さっさ日記

2011年4月からプラントエンジ会社勤務。ただいまベネズエラに出張中

広島周遊

2007年09月08日 | 退院後 in 広島
今日は父親・祖父と一緒に呉(くれ)に遠出しました。
戦中、呉に4年間徴用に出ていた祖父にとって、ここは思い出の地です。
まず、新しくできた海上自衛隊呉史料館(てつのくじら館)へ。
入館料は無料で、館内に入ると掃海業務(機雷の除去)について詳しい資料と説明があります。
具体的には、終戦後米軍により敷設された機雷の処理、朝鮮戦争・湾岸戦争時の掃海業務の歴史や、具体的な掃海方法及び、用具や機雷の実物が多数展示されています。
また、退役した潜水艦の内部が見学できます。↓


潜水艦の操舵室は、外が見えない飛行機のコックピットのようで印象的でした。
また、食堂のいすの下のスペースには、野菜が貯蔵されているのも面白かったです。

次に、江田島の海上自衛隊幹部候補生学校(旧海軍兵学校)へ。
海軍兵学校は、明治21年に東京築地からこの地に移転して以来、終戦までの間、日本の最高レベルの頭脳が集まる(東京帝大以上ともいわれる)、エリート学校でした。
戦後は旧海軍を前身とする海上自衛隊がこれを受け継ぎ、幹部候補生学校及び第一術科学校がおかれています。
戦時中は、米軍に爆撃されなかったため、築100年以上の建物も残っています。

旧海軍兵学校(現幹部候補生学校)


大講堂:大正6年(1917年)建設

校内には、戦時中特攻隊員として散っていかれた方々の遺品や手紙などが展示されている教育参考館があります。
「何度訪れても胸からこみ上げてくるものがある」と、皆さん口々におっしゃるのですが、この日は改修中ということで、入ることができませんでした。

学校のそばには、古鷹山(392m)があり、戦前と変わらず現在も学生が駆け登っているそうです。

100mほど登ったところにスタート地点があるそうで、一番早い生徒は18分で頂上に着くそうです。
自分が高校の登山部のとき、12kgの荷物を背負って山を駆け登ることをしていましたが、スタートから途中のピークまで(高低差340m)を最高19分台で登った経験があります。
もちろん、道の状況が違うので一概には言えませんが、
「自分が登ったら最高記録だせるかも」
と偉そうなこと考えてしました。
ただ、怪我をしてしまった今、左足が急坂にどれくらい耐えられるか…
なんか闘争心がくすぐられるなあw

帰りは、途中で車から降ろしてもらい、広島市の川沿いの遊歩道を散歩。

平和大通り


対岸左はNHK広島放送局の入ったビル

川沿いは結構静かです。
時間がゆっくりと流れる中、ベンチのおっちゃんのラジオからカープ中継が聞こえてくる。。。
やっぱ広島おるんじゃなあ思う瞬間です 笑

ちなみにカープは勝ちました。(いとめずらし)