黄紙に注意! 鳶ブログ

サッカーに魅せられて全国行脚。
奥山監督率いるアルビレックス新潟レディースを応援しています。

関カレ最終順位とインカレ出場校

2011-11-02 06:00:18 | 女子サッカー
第25回関東大学女子サッカーリーグ戦 最終順位

【1部リーグ】
1位 早稲田大学
2位 神奈川大学
3位 日本体育大学
4位 関東学園大学
5位 武蔵丘短期大学
----------------------------インカレ出場
6位 尚美学園大学
----------------------------東日本プレーオフ
7位 筑波大学
----------------------------入替戦ライン
8位 慶應義塾大学

【2部リーグ】
1位 国士舘大学
2位 大東文化大学
----------------------------自動昇格
3位 山梨大学
----------------------------入替戦ライン
4位 順天堂大学
5位 東京女子体育大学
6位 日本女子体育大学
7位 東京情報大学
8位 東京学芸大学

【3部リーグ】
1位 東京国際大学
2位 東京外国語大学
3位 茨城大学
4位 帝京大学
5位 千葉大学
6位 十文字学園女子大学
7位 埼玉大学
8位 創価女子短期大学

残りの関カレのスケジュールは

1部2部入替戦
日時 11月23日(水・祝) 12:30キックオフ
対戦 慶應義塾大学(1部8位)vs 山梨大学 (2部3位)
会場 大東文化大学東松山キャンパス総合競技場



12月に行なわれる「第25回関東大学女子サッカーリーグ戦 表彰式」。

来年2月には1~3年生対象で「関東大学サッカーオープニングフェスティバル 東西対抗戦@西が丘サッカー場」

となる。


今年のリーグ戦は早大の2連覇だったけど、1部リーグ全体の選手の質が詰まってきているというか、2部の上位くらいまでは一定の質の試合ができるようになっているような気がする。

来年から1部リーグが10チームになるけど、そんなに大差の試合は少ないのではないだろうか。

ちょっと気になることもあって、国立大学が軒並み順位を落としていることと女子大もその傾向にあること。
逆に考えると、大学は共学の流れで、そういうところへ一般的にも学生は集まっているし、特色を出そうとする私立大学が女子サッカー部を強化部に指定しているから相対的に国立大学の順位が下がってきているんじゃないかとも思う。
まあ、2部・3部だと11人が揃わない大学もあったようなので、そこら辺は今後どうなるかだね。
2部2リーグ制で新規加盟校がいきなり2年目にインカレを狙えるシステムになるけど、たぶん上位と下位の差はかなり大きい。
その辺をどう対処していくのか。45分ハーフでいくのならそれなりの底上げの仕組みを下位の大学に取り入れてあげないと怪我とかで不戦勝続出とかになってしまいそうだ。

今年は1部では神奈川大学の頑張りが光ったんじゃないだろうか。特にこれで引退してしまう4年生の。
2部以下では国士舘大学と大東文化大学、それに東京国際大学に勢いを感じた。
(来年の2部は東京国際大学のぶっちぎりの1位が予想される。まあ、だからといって入替戦に勝てるかどうかはわからんが。)
メンバーを見ると高校サッカーでそれなりの選手が集まっているもんな。

日本女子サッカーリーグはチャレンジリーグを創設して、今後もチーム拡大の方向性で動いているが、実は高校サッカー選手権や来年からのインターハイ加盟などで勢いのある高校女子サッカー界の選手が大学女子サッカー界に流れていっているので、なでしこリーグも含めて人材確保が難しい状況になってきているような気がする。

個人的に感想だが、関東も関西も大学女子サッカーリーグ(連盟)がしっかりとしてきていて、関東などは今年は24校加盟になった。それも強化部が年々増えている。
法政大学も女子サッカー部を作ろうとして選手達が活動しているそうなので(たぶんまだ体育会登録は難しいんじゃなかろうか)、今後も加盟校は拡大の一途だろう。
前にも書いたが、明治大学が女子サッカー部を作ったら相当な脅威だし、同様に流通経済大学も女子サッカー部なんてことになったらごっそり選手を引っ張られそうだ。
その他の地域も強豪校がどんどん出来ている。
リーグとしての階層構造や大会運営などの仕組みを整備することで、リーグの価値観も上がってきた。
それは高校選手権やインターハイなどを整備した高体連(高校女子サッカー界)も同じこと。

クラブチームを主体とする日本女子サッカーリーグを頂点としたいわゆる社会人サッカーリーグはクラブのハード・ソフトもそうだが、リーグとしての機能を学生リーグ以上に高めていかないと、良い人材が本当に来なくなってしまう。
(社会人以上に深刻なのは、ユース世代で、クラブチームは各地域などで存在感をどうアピールするか真剣に考えないとみんな選手を高校に持っていかれてしまう。)

大学・高校・専門学校で実施されているリーガスチューデントは、今年、関東と関西の2つのリーグが開催された。
震災の影響を多大に受けたが、やりきった。
来年からは東北リーガの新設や北信越地域の学校も含んだリーグ再編成を考えているらしい。
どんどんあちらさんは手を打ってきている。まあ、卒業後はほとんどが引退しちゃうんで、生涯スポーツとしてはまだまだなんだけどね。

ユース世代について、クラブ側はジェフを中心に高校側との接触を図っているみたいだ。関東のユースだけでも高体連とクラブチームの合同の大会を模索しているらしい。
(アルビレックス新潟レディースU-18も関東のチームのリーグに入らせてもらうのが一番効果的な育成方法のような気はしないでもない。U-18選手権が無くなってしまって、真剣勝負のできるユース世代がほどんど北信越にはいない状況でどう強化していくか、どうモチベーションを維持するか、難しい状況になっている。)

高校生世代の活動場所が増えて、さらに卒業後の進路の選択肢(大学・専門学校)も多くなってきているのはいいけれど、それがクラブチームにとっては脅威になっている現実もある。
クラブ側が高校や大学に対抗できる魅力をどう出していくのか、それは本当に重要な問題だ。

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