新・日記どす(DOS)

写真は「ビートルズ」のヘルプごっこ(笑)~音楽からB級スポット訪問記まで、幅広くいろんなことを…笑いをこめて…綴ります~

かつての東大寺鎮守神である「手向山八幡宮」を参拝する…

2024-07-08 06:31:40 | 歴史史跡

奈良の「大仏殿」

中門で囲われた敷地内からみえる

相輪は

もともとそこには七重塔があった場所らしい

いつか七重塔は再建されるのでしょうか

とも思いつつ、広い東大寺の境内…

二月堂、法華堂に向かって足を進める…

その向かう参道が法華堂のすぐ隣りに接している神社

手向山八幡宮の参道のようで

参道は、この大仏殿の東側すぐの位置から伸びているよう

社名を刻む石標と赤い大鳥居(明神鳥居)があったので一礼してくぐって、そのまま参道を進む

歴史を感じる狛犬…

めちゃ困った顔をしてますなあ…エサと間違えて「シカの糞」でも食べちゃったんでしょうか…

阿形の狛犬は大爆笑!!きっと「シカの糞」を食べてた相方でもみたんでしょう…つられて、私まで楽しい気分になっちゃいます…

 

阿形の狛犬の笑顔に誘われて、こうして鳥居をくぐったからには、予定には、考えてなかった…ただ、二月堂、法華堂を参拝したいなと思ってて、手向山八幡宮はノーチェックだったけど、これぞ、縁だと思って、参拝しようかなと

思いきり東大寺の境内のど真ん中に参道

当然、東大寺とは深い結びつき…

東大寺の「奈良の大仏」を建立するにあたって大分県の宇佐八幡宮より
東大寺の守護神として勧請したのが、この社の始まりとのこと

参道の右側は、発掘&整備中

東大寺東塔院跡

ここには100mほどの七重塔(東塔)が立っていたそうな
しかし平安時代末期の1180年平重衡による南都焼討で焼失…

 

いつか七重塔は再建されるのでしょうか??

と…思いながら隙間からその工事現場を覗き込む…

覗く…隙間があれば、自然に覗いてしまいます…別にそこに、オネーチャンがいなくても???

 

ここが、二月堂、法華堂と手向山八幡宮の参道の分かれ道

左へ行けば二月堂、法華堂、右へ行けば手向山八幡宮

もちろん、私は右に…

参道途中、左側に境内社発見

どんな神様がいらっしゃるのか、不明

さてさて、どんどん石段を登っていくと

真正面に楼門がみえてきました…

楼門(神門)を中心にして、両側に北廊と南廊が延びている造り

かつての東大寺鎮守神である「手向山八幡宮」

主祭神としては応神天皇さまがお祀りされているほか、相殿神としては比売大神さま、仲哀天皇さま、神功皇后さま、仁徳天皇さまがお祀りされているとのこと

では、まずは手水舎で手を浄めて、ついでにここまでくる途中で、ひょっとしたらへばりついているかも知れない新型コロナウイルスを洗い流してと

それにしても、新型コロナウイルスのせいで、この手水舎で竹の筒を咥えさせられた獅子の姿が、ちょいとかわいそうな感じも

表情をよーくみると「おい、なにすんねん!!」みたいなことを言ってるように、みえちゃったのよ!

ぜひ、みなさんも、機会あれば、参拝ついでに確かめに???

さてこの手水舎の奥にみえるが拝殿

その奥左側には、本殿の屋根だけみえます…

拝殿にて「二礼二拍手一礼」

あの…手水舎の獅子の口から、竹が外される日が来ますようにと、願い事も足して

境内社である若宮神社
本殿の南側にある切妻造向拝付の建物…御祭神は仁徳天皇さま…
境内社にしては、拝殿に負けないくらいの立派なもの
一瞬、どちらが手向山八幡宮の拝殿なのか間違えるほど
 
 

このロープがあって拝みにくいところにある境内社

写真左は、明武神社(豊玉媛神さま・玉依媛神さま)、劔神社(素盞鳴命御魂)、八子神社(天照大神御魂)、松童神社(応神天皇牛飼童さま)の四社合殿

写真、右は阪本神社(祭神大己貴命さま)、恵比寿神社(祭神蛭児神さま)の二社合殿の神社

さらに、その奥の南側には鎌倉時代に建立されたという

「住吉神社」

…ご祭神は住吉三神である底筒男命さま、中筒男命さま、表筒男命さま

神楽所

 

ここに残された壁画は

源頼光の鬼退治の図だそうな

だいぶ、消えかかっていますけど、

甲冑に身を包んだ頼光が、日本最強の妖怪とされていた「酒呑童子」を征伐している図らしい…

神楽所の向かって右手には東照宮

東大寺の本坊の天皇殿の横にあったものを神仏分離令で、こちらへ遷座したようで

なんか…神楽所は昔のまんまというか、どんどん廃れていってる感じがこれまた、私にとってはいいんだよね…

 

 

若宮神社のすぐ横

赤い鳥居の奥には、管原道真公の腰掛け石がありまして
 
 
この石に腰かけて菅原道真が「このたびは ぬさもとりあへず 手向山 もみぢの錦 神のまにまに」と詠んだそうな
 

この短歌の意は「このたびの旅は急なことでしたので、お供えする幣の持ち合わせもありません。手向山の神様よ、この紅葉を、御心のままに、お受け取りください。」の意

 

となれば

ド少納言も詠まずにはいられない

「このたびは あさにとりあへず 鹿せんべい こみちのけしき しかのまんまに」

「この旅で、朝、とりあえず鹿せんべいを買ったら、小径の景色は鹿に囲まれて、あっという間に、鹿のまんまになったことよ!」

 

 

おお、なんか菅原道真公に近づけた気がする…

学問の神様である菅原道真公…これから、賢くはならないにしても、ボケない気がした…私こと、ド少納言でした…笑

 

*PS…

境内、北側

法華堂のそばにあったもう一つの鳥居

反対側にまわると、法華堂の鳥居にも見えますよね…

鳥居そぎ…もとい…とりいそぎ、報告まで