
第23回関東大学女子サッカ-リ-グ戦 開幕戦@武蔵丘短大グラウンド 9/6(日)
※45分×2
〔第3試合〕
武蔵丘短期大学 5-2(2-2,3-0) 筑波大学 (13:30K.O)
得点者:8分 三輪(筑波)、18分 三輪(筑波)、24分 藤田(武蔵短)、37分 萩原(武蔵短)、56分 乃一(武蔵短)、62分 渡辺(武蔵短)、74分 岡見(武蔵短)
細かく繋ぐ武蔵丘短大に対して10番筏井りさ(3年・鳳凰)・14番三輪由衣(4年・鳳凰)にボールを集める筑波。
先制は開始早々に筑波の三輪。さらにPKで2-0。
筑波のベンチは大騒ぎ。逆に武蔵丘短大ベンチは冷静。
早くから2-0になるとサッカーの試合って逆に難しい。
武蔵丘短大は再び大学生になっていた7番岡見奈々(1年・聖和学園)を中心にボールを支配。前半のうちに同点に追いついてしまう。
そうなると後半は武蔵丘短大のペースに。
13番藤田妃奈子(2年・横須賀シーガルス)のトリッキーなプレーに筑波もレフリーも振り回されながら、武蔵丘短大が直実に得点をあげ、終ってみれば5-2の大勝。
筑波の三輪・筏井は別格の実力を示していた。国立大学を卒業した選手がトップリーグでプレイを続けることは現状日本では困難であるが、大学で終わりにするにはもったいないプレーヤーだ。東京電力のような実業団が増えないとこの問題は解決できないのだろうか?

武蔵丘短大スタメン:1GK久野吹雪(2年・横須賀シーガルス)、3高橋奈々(2年・湘南学院)、5上江州由夏(1年・神村学園)、7岡見奈々(1年・聖和学園)、8乃一綾(1年・FCヴィトーリア)、9斉藤麻美(2年・熊本ユナイテッドSC)、10鈴木薫子(1年・横須賀シーガルス)、11渡辺彩香(2年・MELSA熊本FC)、12石田明日香(1年・横須賀シーガルス)、13藤田妃奈子(2年・横須賀シーガルス)、14萩原愛海(1年・横須賀シーガルス)

筑波大スタメン:31GK河村瑞紀(3年・戸山)、2延嶋由起子(1年・不動岡)、4吉川結(3年・立川)、6川嶋珠生(3年・FC SFIDA世田谷)、7橋本紀代子(2年・大和シルフィード)、9小林亜樹(1年・大和シルフィード)、10筏井りさ(3年・鳳凰)、11野口亜弥(4年・十文字)、14三輪由衣(4年・鳳凰)、28古山優衣(3年・豊田レディースFC)、34森脇愛(2年・聖母学院)

筑波、先制。

追加点も筑波。

武蔵丘短大の逆襲。

身長176cmのCB12番石田明日香(1年・横須賀シーガルス)。守備の要。

13番藤田妃奈子(2年・横須賀シーガルス)のシュート。めちゃくちゃ上手いっていう選手ではないのだけど、本当にこの選手のプレーは何が起きるか分からない。この日も「ひめワールド」全開。実に面白い。

サッカーをしていなかったら普通に今時の女子大生。もしなでしこリーグのチームでサッカーをやっていたらこの自由度は育たなかったかもしれない。

武蔵丘短大が逆転で勝利。

筑波大にはつくばFC関係者が応援に駆けつけていた。

試合のインターバルは10分。この間に下級生は弾幕の取り付け。

各大学の下級生は大忙し。

ビデオ撮影のために崖をよじ登る。

〔第4試合〕
神奈川大学 2-1(2-0,0-1) 東京女子体育大学 (15:30K.O)
得点者:4分 伊藤(神大)、37分 桑原(神大)、89分 高谷(東女体)
神大は10番永田真耶(4年・三木FC)と11番長田いづみ(2年・桐陽)にボールを集めて優勢に試合を進める。前線に張っているキープ力と高さのある長田にロングボールを蹴りこみ、永田のドリブルでゴール前に侵入というパターンを終始繰り返す。ヘッドで合わせた2点で勝利。
東女体大は10番初見尚美(3年・常盤木)が不在。22番渡辺かほり(4年・聖和学園)が反撃に出るもサポートとの連携が取れず。
神大の守りの集中力が途切れた最後の最後に1点返して試合終了。

神大スタメン:17GK岩田信歩(3年・大和シルフィード)、2伊藤美香(4年・十文字)、3市原伶香(3年・伊賀FCフロイライン)、4山川莉々加(3年・岡山湯郷Belle)、6金子かおり(4年・宇都宮文星女子)、8小山真央(4年・相模原SC)、10永田真耶(4年・三木FC)、11長田いづみ(2年・桐陽)、14桑原由恵(2年・横須賀シーガルス)、15水島久美(2年・湘南学院)、16堀井千裕(2年・日ノ本学園)

東女体大スタメン:1GK杉山藍子(3年・晴海総合)、2田中菜実(4年・立川FC)、4森谷志織(1年・常盤木学園)、6小山百合(3年・武蔵丘短大)、7高谷美里(1年・聖和学園)、9新沼知佳(1年・聖和学園)、15高村芽衣(2年・不来方)、17山田香(1年・大清水)、22渡辺かほり(4年・聖和学園)、38延坂由衣(4年・八千代松陰)、50山崎真実(4年・宇和島南)

11番長田いづみ(2年・桐陽)。神大の攻撃の中心である大型ストライカー。

神大10番永田真耶(4年・三木FC)と東女体大22番渡辺かほり(4年・聖和学園)。両校の攻撃の中心である4年生。

東女体大22番渡辺かほり(4年・聖和学園)。サッカー選手には見えないスレンダーな体型であるが、ボールを持つや相手DFを次々と抜き去った。

身長175cmの神大控えGK30番水谷綾香(2年・藤枝順心)。
神大はこの日先発の17GK岩田信歩(3年・大和シルフィード)といい、1番川口真奈(4年・桐陽)、30番水谷綾香(2年・藤枝順心)と良いGKがたくさんいる。

神大を指導する鎌田夫妻。

今年も監督不在の東女体大。
基本的な運動の高い選手を抱えるこのチームをJリーグ関係者が指導したら凄く強くなると思うのだが、自分達で工夫するからこそこのチームの良さが生まれるのかな。
この大学の選手は今の時代には珍しく、みんな黒髪で、ほとんど化粧化もなく、清楚な感じだ。言葉使いもキリっとしていていわゆる『体育教官』予備軍だなっといつも思う。

試合は神大ペースで終了。

今季は2部から昇格の関東学園大が上位争いに加わりそうなので、東女体大は相当頑張らないと入替戦に回ってしまうかもしれない。
〔番外編〕 東京女子体育大学、応援風景

90分間、途切れることなく歌います。

試合展開に応じた応援ソングが次々と。それも振りつきで。
チャンスの時とピンチの時ではテンポが違う曲を瞬時にチョイス。
コールリーダーの試合状況判断が素晴らしい。

踊ります。懐メロぽい曲だけでなく最新曲もあったりして、カラオケボックスにこもって考えるんだろうか?

座ったり立ったりの上下運動も。アクションが凄すぎ!
初めて見る大学の人達はビックリしていた。そうだろうな。
いったいレパートリーは何十曲あるんだろう?