かねてからリーグで検討されていた「なでしこリーグ改革」がついに発表された。
TASAKIの問題がなければもっと早く発表されたかもしれないし、TASAKIの問題があったからこそ「なでしこリーグ改革」なのかもしれない。
5ヵ年計画だそうだ。
《5か年計画》
□~2010年 改革の着手、リーグの再編など
□~2012年 リーグの法人化、女子サッカー界ピラミッド型の完成
□2013年~ 全加盟チームの法人化、トップリーグの全試合有料化など
リーグの法人化のメリットって何だろう?いずれ明示してくれないだろうか?
スポンサーが増えていった場合に資金管理をしやすくする為だろうか?
《改革の三本柱》
□女子サッカーの競技力向上
・「なでしこリーグ」と「チャレンジリーグ」に再編成
・「チャレンジリーグ」と地域の入替方法のシステム化
⇒ ピラミッド型日本女子サッカーの形成
□リーグ運営力強化
・リーグ組織の強化 組織の見直し、事務局体制の強化など
・リーグ財政の強化 恒久的スポンサーの獲得
□女子サッカーの普及活動
・全国各地での試合開催並びにサッカー教室など積極的な普及活動
・加盟条件を緩和した「チャレンジリーグ」で全国9地域から加盟を目指す。
「試合の質を上げたい」と「全国各地への普及もしたい」を適えるために「なでしこリーグ」を再編・分離。
特にサッカーの競技力という物差しを使ってピラミッド構成を形成しようとするのは今までに無い発想なので画期的だ。
このビジョンの具現化は難しいが、JFAのバックアップの下、5年でやれるだけのことをすれば次の5年はもっと次元の高い話に移れる。
《「なでしこリーグ」と「チャレンジリーグ」》
□なでしこリーグ【国内最高峰のリーグ】
2010年~2012年 10チーム / 2013年~ 12チーム
□チャレンジリーグ【トップリーグへの登竜門】
2010年~2012年 12チーム / 2013年~ 16チーム
・東西リーグに分けてリーグ戦を開催。将来的には16チームの総当たりリーグ戦を行う。
スケジュール的にはこのようになる。
2009年 なでしこリーグDiv.1は8チームで3回戦総当り(1チーム21試合)を行い、8位がDiv.2の3位とH&Aの入替戦を行なう
(改革1年目)今と未来の移行の年となるのだろう。
2010年 新装のなでしこリーグは10チームで2回戦総当り(1チーム18試合)を行い、10位がチャレンジリーグの1位とH&Aの入替戦
(改革2年目)カップ戦も予定しているようだ。W杯の予選があるのでその時に行なわれるのかな?
2011年 前年同様、なでしこリーグは10チームで2回戦総当り(1チーム18試合)を行い、10位がチャレンジリーグの1位とH&Aの入替戦を行なう
(改革3年目)カップ戦も予定があるが、W杯もあってロンドン五輪の予選もあるこの年は日程的に厳しいが、だからこそ代表のいないカップ戦が有効かな?
2012年 前年同様、なでしこリーグは10チームで2回戦総当り(1チーム18試合)を行うが、10位がチャレンジリーグの3位とH&Aの入替戦を行なう
(改革4年目)ロンドン五輪もあるがカップ戦も予定されている。
2013年 なでしこリーグ12チームが12チームで2回戦総当り(1チーム22試合)を行い、12位がチャレンジリーグに自動降格、11位がチャレンジリーグ2位とH&Aの入替戦を行なう。
(改革5年目)カップ戦は無くなる。ロンドン五輪が終った頃に次のビジョンが示されるのかな?
大方賛成なんだけど、疑問もある。
なでしこリーグやチャレンジリーグに参加を想定しているチームは具体的にどんな対象なんだろうか?
東京電力のような企業チームであれ、Jリーグ傘下のアルビやレッズのようなクラブチームであれ、基本的には社会人チームだ。
大学や高校を組み込むのかどうか?法人格のことを言っているから入れないのだろうけど、それなら地域リーグとチャレンジリーグの入替のところで大きな矛盾を抱えてしまうことになる。
参加する社会人クラブチームが実力相当で強ければいいのだが、今のままだど日体大、常盤木学園高校、日テレ・メニーナあたりにコテンパンにやられそうなところが参入しそうな気がする。
だからチャレンジリーグという緩衝地帯を設けたんだろうけど。
大学が主の関東女子サッカーリーグ >>越えられない壁>> チャレンジリーグ
とならないことを祈るばっかりだ。
もしかしたらチャレンジリーグとかでなくて、JFLと地域リーグみたいにしちゃって全国決勝大会みたいなセントラル方式で挑戦者を決めてもよかったもしれないね。
普及の面では後退だけど。
それとシーズンの開始時期が明示されていないこと。
今の流れだと4~5月の春に開幕して11~12月の秋(冬)に閉幕ということなんだろうが、この5年間に変更するかどうかは示されていない。
日本代表の強化試合・合宿やW杯・五輪の予選・本戦のスケジュールがガチガチなんで、スケジュールについては日本サッカー協会から何らかの動きがあるかもしれない。
トレセン世代(U-17あたり)から全国的に急激にレベルが上がってきているので、ここでしっかり受け皿を作れば2つのリーグ合わせて28チームを満たす質の高い選手は確保できるかもしれない。
それには如何に食える(生活できる)環境にするかだろう。
現実問題として常盤木学園高校の後藤三知がなでしこリーグではなく、大学を選んだという事実をもっと認識すべきで、なでしこリーグにはサッカーをやる上で魅力が無かった(たとえ大学4年間でサッカーが下手になってしまっても)わけだから、この1例をもっと掘り下げて考えていかないといくら形を変えても問題は解決していかないと思う。
改革はもちろん必要だったのだが。
TASAKIの問題がなければもっと早く発表されたかもしれないし、TASAKIの問題があったからこそ「なでしこリーグ改革」なのかもしれない。
5ヵ年計画だそうだ。
《5か年計画》
□~2010年 改革の着手、リーグの再編など
□~2012年 リーグの法人化、女子サッカー界ピラミッド型の完成
□2013年~ 全加盟チームの法人化、トップリーグの全試合有料化など
リーグの法人化のメリットって何だろう?いずれ明示してくれないだろうか?
スポンサーが増えていった場合に資金管理をしやすくする為だろうか?
《改革の三本柱》
□女子サッカーの競技力向上
・「なでしこリーグ」と「チャレンジリーグ」に再編成
・「チャレンジリーグ」と地域の入替方法のシステム化
⇒ ピラミッド型日本女子サッカーの形成
□リーグ運営力強化
・リーグ組織の強化 組織の見直し、事務局体制の強化など
・リーグ財政の強化 恒久的スポンサーの獲得
□女子サッカーの普及活動
・全国各地での試合開催並びにサッカー教室など積極的な普及活動
・加盟条件を緩和した「チャレンジリーグ」で全国9地域から加盟を目指す。
「試合の質を上げたい」と「全国各地への普及もしたい」を適えるために「なでしこリーグ」を再編・分離。
特にサッカーの競技力という物差しを使ってピラミッド構成を形成しようとするのは今までに無い発想なので画期的だ。
このビジョンの具現化は難しいが、JFAのバックアップの下、5年でやれるだけのことをすれば次の5年はもっと次元の高い話に移れる。
《「なでしこリーグ」と「チャレンジリーグ」》
□なでしこリーグ【国内最高峰のリーグ】
2010年~2012年 10チーム / 2013年~ 12チーム
□チャレンジリーグ【トップリーグへの登竜門】
2010年~2012年 12チーム / 2013年~ 16チーム
・東西リーグに分けてリーグ戦を開催。将来的には16チームの総当たりリーグ戦を行う。
スケジュール的にはこのようになる。
2009年 なでしこリーグDiv.1は8チームで3回戦総当り(1チーム21試合)を行い、8位がDiv.2の3位とH&Aの入替戦を行なう
(改革1年目)今と未来の移行の年となるのだろう。
2010年 新装のなでしこリーグは10チームで2回戦総当り(1チーム18試合)を行い、10位がチャレンジリーグの1位とH&Aの入替戦
(改革2年目)カップ戦も予定しているようだ。W杯の予選があるのでその時に行なわれるのかな?
2011年 前年同様、なでしこリーグは10チームで2回戦総当り(1チーム18試合)を行い、10位がチャレンジリーグの1位とH&Aの入替戦を行なう
(改革3年目)カップ戦も予定があるが、W杯もあってロンドン五輪の予選もあるこの年は日程的に厳しいが、だからこそ代表のいないカップ戦が有効かな?
2012年 前年同様、なでしこリーグは10チームで2回戦総当り(1チーム18試合)を行うが、10位がチャレンジリーグの3位とH&Aの入替戦を行なう
(改革4年目)ロンドン五輪もあるがカップ戦も予定されている。
2013年 なでしこリーグ12チームが12チームで2回戦総当り(1チーム22試合)を行い、12位がチャレンジリーグに自動降格、11位がチャレンジリーグ2位とH&Aの入替戦を行なう。
(改革5年目)カップ戦は無くなる。ロンドン五輪が終った頃に次のビジョンが示されるのかな?
大方賛成なんだけど、疑問もある。
なでしこリーグやチャレンジリーグに参加を想定しているチームは具体的にどんな対象なんだろうか?
東京電力のような企業チームであれ、Jリーグ傘下のアルビやレッズのようなクラブチームであれ、基本的には社会人チームだ。
大学や高校を組み込むのかどうか?法人格のことを言っているから入れないのだろうけど、それなら地域リーグとチャレンジリーグの入替のところで大きな矛盾を抱えてしまうことになる。
参加する社会人クラブチームが実力相当で強ければいいのだが、今のままだど日体大、常盤木学園高校、日テレ・メニーナあたりにコテンパンにやられそうなところが参入しそうな気がする。
だからチャレンジリーグという緩衝地帯を設けたんだろうけど。
大学が主の関東女子サッカーリーグ >>越えられない壁>> チャレンジリーグ
とならないことを祈るばっかりだ。
もしかしたらチャレンジリーグとかでなくて、JFLと地域リーグみたいにしちゃって全国決勝大会みたいなセントラル方式で挑戦者を決めてもよかったもしれないね。
普及の面では後退だけど。
それとシーズンの開始時期が明示されていないこと。
今の流れだと4~5月の春に開幕して11~12月の秋(冬)に閉幕ということなんだろうが、この5年間に変更するかどうかは示されていない。
日本代表の強化試合・合宿やW杯・五輪の予選・本戦のスケジュールがガチガチなんで、スケジュールについては日本サッカー協会から何らかの動きがあるかもしれない。
トレセン世代(U-17あたり)から全国的に急激にレベルが上がってきているので、ここでしっかり受け皿を作れば2つのリーグ合わせて28チームを満たす質の高い選手は確保できるかもしれない。
それには如何に食える(生活できる)環境にするかだろう。
現実問題として常盤木学園高校の後藤三知がなでしこリーグではなく、大学を選んだという事実をもっと認識すべきで、なでしこリーグにはサッカーをやる上で魅力が無かった(たとえ大学4年間でサッカーが下手になってしまっても)わけだから、この1例をもっと掘り下げて考えていかないといくら形を変えても問題は解決していかないと思う。
改革はもちろん必要だったのだが。