方に住んでいて、すると街の真ん中へ行く用事とかなくなる訳じゃないですか…そういうのはよくないなと思って、歯医者は青山、病院は銀座にいっている…そういうことをしないと行かなくなるから…と、自然思考で庶民思考なものですから、銀座を歩いていると落ち着かない…なんか、ふわふわして、俺の街じゃないなって思う訳…」

青山の歯医者は凄くて、有名人もいっぱい、そこに通っていると…そこに通っている有名人の名前を出しつつ、そんな芸能チックなところなんですけど、行かないと…

「普段から立ち食い蕎麦だったりラーメンだったり食べてる訳だけど、時々フレンチとかイタリアンとか喰わないと忘れてしまうしな…」

と、一応、両方知っておきたいというのがあるけど…と語りながら

唐突に

「もう、しんどいわ!たぶん、行かないでしょう!…笑…もう、庶民派で行こう!と思っているので、だから名古屋は落ち着くって…馬鹿にされてる感じになる??銀座とか青山にない風情があって、歩いてて落ち着く感じがあるよね…だから、名古屋が好きです…あんまり褒めてなかったらゴメンね…でも、好きなんだよ!わかってくれ!この気持ちを!!名古屋って本当、友達も多いし、この店は、3度目、4回目??ほら、誰もわからない…こういうところも好きなんだよ…名古屋は適当な、庶民的な…笑…俺は3度目のような気がするけど…3度目だよね…ここも落ち着く感じがするし、ちょっと親戚の街に帰ってきたような気分にさせてくれる街です…こんばんは、名古屋のみなさん!」

(客席拍手喝采)

近代化が進んで
街並みが変わってしまった街
新宿のことを歌った

「金色のライオン」

描かれる心象風景には…
新宿の…都会の中の雑踏のなかで
…賑やかな風景とは反比例して…
その片隅で…生きながらも
そこに描かれる女性は、なんか切ない…
…でも前向きで…そこがなんとも素敵な…

そんな心象風景が…

研さんの歌声で…
心に浮かび上がる…


…もう…新宿に行くたびに…
自然と…いつのまにか
口ずさんじゃってる大好きな曲…

♪新宿も もう変わっちゃったね 僕らが知り合ったあの頃は
 ネオンサインだってもうすこし優しかった気がする♪


詞もメロディーも
ホント心に沁みる!!
間違いなく…名曲です!!!

「唇にメロディ」

自然発生する手拍子

間奏など、ブルーステイストを取り入れて

加藤いづみさんの透き通った唄声もいいに決まってるけど…これまた、研さんのブルージーな歌声もハマってるんだな…

 

唄い終えて、お客さんに感謝の言葉を

そして、ここにくるとフォークソングを歌いたくなる…店の名前が「弾き語り」っていうのもあるでしょうし、そこに歌本がいっぱいあって、いつもちょっとカバーをしてみようかなと思うと語って

「今日、1曲目に唄ったのは武蔵野タンポポ団と言う人たちの曲のカバーで…俺、自称ロックンローラーなんですけど、ここにくるとフォークシンガーになる感じ…笑…今日、最初に歌ってくれた川沿クタ子さん、石浦雄二さんユニットと一緒にアンコールはフォークソング特集をやるので、アンコールをしなさいね…みなさんフォークシンガーになりますから」と言いつつ

「まだ、歌うメニューを決めてないんだよね…笑」

ここで、話題を替えて、戦争の話

戦争が終わらなくて困ったものですと口火にして

「思った通りだなと感じるのは、たとえば「007」のようなスパイ映画に出てくる悪役のスパイの人たちは、みんなプーチンみたいな顔をしているんだね…そういうのを忘れていたけど、思い出すと、顔に出るのかなってことを今回の戦争で思い出しました…どんなに優しそうなそぶりをしていても、顔はちょっと冷徹な顔をしているよね…まあ、いろんなことを感じない心を持っているんだと思うし、そういう人は世の中に入るよね…私も東北の片田舎で育ったんですけど、中学を卒業したら○○組に入る人もいらっしゃってて、やっぱり話してもわからない人たちがいるのは、世の中、常じゃないけど、そういうことあるよなって、ちょっと思いますよね…話し合っても戦争は終わらない…まったく立っている位置が違うから理解していただけないと思いますし…」

と語って

「じゃあ、歌いますね…国境なんてなきゃいいという歌を…」

「僕たちの国境」

緊迫感の感じられるメロディアスなサウンドの中のどこかに
切ない雰囲気が漂う…

サビのメロディーは秀悦

メッセージ性の感じられる歌詞は
心に響く!響く!!!

♪国境線を越えて かならず会いに行くよ
国境線を越えて 今すぐ会いに行くよ~


このフレーズが実に印象的で…
いつまでも…いつまでも心に響き渡る…

そして

「三日月に腰かけて」


…で見事なほどの客席との一体感!!
自然発生的な手拍子で…
大盛り上がり!!

唄い終えてのMC

「川沿クタ子さんとも2回目になりますし、雄さんとも2回目なのかな…さっき楽屋で雄さんの冒険談を聞いてまして…」

「ちょっと盛っちゃったけどね…」と雄さん

「まあ、共通の友人がいるってことが改めて分かって凄いな…一世代前の人たちの人生って、それはそれで凄いな…武勇伝、羨ましかったです…みんな、歳をとると、ここが痛いとか、そこが痛いとか、薬を飲んでいますとか、病気、怪我自慢が始まる訳ですけど、私も、そういうMCが増えてまいりました…なるべくそういう話をしないようにと思いますし、ときどきMCで自分のことをオジサンとか…でも、オジサンと言ってしまうのはどうなのかなと思い…とはいえ、そんなふりはしていますけど、実は私はまだまだ若いと思っている…笑…地下鉄とかに乗ると、必ず、そこの車両にいる女性に恋をしてしまうし、まだまだそういう溌溂とした心を失くさずに生きてるなと自分でちょっと思ったりもしているので、そんなふうに死ぬまで生きていこうよと言う歌を最後に唄います」と本編ラストのMCでまとめながら

「その前に、休憩します…笑」と笑わせる研さん

お客さんに手の火傷の件を訊かれ

「油の火傷は怖いね…フライパンから跳ねた油が手にかかってしまって、しばらく感覚がなかったんですけど、やっと皮膚の感覚が戻ってきて…だから大丈夫です…心配をおかけしました…じゃあ、いつまでも若くいこうよ、と言う歌を歌います…アンコールはフォークをやります…アンコールをするように」と本編最後に語って

ラストは

「Forever Young」

懐かしい70~80年代の洋楽テイストのサウンドにのせて…聴いてて心地よい…1年ぶりに会った研さん、疲労困憊と言ってたものの、この歌声全然変わってない…

まさにForever Youngそのもの…

サビのシャウトは、心に刺さりました…

研さん、最高!!

 

ここからはUN

ハコいっぱいに響くお客さんの拍手に応え

高橋研さん「アンコールをやるって言っておいて、待たせては…ありがとう!ありがとう!まだやりたいんだわ!!」

この言葉にお客さんも大喜び

「ありがとう!やるって言って、この後すぐに川沿クタ子さんと雄さんとやろうと思ってたんですけど、1曲だけひとりで、フォークソングを唄います…フォークと言っていいのかどうかわからないけど、僕の子供の頃はアイドルとか演歌の人とか、そういう人たちしかいなかった…そんな中、大地を切り開くみたいな感じで、先輩方が自分たちで音楽を作り歌うというシンガーソングライターみたいな形を日本で広めてくださって、そのおかげで僕たちは歌うことができている…その路上を開拓していってくれた人たちは素晴らしい…音楽を切り開いてくれたし、素晴らしい音楽を残してくれて、先輩たちは素晴らしかったなと改めて思います」と

高校生の頃、この歌を聴いて、ああいい歌だなと思った歌、もう亡くなってしまったけど、南正人さん

「その人の「こんなに遠くまで」と言う曲を一節…一節と言うのがオジサン臭いよね…えー、ワンフレーズ、歌います」と

 

南正人さんのカバーで

「こんなに遠くまで」

正直言うとこの歌を知らなかった私なので、でも、どこかで聞いたことのあるこの歌詞…

どこで聴いたんだろう…どこで、この旋律や歌詞が、聞き覚えがあるんだろう…と研さんの歌を聴きながら、必死に思い出そうとしてました…

あ、思い出しました…こういうふうに、思い出せることが脳の老化防止に繋がるんですよね…私も、まだまだForever Young…笑

RCサクセションのカバーで聴いたことがあるんだー!!

思い出せた時のこの喜びといったら…はい、私、唄の後半はニヤニヤ満足げな表情で、耳を傾けていました…

 

唄い終えて研さん

川沿クタ子さんと石浦雄二さんを招き入れて

研さん、クタ子さんに「大丈夫?」と優しい言葉がけを

「精神的には大丈夫」と答えるクタ子さん

さて、研さんが語る

「今からフォークを歌うんですけど、みなさんご存知ないでしょう??そうでもないんですか?松山千春と思ってませんか…その前にいろんな人がいたんです…最初に歌うのは高田渡さん…高田渡さんは吉祥寺と言う街でずーと住んでいらっしゃって「吉祥寺フェスティバル」というお祭りがあって、そこで高田渡さんのステージをみたんですけど、駅前でギターをもってステージに出てきて、この街のことを「大嫌いだ、こんな街、寺だけ儲けてるんだ、この街は…」って悪態をついていたのが凄く好きで、亡くなってしまいましたけど、彼の歌を」

高田渡さんのカバー曲

「生活の柄」

歌詞の1番は研さんが歌い…

サビのフレーズ、追いかけるフレーズは、クタ子さんと雄さん

 

2番は、これは貴重!貴重!!雄さんが歌う…なんか、人生の荒波にもまれてきて、今ではその俗世間から一歩離れた立ち位置で生きている??雄さんにぴったりの歌詞なのよ…いやあ、雄さんの「生活の柄」最高!!

サビのフレーズ、追いかけるフレーズは、今度はクタ子さんと研さん

間奏は雄さんのギターが彩り

3番は川沿クタ子さん

そして、4番は3人で声を合わせて…

間奏の雄さんの郷愁感が感じられるギター…これがまたぐっとくるんだな…

私、若い頃、全然フォークソングに興味がなかったけど、井上陽水さんと泉谷しげるさんと、遠藤賢司さん、そして、この高田渡さんだけはよーく、若い頃から聴いていたのよ…

この後、急に高田渡さんの「値上げ」が聴きたくなったことを忘備録で…みんな戦争がよくないのよ!!

雄さんには、もっとギターを弾きたかったでしょう、クタ子さんには、お若いのに古いフォークソングはご両親が好きだったの…家の中、こういうのが流れていたの…と尋ねる研さん

「そんな感じでした」とクタ子さんが相槌をうてば

研さん「高田渡の曲が流れる家っていいね…笑」

ここで話題を替えて

研さんが語る

「最近、本を読みまして「プカプカ 西岡恭蔵伝」という本…実は高校時代に一番好きだったのが「ザ・ディランII」…高校時代にやってたバンドが「ディラン・サード」」…笑…と「ザ・ディランII」の想い出を語る

最初、「ザ・ディランII」のLPを聴いたときは大塚まさじさんと永井洋さんの二人組のユニットだったんですけど、デビューアルバムの中に、彼らが書いていない曲が4曲くらい入っていて「ゾウ恭蔵」というペンネームで、この人はこのバンドにいないのに、誰なんだろうと高校生心に思って調べたら、西岡恭蔵さんという人だったと…

その4曲が好きで、手前みそみたいな話になるけど、西岡恭蔵さん、その後は矢沢永吉さんのヒット曲をたくさんお書きになって、僕もその後、永ちゃんの曲をかかしてもらって、なんか憧れの人と同じ仕事ができている喜びみたいなことをちょっと感じて、なおさら今回出版された本は楽しくて、西岡恭蔵さんは、どんな生き方をしたのか、もう亡くなられたんだけど、知ることができてと…

「知らない人でも楽しめる本だと思う…西岡恭蔵さんの大ヒット曲「プカプカ」を…」

「ダイスキ~」との客席からの声を拾った研さん

「だったら、早く言えよ~笑」

♪オイラの話きいておくれ~との研さんの歌い出しから

1番の煙草の歌詞は、研さん

禁煙、禁煙っていいながら「プカプカ」…まさに研さんそのもの…って歌詞の意味が違うか!

 

2番のスウィングのくだりを歌うのはクタ子さん

間奏のギターは雄さんが世界観をより彩って

3番「男が好き」は研さん…あ、研さんは間違いなく「男好きではありません!」…「女好きです…」…はい、詳しくはブログには書きませんけどね…笑

4番、「占い」のくだりはクタ子さん

私の目をみながら「あした死ぬそうな」なんて歌わないでよ…

5番は再度、煙草のくだりを一緒に声を合わせて

 

唄い終えて研さん

「ありがとう!雄さん、クタ子さん、そしてボブ・ディランでした…笑」

 

いやあ「フォークシンガー高橋研」がみられるここ「ナイトカフェ弾き語り」は最高!!

なんかこれらの歌を耳にしていた10代、20代に戻った気も…

といいながら現実は、このお腹…

今履いているこのデニム…10代、20代に履いていたとすれば

「プカプカ」ならぬ「ブカブカ」だっただろうに…

オチも決まったところで???

みなさんと記念撮影!!

10代、20代のみなさんと…気持ちだけは…笑

 



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