かずけんの随想録

ミノルタ大好き開放野郎。
今年の目標はフィルム6本。
(2018:3,2017:4,2016:25,2015:60)

カメラビュー クラシックカメラ専科NO.12 ミノルタカメラのすべて

2009年03月14日 00時17分51秒 | 
カメラビュー クラシックカメラ専科NO.12 ミノルタカメラのすべて
朝日ソノラマ(1998年10月)



ミノルタの略史
ミノルタカメラの歴史
戦前のミノルタカメラ

スプリングカメラ
2眼レフカメラ
35mmレンズシャッターカメラ
ミノルタ35と交換レンズ
35mm1眼レフカメラ
試作カメラ
16mmカメラ
ミノルタカメラを知る本
110とディスクカメラ
8mm映画機材
露出計

A4版の大きな本。
100ページに渡ってほとんどの機材とその解説(コレが売りだと思う)。
ボディの写真や仕様はもちろん当時の広告も掲載されており、時代の背景が伺えるうたい文句もあります。
ロゴマークの変換も興味深い。
珍しいモノとしてはスライドプロジェクターの紹介、創立時の2名のドイツ人の足跡などがある。
レンズの解説はほとんど無い。

裏表紙は7700i。
その頃の自分は、昆虫・花・旅が被写体であった。
ちなみにレンズは24,35-100,100-300,500,100マクロ。



ミノルタ”α”経営の現場

2009年01月19日 00時03分17秒 | 
ミノルタ”α”経営の現場
 講談社(1989年3月)


不屈の精神だ。約8年ごとの経営危機を、社員の総力で乗り切ってきた。(帯の言葉より)


第1章 会社をよみがえらせた大ヒット
 1988年、創業60周年をα7700iの大ヒットで飾った。

 1985年、α7000で一眼レフのシェアトップにもなった。
 しかし3年も経つと新鮮さを失いはじめた。
 しかも円高の打撃で経常利益が前年の半分。
 α7000の時とはまた違った緊張感があった。

 α7000の開発の話。マウントの変更の技術者と営業の駆け引き。
 それを超えるα7700iの開発。


第2章 ”光”に夢をもとめて
 ミノルタの創世記、いや日独写真機商店のエピソードから戦後の千代田光学まで、
 当時のモデルを交えての歴史。


第3章 危機にピントが合う体質
 戦後に指名解雇をするほどの経営危機に見舞われる。
 その中での新しいスタイルのミノルタメモの発売。
 技術者の発想を生かす経営風土。
 
 アメリカでの営業の苦境の分析(重さとストロボ)と対応。
 事務所や本社の建物より工場設備の充実。
 
 神武景気の後退による苦境。
 またもや希望退職と会社発祥の地の売却。
 
 
第4章 技術革新と経営近代化
 なべ底景気時の営業のてこ入れ。
 レンズシャッターカメラのシャッタースピード向上の技術。
 (この時期にオリンパスよりも早くハーフカメラの提案もあったらしい)
 ミノルタスカイを諦め一眼レフへ。
 コンピュータの導入によるレンズの設計。
 宇宙を飛ぶカメラとプラネタリウム。

 技術至上主義の誤算。そしてふたたび危機。
 倒産協力工場との交渉。人情のある言葉。
 月に行く露出計。ライツ社との携帯。どちらにも大変な努力が。
 XシリーズとCIの導入。
 
第5章 新しい時代を拓く
 新人事処遇制度の導入。
 シンボルマークの統一。
 「次の世代に伝えるものは、自分の目で見、頭で考える創造性を大切にして、
 危機を突破してきたマネージメントである。」



まだ、カメラ事業を撤退した事が信じられない。

MINOLTA LENS SPIRIT

2008年01月26日 00時55分19秒 | 
MINOLTA LENS SPIRIT
 ミノルタ(株)、ミノルタ販売(株)(1999年5月)


αレンズと14人の写真家
 私でも知っている写真家がGレンズや特殊レンズで撮影した写真の競演。

Gレンズ&個性派レンズMTF曲線
 
ミノルタレンズの歴史
 伊丹の炉に火が入った日、物作りへのこだわり、今となってはとてもつらい話になります。

歴代カメラボディ一覧

αレンズシステム
 当時のレンズ37本の特徴と仕様。カタログと同じかな?

撮影の基礎知識
 画角からボケまでの解説
 
撮影テクニック
 風景、花、ポートレートなどのジャンルごとにテクニックを紹介。
 
α撮影ツール
 フラッシュ、メーターの紹介。なぜかTC-1も紹介されています。
 
αレンズテクノロジー
 ミノルタの考える「描写性能」ボケのこだわり、その他の技術の紹介。
 
カタログの大集成とミノルタのレンズへのこだわりと歴史。
ガラスの溶融からレンズの組み立てまでの一貫した生産工程にこだわった。
この言葉がカタログから消えるのは数年後。


ミノルタのすべて

2008年01月25日 00時38分18秒 | 
ミノルタのすべて
現代カメラ新書別冊 35ミリ一眼レフシリーズNo.6 朝日ソノラマ(1978年9月)

ミノルタのカメラ史
 創業者田島一雄がパリで光学会社を見学し、精密光学機器国産化に燃えて会社を設立。
 戦前戦後、海外進出、一眼への移行、XD,XG-Eまでをその時期のモデルを紹介しながら綴る。
 
設計者から見たミノルタ一眼レフ/ミノルタカメラ開発部
 設計方針。ミノルタマウントの伝承、最新技術の積極的導入、道具としての味わいの重視、操作性の向上、高信頼性。
 この方針に基づき開発されたX-1,X-1モーター,XD,XG-EやVFC、シフト、バリソフトレンズの解説。

ミノルタ一眼レフシステムの全貌。
 X-1,X-1モーター,XD,XG-Eの主要性能、ロッコールレンズ、アクセサリーの性能とデータ。

取扱説明
 X-1,X-1モーター,XD,XG-Eの取扱説明書。

ミノルタ一眼レフシステムの特長を生かした撮影講座
 篠山紀信(XD)、児島昭雄(XD)、柿沼隆(XG-E)、三本和彦(ズームレンズ)、花沢正治(VFC、シフト、バリソフトレンズ)、佐々木崑(接写)

この本にもかなり影響を受けました。この本によりレンズとボディが一つずつ追加となりました。
X-1,X-1モーター,XD,XG-Eや特殊レンズに興味がある方は必見の書。


ミノルタカメラの軌跡

2008年01月24日 00時11分08秒 | 
ニューフェイス診断室 ミノルタカメラの軌跡
朝日新聞社(2001年12月)

ミノルタが誇る一眼レフの名機たち。
SR-1s,SR-M,SR101,X-1モーター,X-600,α-9000,α-7の魅力の紹介。

「診断室」再録。
SR-2,SR-7,SR-T101,オートコードCDS,X-1,CL,XE,XD,X-7,CLE,X-700,
α-7000,α-9000,α-9xi,TC-1,α-807si,α-9,α-9・・・。
インプレッション、内部構造やデータ、使い勝手も書かれている。
ファインダーの状態、レンズにも触れている。

この記事でXEを購入する気になりました。
巻き上げ、巻き戻しのスムースさ、シャッター音が素晴らしい。使っていて嬉しくなります。
あ、話がそれましたね。

最後にTC-1開発物語。



ミノルタカメラのすべて

2008年01月23日 00時09分49秒 | 
ミノルタカメラのすべて
エイムック735(2003年9月)

7Dを購入してから書店で見つけた本。
比較的新しくて、まだ本屋にあるかも。
かなり影響されました。
この本のおかげで機材が増えました。

TC-1誕生秘話。TC-1とは The Camera であり谷井カメラである。
こだわりにこだわったカメラ。
自分も技術者の端くれだったので凄く気持ちが分かる。
そしてそれを商品化したMINOLTAも素晴らしいと思う。
Limitedと作例もあり。

すべての一眼レフを写真とスペックで紹介。
これにやられました。機材の増えたこと。

CL&CLE
珍品・記念モデル・アクセサリー、作例(レンズの撮り比べもあり)。

極めつけは、レンズ277本のデータ。
ここからレンズ収集が始まりました。(笑)

2眼レフ、レンジファインダーも載っています。

しばらくは、枕元の友でした。


TRY US III αINOVATION ミノルタαの世界

2008年01月22日 00時05分18秒 | 
ついにネタ切れとなりました。
ここ2週間はホントに無茶苦茶。
当然のように午前様。休みもあんまり取れず。
しかも先日は資格取得のため土曜日一日だけ勉強、翌日試験。
1ヶ月も前から日にちが決まっていたのに、教科書を開ける時間もなかった。

仕事はだいぶんマシになります。
試験は何とか終わりました。
次の休日からはまた出かけますよ。

でも、それまでネタは?
・・・。
ミノルタの本でも紹介しましょう。
お持ちの方も多いと思いますが、読み直すきっかけなれば、
お持ちでない方は、こんな本があったんだと知っていただけるとうれしいです。


TRY US III αINOVATION ミノルタαの世界
ミノルタカメラ(1986年5月)

α-9000・7000を始めとするαシステムを駆使し海外ロケの豊富な作例を中心として、
その使い方・特徴・技術を解説している。
他に、αシステム(情報処理)をイラストで解説。
”目指しているもの”を持っている人のための写真の鍛え方としてのハウツー論。
自分は、旅行で見たものを残したいために写真を始め、
近年7Dを持ったことにより、写真で表現をしたいと思ったので
とても刺激になる内容です。