黄紙に注意! 鳶ブログ

サッカーに魅せられて全国行脚。
奥山監督率いるアルビレックス新潟レディースを応援しています。

全女組合せ発表

2011-11-04 22:30:00 | 女子サッカー
第33回全日本女子サッカー選手権 組合せ


今年も日本の中学生以上の全チームが参加して行なわれる全日本女子サッカー選手権の本大会が12月から開催される。

なでしこリーグからは東京電力が参加辞退した為に9チームが参加。
地域予選から東京電力の出場枠分が1枠加わって(九州に振り分け)23チームが参加。

今年から関東・北信越・東海・関西・九州の5地域でチャレンジリーグ所属チームも予選に参加。(チャレンジリーグ分としてその地域へ出場枠が加わる仕組み。北海道・東北・中国は予選をせずそのままチャレンジリーグの成績順に上位枠で出場)
その結果、関東では「スフィーダ世田谷FC」「日体大」が予選落ちし全て学校のチームになり、関西では「バニーズ京都SC」「アギラス神戸」が予選で大敗し、辛うじてクラブチームのFC高槻が面目を保った。
また、九州は鳳凰高校が今年は結果を出していて、その煽りを受けてなかなか神村学園高等部が鹿児島県予選を突破できない状況だ。

さて、アルビレックス新潟レディースは3回戦から登場。
組合せはどうもなでしこリーグ前半戦終了時点の結果を利用したということで、INACとは決勝まで当たらない。
が、その前にまだ1度も勝ったことの無い高い高~い壁「浦和レッズレディース」「日テレ・ベレーザ」というこれまた強烈な山に入った。
と言ってもトーナメント戦なので一つ一つ目の前の相手を倒していかないとその敵までもさえ当たれない。
で、その相手というのが、徳山大学(中国2位/山口)と静岡産業大学(東海2位/静岡)の勝者と鳳凰高校(九州1位/鹿児島)の勝者。

徳山大学は今年の山口国体用に山口県が作ったチーム。女子サッカーが盛んな沖縄県出身者が主力のチーム。中国地域予選2位というものの中国地域予選1位の吉備国際大とは対戦していない。(ちなみにインカレ予選で対戦した結果は”3-1”で吉備国際大が勝っており、実力としては吉備国際大程度ではなかろうか。

静岡産業大学は東海地域で名古屋FCレディースとの決定戦の結果は”1-0”、直近のインカレ東海予選では愛知東邦大を”4-0”で圧勝しているが、チャレンジリーグは4位。どうも実力が読み切れない相手ではある。左山桃子を久しぶりに見てみたいのだが。

で、おそらく本命と目される鳳凰高校なんであるが、今年の鳳凰高校はタイトルこそないものの九州では着実に結果を出している。が、その九州の実力がどうもわからない。

この3チーム、どのチームが来てもアルビレックス新潟レディースは自分達でゲームコントロールできないとせっかく1部リーグでやってきた意味がない。
12月18日(日)11:00K.O 岡山県・美作サッカーラグビー場。去年の4位がフロッグではなかったことを証明せねば。

おそらく奥山監督は勝ちに行ってくれるんじゃないだろうか。そう願いたい。






一応、4ブロックの山の1・2回戦を見てみる。

何と言っても3回戦でINACと当たる山が興味深い。
1回戦が十文字中高と藤枝順心高校の対戦。ユース世代では今一番勢いのある十文字中高が強豪藤枝順心高校と対戦。
十文字中高は横山に注目が集中するが、実は良い選手が泉のように沸いて出ている。進学校なのでなでしこリーグとは接点が無さそうではあるが、だからこそ試合を見てみたい1押しのチームだ。
そして、その勝者が対戦するのが大学No.1と目される早稲田大学。今年の目標は全女ベスト8進出。ということは「INACへの勝利宣言」をしているチームということになる。
おそらく4年生の大部分は卒業と同時に引退するので、この大会とインカレに掛ける思いは強いはず。
が、その前に高校の強豪に足下をすくわれそうな気がしてならない。

福岡J・アンクラスの山はASエルフェン狭山となでしこリーグ2チームが1歩リードしているのではなかろうか。
関東学園大学の蹴ってくるサッカーに長野パルセイロ・レディースが苦戦するような気がしてならない。長野の西林選手は進路が決まっていれば安心して大会に出場できるね。

ジェフ千葉の山は愛媛FCレディースがどこまでやれるか。北海道文教大明清高校に負けるようだとチャレンジリーグ云々のレベルではないと判断されそうだが。

岡山湯郷BELLEの山のJAPANサッカーカレッジにも同様のことが言えるわけで、大阪体育大学に負けるようだとチャレンジリーグは時期早尚と言われかねない。
まあ、大体大もJAPANサッカーカレッジもいずれにせよ常盤木学園高校との対戦が待っているので、高校生相手にどれだけのサッカーが展開できるかで来年以降の学生募集に影響が出るとは思う。

アルビレックス新潟レディースの山。鳳凰高校はもし勝った場合、12月11日に静岡県藤枝市で試合をして、一旦鹿児島へ帰り、また、12月18日に岡山県美作市へ移動するのだろうか。
学校ももし2学期が終っていれば、バスで1週間移動しながら寝泊り生活送ることになりそうな気がする。
徳山大と静産大は鈴鹿・藤枝・美作だから移動に関してはそれなりにアドバンテージがありそうだけど。

浦和レッズレディースの山は1回戦で武蔵丘短大が吉備国際大と対戦。
同勝ち点の2位FC高槻との対戦も控えているので、チャレンジリーグ西地区優勝の価値を測るにはちょうど良い。
もちろんチャレンジリーグ側が圧勝するべき山ではある。

伊賀FCの山はJFAアカデミー福島が2回戦に控える。それも御殿場から近所の藤枝で。12月10日って、今年は年末恒例の海外遠征はしないのかな。
注目の河村監督率いる姫路獨協大がノルディーア北海道と対戦。この時点で入替戦の結果は出ているので、結果次第で精神的なものが大きく変わるだろうな。
ノルディーア北海道は予選が無かった分、試合勘が戻っているかが勝負の分かれ目のような気がする。
逆に姫路獨協大学はインカレ1次ラウンドを挟んでいるのでチームとしての完成度は高くなっている。姫路獨協大は兵庫県の三木防災なのでホームなのも有利かな。
阪口妹(虹美)にマスコミが注目しそうな1戦ではある。

日テレ・ベレーザの山は2回戦に高校女子サッカー界の強豪日ノ本学園高校が控える。香川だから橋を渡れば良い。
で、1回戦の仙台大とルネサンス熊本。意外と知られていない感じがするのだが、選手だけを見ると仙台大は既に侮れない相手になっている。
九州リーグ1位の評価を測るにはちょうど良い相手のような気がする。
まあ、2回戦で日ノ本学園高校に大敗してしまうと大会自体の価値を問われてしまうので、相当のスカウティングは必要だろう。


この大会を最後に各チームのメンバーは大移動となる。良い思い出作りの場となれば良いが。
それはアルビレックス新潟レディースとて同じ。質の高い試合を何としてもできるように調整してほしいな。

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