Aloha Spirit

古代ポノの教え、太古ハワイ・ムーの記憶、大自然からのメッセージ

古代ハワイ物語

2016-08-21 10:48:14 | 古代ハワイ・クムリポ
アロハ ウハネ 

残暑お見舞い申し上げます。
まだまだ暑さが続いていますが、清里はトンボが飛び廻っていて秋が近いよと教えてくれています。
9月に入ったら、きっと急に涼しくなるのでは?そんな気配がしています。

最近の夜の楽しみは、浅川嘉富氏著書の「龍蛇族系日本人よ。。」から始まって氏の出版している宇宙人関連の本に読みふける事でした。すっかりハマり、意識が宇宙へと飛んでいる感じで、ブログに何を書いて良いのか、頭が空っぽになっていました。また8月3日の「新月の集い」にて、シンギング・ボウルとクリスタル・ボウルの両方の演奏を聴くという贅沢な1日を過ごしたことも「空っぽ」状態に輪をかけてくれました。(笑) ホ’オポノ・ポノ・ケ・アラの教えは、もう十分にブログに書き込んだ気がするので、これ以上書かなくてもいいかなという思いもあり。。。

しかし、ひょんな事から良いアイディアが出てきました。ヨガと合わせて、Quigong(内氣功)を始めてみようと思い、YouTubeで探していたら、八つのブロケード(絹の緯二重織り)という名前の八つの型を教えるものがありました。名前が気に入ったのと、それぞれの臓器を元気にするような説明、百の病気を免れ、七つの臓器を元気にする動きなどと言っていたので良さそう!簡単だし続けられそうだなと思い、古いノートを取り出しメモを取っていました。するとノートに以前に書き留めた太古ムーの時代からの祈りが書いてありました。すっかり忘れていたメモで意味を調べてみようと思い、ハワイ語の辞書と古い本を取り出しました。

こんな流れがきっかけで、数年ぶりに開いた1冊の本。とても貴重な内容であり、本当の古代ハワイの物語を伝えたいと思ったのです。世間で知られている新しいハワイではなく、古代ハワイには素晴らしい叡智があったのです。これもきっとスピリット・ガイドからのメッセージ(提案)ですね。ハワイのクプナたち、ありがとう!こういうひょんな流れで忘れていたものと再会して、何かピンとくる時って嬉しいです。 ポノ体験でした!

お盆も終わり、ざわざわしていた清里もまた静けさを取り戻し、気分も落ち着いてきましたので、翻訳モードに入りやすい時折となりました。

☆ ☆ ☆


この本"Children of the Rainbow"は、レイラニ・メルヴィルというハワイの血の入ったオアフ島在住の男性が1950年代に書いたもので、純ハワイアンの女性から教えてもらった内容。1965年に出版された古書です。私はカウアイ島に住んでいたカフナ・エド・カイヴィから、この本を勧められ、15年前にカウアイ島の古本屋で見つけました。貴重な本です。カフナ・エド・カイヴィの体には、全身この本に載っているムーからの秘密、太古ハワイの様々なシンボルが刺青されていました。

表紙にも記されていますが、これは、「信仰、伝説、キリスト教の影響を受ける以前のハワイ」とあります。
今広まっている多くの「ハワイの教え」が、心理学などの博士号を持っている西洋人たちによって異なる内容に変貌してしまっている中、この本はハワイのカフナお墨付きの本なので、内容は信用できると思っています。

序文を読むとちょっとワクワクする内容なので、まずは序文から始めていこうと思います。
(一部省略)

  この本の内容のほとんどは、あるハワイの女性から学んだものです。彼女はハワイ先住民であり釣り好きな人として知っていました。彼女は私にポリネシアの神々について、そしてその神々の間の関係や地球との関わり、人間との関わりについて教えてくれました。私は、夕方ワイキキでサーフィンを楽しみ、その帰り自宅のカイムキへ向かう途中、毎日彼女とカピオラニ公園の近くで落ち合いました。彼女は、いつも片手に釣り棹をもう片手にはシーフードがたくさん詰められた袋を持っていました。そして袋の中の魚、イカ、ロブスター、うなぎなどを砂の上に出して見せてくれました。

  私の友人である彼女は、大きなラウハラの帽子をかぶり、銀色と赤色の混ざった髪をたなびかせて砂の上に腰掛けていました。いつもどこか凛とした威厳のある雰囲気を漂わせていました。顔にはシワがたくさん刻まれていましたが、どこか清々しさがあり、一緒にいると若々しい楽しいものを感じます。彼女の目は何か神聖な強さがあり強く惹きつけられます。瞳の中央はエメラルド色に輝き、周りは鋭い赤味があるようなパワフルな瞳でした。私が思うのは、彼女はおそらく*Tahuna Mataura(タフナ・マタウラ)、赤い目の眼力を持った神官であったのではないかと推測します。彼女は何か高貴な風貌があり、英語の発音もイギリス英語とロイヤル・ハワイアンの英語を掛け合わせたような口調で喋るのでした。彼女の血は100%ハワイアンであり、その明晰ぶりは、今までに会ったことのない程の方でした。私が考えていること、まだ頭の中で考えを織り込んでいる間にも私の考えていることをいつもズバリと言いあててきます。彼女の家系のことなどを聞こうとすると、ただ肩を上げて「私はただの貧乏なハワイアンの釣り人よ。海の幸を探しているだけ」としか言いませんでした。

  私は彼女と共に多くの時間を砂の上でリラックスして過ごし、夜の始まりの薄明かり、トワイライトを楽しんだものです。若い頃は意識することのなかった自然に対する意識を彼女は目覚めさせてくれました。ある夜のこと、彼女は言いました。「自然はね、神を理解する上での一番の先生よ。」「人間は、自己の高次元の意識を働かせて自然界の調和された流れと共鳴する必要がある。そして、この森羅万象を創造した天界の存在の心臓の鼓動を感じることで、自然や神々との真のワンネス(一体感)を体験できるのです。自然界の音楽、それは神の歌。そのセレナーデに耳を傾けなさい。風の音には羽が生えていて、それが聞こえたなら、それはTane(カネ神)の愛の歌。その歌は、恐れる心をすべて消してくれるでしょう。」

  神を語る時の彼女の声は雷のようにドラマチックに大きくなり、瞳の中には赤い炎が燃え流れているようでした。ある夜、彼女が語ってくれた言葉は私を驚嘆させました。「この砂の上に横になって上を見上げると、いつだって七つの天界が見えるのよ。その中にある四つの層のスピリットの世界、三つの層の天界が全て透き通るように見えるの。私が見えているこの世界が、あなたの目に一瞬でも見えたらどんなにいいだろうかと思うわ。でも残念ながら、あなたは、まだまだこの地球の次元の雲に閉ざされていて、つまらない、世俗的な苦難な生活にとらわれているから見えないのよ。」

  そして更に、ある月明かりの美しい夜に彼女は、その黄金色に照らせれている砂の上に、人指し指で図柄を描き始めたのでした。それはカフナたちに伝えられている幾つかの神聖なシンボルであり、一つ一つ描きながら説明してくれました。砂の上に凹凸で描かれたその図柄は私を魅惑しましたが、その意味の解釈は、当時の私の脳で理解できる範囲を超えていて完全には把握できていませんでした。しかし、そのあとすぐに彼女は私にこう言ました。「今からちょうど二十年経った時に、あなたはこの図柄のオリジナルの絵と対面することになるわよ。だから今私はあなたにそれを教えるため、この砂の上に描いて見せているの。その時が来たら私のことを思いだしてちょうだい。あなたがどこにいようと、私がどこにいようと、あなたの思いは私に届くから。そして、あなたの元にスピリットとしてきます。そして、この図柄の内容をもう一度説明します。今は、ただあなたの脳に種を植えているだけよ。この知識はあなたの中でやがて成長していきます。そして成熟する時が来ます。」

  大変不思議なことに、まさにその二十年後、私が SS Mariposaという南太平洋を横断するクルーズ船に乗っていた時、その船の中のショッピング・アーケードのギャラリーの前を通りかかりました。そのギャラリーのショーウインドウには、ハワイのビショップ・ミュージアムからの珍しい古いタパの布地が展示されていました。思わず足を止めてしばらく、その布に描かれている図柄を見ていました。その図柄は大変に懐かしい記憶を蘇らせるものでした。二十年前にハワイの釣り人である彼女がワイキキの浜辺の砂の上に描いてくれた図柄たちだったのです。私は感動に包まれました。そしてしばらくの間、そこに佇みその図柄を眺めていました。すると彼女の説明してくれた内容がすっかり消化されて深く理解され脳裏に刻まれていることを発見するのでした。この本にその図柄を幾つか紹介していきます。
 
*注1:古代のハワイでは文字はなかったが、文字化されてからは、T=K L=Rは同じで現在は、すべてKとLになっているが、古文書ではKをT、LをRで記述されているものも多い。ゆえにTahunaとはKahuna(カフナ・特定の技術を持った達人あるいは神官)のこと。* 注2: 赤い目の眼力を持った神官 - 赤い目というのは、霊視の力を持った目という意味があります。ムーの人は第三の目のところに赤い目があり、カフナにはそれが見えるとも聞いたことがあります。

祖母に捧ぐ

  この本は、1930年代のある夜、祖母メアリー・ジュリア・グレニー・ブッシュを最後に訪問した時から始まりました。祖母は1868年3月14日にハワイ島のハマクアで生まれました。ハワイアンの母親とスコットランド出身の父親の間に生まれた子供でした。当時、ハマクアという場所は、先住民の神官であったカフナたちが多く集まる場所でした。当時まだ宣教師たちが来ていない地域であり、キリスト教に洗脳されていませんでした。ハマクアの住民たちは、先住の信仰を重んじ、神官たちはおそらく儀式を1925年くらいまでは行っていたのではないかと思われます。

  私の祖母の家は、その地域のカフナたちが集まる場所となっていました。神官たち、いろいろなソーサラー(魔術を行うカフナたち)、高いレベルのカフナたちから低次元のカフナたちまで、様々なカフナたちが集まり、お互いの知恵、魔術、芸術の情報交換をしていました。祖母は、それをよく聞いて後に祖母から私に伝えられました。

  若かりし頃の祖母ナナは、ホノルルのイオラニ宮殿の宮廷社会のメンバーであり、夫は、公使として宮廷に勤めていました。しばらくしてハワイ王族の廃止が決まり、祖母も強制的にキリスト教に改宗させられ気難しい年寄りになっていきました。しかし、祖母がこの地球で過ごす最後の一年は、またハワイの信仰を好むようになり、ハワイの神々を強く信仰するようになっていました。

  私は、彼女の初孫であり、彼女の最後を見届けた唯一の親族でした。祖母のこの地球での最後の晩となった夜、私は彼女の入院先であったホノルルのクイーンズ病院の部屋を訪ねていました。祖母は私の顔を見るなり、温かい笑顔になり、枕を上げてできるだけ居心地の良い姿勢をとり、私に言いました。「あなたが来るのを待っていたのよ。今日は一日中あなたに意識を向けて、見えないココナッツ・ワイヤレスで電波を送っていたのよ。あなたがここに来るようにと。先ほど、黒いスピリットが来たの。神がよこしたお使いがこのドアの前に現れて私に指差していたわ。私の順番が来たようよ。そのスピリットは今もなお、そのドアの後ろにいて待っているわ。でも私があなたに伝えなければいけないことがあるので、最後の望みを叶えてくれて待ってくれているわ。」

「数十年前にカラカウア王は、各島のまだ生き残っている最も卓越したカフナたちを宮殿に招待しました。芸術、哲学、歴史、系図学、薬学、古代のヒーリング医学、様々な分野のカフナたちを集結させて、口伝されてきたものを最後に出来るだけ文章として記録を残したいとお考えになられたのです。この会議は秘密に行われて厳重にガードされた扉の中で行われました。王の秘書たちがその内容を記録し、その書物は王の部屋のキャビネットに保管されていました。しかし数年後に王カラカウアは、まだ本を書き終える前に体調を悪くしサンフランシスコを訪問中に亡くなられてしまったのです。1893年1月17日、その後を継いで女王となったリリオカラニがその地位を奪われた日に不審な火事が起き、その保管された部屋だけを燃やしてしまったのです。とても残念なことにすべての記録は灰となってしまったの。」

(一部省略)

  「夫はカラカウア王が望んでいた記録を再生したいと望んでいましたが、大家族を養うことで精一杯でその仕事を成し遂げることができなかったのです。ですから私の最後の望みは、あなたにその仕事をしてもらいたいということです。あなたのお祖父さんが書くはずだった本を書いてほしいのです。あなたの世代で書かないともう手遅れになります。次の世代にはもう生き証人が残っていないでしょう。今ならまだカマアイナ(先住民)で知識を持っている人たちがいるでしょう。あなたがやらなければ、もうこのような事をやろうとするハワイアンは他にいないのです。私たちの歴史の傷を癒してほしい。忘れ去られた灰の中の真実の宝石を取り戻してほしいのです。真珠である叡智の絶滅の危機を救ってほしいのです。キリスト教の神を強いられ、土地を奪われた多くのハワイアンが心を壊され、悲しみの中で他界していきました。ハワイの神官たちは、彼らを赦し、彼らの犯した罪を忘れなさいと言いました。許すことは容易いですが、忘れることはとても難しい。」
  「私は、朝日が昇る頃には、この貝殻を抜けて神の世界にいっているでしょう。あなたのアウマクアとなります。もしもカフナたちの叡智が真実であるならば、私はあなたを守護するアウマクアとなり、あなたのスピリット・ガイドとして、ずっと上から見守って導いていくことになるでしょう。今はその過程がどのように起きるのかはわかりません。でも肉体の死という自然の流れを通過した後に Hui O Amatua (先祖の霊たちの組合)に加わった時に分かってくるのでしょう。どうか、私の願いを叶えてください。時が来れば、あなたの成し遂げた仕事は正しいところへ届き、その労力は花開くことになるでしょう。人々はこれを広めて教え伝えていってくれることでしょう。もしも、あなたが私の望みを叶えてくれたなら、私は天界で最も嬉しい、そして誇り高き女性となります!自分の血を分けた人間が夢を成し遂げてくれたと思えたら、この上なく嬉しいわ。カネ神のご加護はいつどこでもあなたにありますように。」

  その三十四年後、私はこの本を完成させることができました。私のこの地道な努力が実となって祖母を天界で最も幸せな、誇り高き女性とさせることが出来たなら何よりも嬉しい限りです。

*カネ神は、古典的な発音でいうとタネ。カフナは、タフナ アウマクアは、アウマテュアとなります。ここでは分かりやすいように、現代的な読みで書いています。本題から古典式に書きます。

☆ ☆ ☆


いよいよ来週から本題に入ります! 他の古代ハワイにまつわる古書からの引用も交えてお伝えしていきたいと思います。あくまでも抜粋、要約の内容です。



今週もご先祖様たちが幸せで、私たちのことを誇り高く思ってもらえるように、愛・喜び・感謝に意識を向けてポノな一週間をお過ごしください。いつも見守られていることを忘れないように。

aloha&pono



- カフナたちが活用していたシンボルその1-
太陽の花の十字 - 八つの花びらは、太陽の八神を意味しています。


  






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3 コメント

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わー!すてき。 (舞子)
2016-08-22 06:59:22
ワクワクします、続き楽しみにしてます!
Unknown (naho)
2016-08-28 00:45:46
ほんとに貴重すぎるくらい貴重なものをシェアして頂きありがとうございます** 続きを楽しみにしています。
Unknown (カミムラ・マリコ)
2016-08-29 08:25:20
読んで頂いてありがとうございます。頑張って全部訳していきますね〜 aloha💕

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