黄紙に注意! 鳶ブログ

サッカーに魅せられて全国行脚。
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育成ノウハウ

2009-08-17 23:51:21 | サッカー一般
AFC U-18女子サッカー選手権でも大活躍だった日テレ・メニーナの岩渕真奈。

身長153cm、体重45kgの小柄な体格ながらその卓越した技術力で世界レベルの評価を得ている。

今年は怪我で練習参加ができない期間が長くて、実際、この大会によくぞ間に合ったという感じではあった。

Jヴィレッジではピッチの外から見学しているイメージだった。



その岩渕真奈を育て上げたのが、JFAではなく、日本テレビフットボールクラブだという事実が興味深い。

もともと日本テレビフットボールクラブの前進が教員団だったこともあり、このクラブの育成ノウハウは国内他クラブと比べて蓄積が高い。

個々の指導スタッフの能力が高いこともあるが、クラブ全体の育成能力が高いということも’世界のイワブチマナ’誕生の秘密ではないだろうか。



アルビの育成ノウハウは近年著しく向上していると思うが、やはり先行しているクラブには及ばない。

JFAや他の国内クラブだけでなく世界の様々なクラブから男女に関わらず育成ノウハウを得なければならない段階だと思う。



さて、JFAアカデミーでは、実際に育成年代の選手を指導することによって、日本の目指す育成ノウハウの研究・蓄積を行なっている。

新潟のような地方ではトレセンという形でその恩恵を受けることが大きい。

日本全国から一定以上のスキルを持った選手が誕生しているのはその地元の指導者のおかげもあるが、JFAの指導技術の向上によるところが大きいのではないかと思っている。

そういう意味ではJFAアカデミー福島は成功だったのではないだろうか。特に女子においては。



さらに今後研究を進めていかなければならないのは、たぶん『量産型イワブチマナ』を生み出す指導技術。

高い技術力と瞬時の判断力や数多くの引き出しを持ち合わせている1人のイワブチマナだけではなく、11人、あるいは100人くらいのイワブチマナクラスの選手を生み出さないとアメリカなど世界ランク上位4カ国と対抗するにはキツイのではないだろうか。





日本テレビフットボールクラブのノウハウとJFAが上手くシンクロできた時には、「量産型イワブチマナ」が全国各地に誕生するかもしれない。

それにしても日本テレビフットボールクラブの選手育成実績はすごいわ。

JFAも負けずに頑張れ!