あきじの気まぐれ日記Ⅱ

「あきじ」が日頃、撮影した鉄道・バス・船など
様々な写真などを紹介して行きたいと思います。

護衛艦「くらま」最後の一般公開@高松 その②

2016年12月14日 | 海上自衛隊ネタ
今回も先日12月3日と4日の両日、香川県高松市のサンポート高松岸壁で行われた
護衛艦「くらま」(以下:「くらま」)の最後の一般公開で撮影したものを掲載します。


艦内通路に有った「くらま」の艦歴、歴代艦長のプレート、
艦名板がありました。

艦橋
人が多くてあまり撮影出来なかった。

伝声管
「くらま」のような旧型の艦ならではの装備品。
艦橋の真上にあるトップ(露天艦橋)との通信で使用しています。
実際、トップにいた乗組員と顔にボカシを入れてますが、乗組員の方が試しに
使ってました。
「くらま」の部隊帽もなかなかいいですね。

艦橋から見る前甲板
艦橋に上がる方の順番待ちです。私が乗艦した時より伸びてる!

メインマスト

チャフロケットシステム

ピカピカに磨かれた警鐘

トップ(露天艦橋)にある伝声管
コレが艦橋と繋がってます。

CIWS 高性能20mm多銃身機関砲

シースパロー短SAM8連装発射機

シースパロー短SAM8連装発射機の管制室の窓には
平成27年度海上自衛隊観艦式を記念して作製したプレートで
目隠しされてました。

内火艇

ヘリコプター格納庫内部奥の上部から撮影
左下に伸びている列は数種類用意された「くらま」オリジナルスタンプを押す列。
私も並んで押しました。

グッズ売り場。
残っていたのはバスタオルだけでしたが購入。
就航して36年を記念したものです。

格納庫内天井に取り付けられてたモノ
コレ何だったか聞くのを忘れてました。

格納庫内に下げられている5分隊飛行科の方々のヘルメット

ひとつだけステッカーが貼られたヘルメットが有りました。

格納庫内掲げられた「その先へ」36年の航跡
36年間、「くらま」はいろいろありましたね。

ヘリ甲板
SH-60Kが1機搭載されコクピットも公開されてました。
私は人が多くて見ませんでした。


暫く広いスペースが有る格納庫・ヘリ甲板で撮影したり、
乗組員の方ともお話してました。

格納庫・ヘリ甲板での見学を終えた後、名残惜しいですが、
午前中の公開資料時間も終りに近付いてきたので
下船しました。
「くらま」高松編はもう1回、つづく

護衛艦「くらま」最後の一般公開@高松 その①

2016年12月10日 | 海上自衛隊ネタ
先日12月3日と4日の両日、香川県高松市のサンポート高松岸壁で行われた
護衛艦「くらま」(以下:「くらま」)の最後の一般公開で撮影したものを
数回にわけて掲載します。
高松で「くらま」が一般公開されたのは、現在の艦長が香川県内出身という縁で
行われました。
同艦は1981年3月に就役。艦隊を指揮・統率する旗艦を務め、
観艦式では、安倍首相ら近年の歴代首相が乗艦しました。
来年3月に退役を控えており、お別れを兼ねて全国の基地や港に寄港していました。

「くらま」カッコいい!

サンポート高松岸壁に到着すると行列が出来ていました。
私も並ぶことに・・・

2連の54口径5インチ単装連射砲

甲板や艦橋は多くの見学者で賑わっている。

乗艦までほど遠い。



並んでる時に撮影。

艦番号144

乗艦できたのは並んで20分位でした。

アスロックSUM8連装発射機

前甲板は人が多かったから2連の54口径5インチ単装連射砲が撮れなかった。

艦橋構造物

救命浮輪

3連装単魚雷発射管

「くらま」一般公開では艦橋も公開されていたので上がる事にしました。
しかし、乗艦時に1時間待ちと告げられていました。
「くらま」に乗艦できるのも今回が最後ということで
再び並んで待つことに・・・
結局、前甲板から15分位で艦橋へ上がれました。

艦内へ 右の扉は艦長室

つづく

護衛艦くらまに会いに行って来た

2016年12月03日 | 海上自衛隊ネタ

今日は広島から新幹線と岡山からは快速マリンライナーを使い高松へ行ってきました。
快速マリンライナーは2階建て車両のグリーン車に乗車。

車窓から見掛たいすゞニューパワーの廃車体。
6月、徳島に行く途中に発見した物件ですが、健在でした。

高松に行った目的はコレ!
来年3月に退役が予定されている海上自衛隊第2護衛隊群第2護衛隊に所属し
佐世保基地を母港とする護衛艦「くらま」の最後の一般公開ということで
高松に出掛けた次第であります。

コレを撮影した位置辺りから並びましたが、乗艦するまで20分位かかりました。
明日も行われますが、早目に行かれる事をおススメします!

最後という事で色々と撮影しましたが、画像の整理出来次第、紹介します。

測量船天洋14年ぶり広島港入港

2016年12月02日 | 海上保安庁ネタ
海上保安庁本庁所属の測量船「天洋」(以下:天洋)が11月25日から27日まで
14年ぶりに広島港に入港しました。
今回の入港は今月行われている豊後水道での測量を前にして入港しました。
海上保安庁が保有する6タイプ13隻いる測量船の中の1隻。

第六管区海上保安本部海洋情報部のご協力により、
海上保安友の会広島支部会員限定で見学会が広島港1万トンバースで
11月27日に開催されたので参加してきました。
測量船を簡単に解説。船舶が港湾に出入港する時等に使用する海図作成に必要な
水深、海底地形、潮流の調査を行いデータ収集を行っています。

受付を済ませ船内へ
10名ずつのグループに分かれて観測室に案内されました。
乗組員の説明を聞きながら見て回りました。

マルチビーム測探機
船底にある送受波器で測定したものがパソコンで表示されます。

超音波流速計
音波により船速、流れの方向、強さを測定するもの。
こちらも船底にセンサーが付いています。
測量機器は建造当初から入れ替えられ、建造当初のものは数少ないそうです。

「天洋」は平成23年3月11日の東日本大震災で多くの港が被災し岸壁崩壊、
水深の変化などの調査で平成27年度まで従事していたそうです。

海上保安庁では小笠原諸島西之島火山の噴火活動の観測調査も行っており、
10月に別の測量船が西之島へ派遣され調査を行いました。

西之島で採取された溶岩

観測室を見学後、船橋を見学。
回転窓の付いた船も少なくなりましたね。

舵輪
船橋も機器類は入れ替わっていますが、他の船艇に比べて古いです。

以前は重たい観測機器などを収めていた所ですが、現在は備品など置かれてます。
小さなホイストクレーンが付いていましたが、現在はほとんど使われてません。
天井のレールはその名残。

甲板も見学。

10m型測量艇
測量艇でマルチビームも搭載し浅海域である港湾の測量を行います。

倉庫
他の測量船とは異なり船首下に倉庫を備えてます。
格納されている測量機器を、ここから海中へ投下・揚収するそうです。

「天洋」は1986年生まれ今年で30年のベテラン!
そして見学会を行った11月27日に就航、30年の節目に見学できて光栄です!

船橋部分

「天洋」とグランドプリンスホテル

船尾側

船尾にはギャロスというアーチ型のクレーンがあります。
重量のある機器の海中投入や機器を曳航する際に使用されてます。
現在はほとんど使われてないとか。

見学会を終えた後は出港を見送りました。

出港するまでの間、出港準備を見学


出港

見送りに際して手を振って返礼する乗組員

次の寄港地に向け広島港を後にしました。
この後、「天洋は」数日間、呉にある海上保安大学校のこじま桟橋に
「こじま」と共に停泊していました。
現在は豊後水道で測量業務を行っているようです。

「天洋」の今後のご安航を祈ります。

最後になりましたが、お忙しい中、見学会を開催してくださいました。
測量船「天洋」、第六管区海上保安本部、同保安本部海洋情報部、
海上保安友の会広島支部事務局の皆様有難う御座いました。

測量船「天洋」要目
総トン数 430トン
全長   56.0メートル
全幅   9.8メートル
深さ   5.0メートル
喫水   3.1メートル
主機   ディーゼル2基2軸
速力   13キロノット
搭載人員 38名