黄紙に注意! 鳶ブログ

サッカーに魅せられて全国行脚。
奥山監督率いるアルビレックス新潟レディースを応援しています。

全日本女子3回戦 対伊賀戦「初戦」

2009-12-21 06:00:40 | アルビレディース




全日本女子サッカー選手権 3回戦
2009年12月20日 11:00K.O Jヴィレッジスタジアム(166人)晴 芝良 弱風 米村真由美

アルビレックス新潟レディース 2-0(2-0、0-0) 伊賀FCくの一

12分 大石沙弥香、39分 川村優理




日本海側は大雪だというのに太平洋側の福島県浜通りは穏かな秋の風情ののどかな天候だった。




[伊賀FCくの一]

------大野------
-永留-道倉--清原-吉田-
----松長--堤-----
-宮川--------山口-
----村岡--大歯----

SUB:GK有馬、MF佐藤、M小林、FW榎木園、FW園村
監督:大須賀 まき

HT後 大歯→園村
59分 吉田→榎木園

このチームは宮川と言い松長と言いなでしこリーガーの姉妹選手いる選手が多いな。
第2試合が東電というのも何だな。宮本や宮崎は古巣の様子は気になるのだろうか?



[アルビレックス新潟レディース]

----菅澤--大石----
-小原--上尾野辺--法師人
------川村------
-山本-詫間--東山-井上-
------大友------

SUB:GK諏訪、DF波佐谷、MF中村、MF斎藤、FW口木
監督:奥山達之

56分 小原→中村
61分 菅澤→口木
72分 法師人→斎藤








久々の公式戦を迎えるアルビレックス新潟レディースは先週末まで男子高校生などとの練習試合をこなしながら全日本女子サッカー選手権という日本で一番歴史のある大会の準備をしてきた。
だが、折からの大雪で試合前1週間グラウンド練習ができなくなる事態。
そんな状況での初戦となった。
対戦するのはDiv.2で2位となり来季のなでしこリーグ入りを決めた古豪伊賀FCくノ一。
試合の入り方が難しい一戦である。

日差しの関係から風上でさらに陽を背に受ける陣地を取った伊賀。アルビはまともに陽が目に入り皆が手で覆いながらボールを処理する。

伊賀はDiv.2とは思えないくらいボール回しに拘ってきた。

アルビは個人技のアドバンテージがある分、相手にボールを持たれてもボールを奪ってせめられるのだが、伊賀がもうちょっとボールを止める技術が高かったらもっと自陣に攻め込まれていただろう。

先制点はアルビ。まずは小原選手が斜めに切れ込み、自陣から合計12本のパスを巧みに繋いでゴール前へ。最後にオーバーラップしていた右SBの井上選手のクロスを大石選手がゴール正面でジャストミート。こういうプレーをアウェーだけでなくホームでもやれたら新潟でもっと女子サッカーの人気が出るのになと思った。
それにしてもワンタッチパスの連続で巧かった。

両サイドをかなり攻撃的にするような指示が出ていた関係で、多少伊賀が裏を突いてくるのだが、この日の井上選手の守備は俊足が効いて先回りできるので危険な状況にはならない。シュートを撃たれてもコースを切ってあるので問題は無い。

前半の内に追加点が欲しいところで、最後の最後、上尾野辺選手のCKがゴール前の川村選手にドンピシャ。頭で豪快に放り込む。
こういうセットプレーの時の川村選手は本当に頼りになる。



後半、伊賀がメンバー交代をしてフレッシュにした分、走られる。
この日は何回か法師人選手にゴール前良いパスが出るのだが決められず。
自由自在にアルビの中盤で攻守に絡んでいた小原選手とトップでボールをおさめていた菅澤選手が交代すると伊賀がアルビ陣内へ。
せっかく俊足の中村選手を入れて井上選手と並べたのだから、相手のスペースの裏へボールを出してもらいたかった。確実に駆けっこになったら圧勝だろう。中村選手の足下へのパスばかりで持ち味が出なかった。
怪我で久々の斎藤選手も慣らし運転の域を出ず、口木選手もゴールのチャンスを逃したりして、アピールするには今一つ。
スタメンが個性的なプレーをしているので濃い色を出さないとチーム内の競争に勝てないと思う。



後半にちょっと課題は残るものの、1年間の財産で伊賀に勝利。
負ければその場で終わりのノックアウト方式の大会で勝ったから言えるのかもしれないが、アルビらしいプレーは随所に見れたので、楽しい試合ではあった。



試合後はアルビレックス新潟レディースの選手は一旦新潟へバスで帰り、23日に合わせてまたJヴィレッジへ移動。
社会人選手は生活の糧である仕事が月・火とあるのでしょうがないと言えばしょうがないのだが、大雪でアルビレッジが使えない難しい状況なので中2日でどう調整をしていくかが実は試合以上に大切なんだろうと思う。

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