あきじの気まぐれ日記Ⅱ

「あきじ」が日頃、撮影した鉄道・バス・船など
様々な写真などを紹介して行きたいと思います。

阪九フェリー 新造船やまと 命名・進水式

2020年01月22日 | 船ネタ
先日1月10日、三菱重工業下関造船所江浦工場で
阪九フェリー株式会社が2隻を発注したうち、建造中であるカーフェリーの
2番船の命名・進水式を行れたので行ってきました。
1番船は昨年8月に「せっつ」 命名・進水式が行われました。
昨年の記事をご覧頂けたらと思います。 
三菱重工下関造船所での命名・進水式は昨年11月末に
東海汽船3代目「さるびあ丸」命名・進水式が行われましたが、
仕事で行かれず。
三菱重工下関造船所での命名・進水式を見学したのは、
昨年8月の「せっつ」以来。
前日には内海造船瀬戸田工場で津軽海峡フェリー新造船の命名・進水式が
行われましたが行かれず。

三菱重工業下関造船所江浦工場に到着
今回は8:45開門、9:15開式で昨年8月の「せっつ」の時より
40分ほど開式が早く広島から行くには早朝に出発しないと間に合わず。
小倉まで行き、下関へ向かいました。

船首は工場建屋ギリギリです。

船名は命名するまで紅白幕で隠されています。

阪九フェリーの小笠原 朗社長による命名で
「やまと」と命名されました。







阪九フェリーの入谷 泰生会長による命名に続いて、
号鐘の合図で順次、船底の安全装置が外され、
一般社団法人日本旅客船協会の船旅アンバサダー 小林 希様により
支綱切断が執り行われ、見学者に見守られ無事進水しました。
支鋼が切断されて船が滑り降りていく姿は何度見ても感動します!


式典出席者の記念撮影が行われ、式典は終了しました。

終了後は現地でお会いしたふくふく号さまに唐戸まで送って頂き
関門汽船が関門海峡で運航する連絡船に乗って
造船所の目の前にある巌流島へ渡りました。

進水したばかりの阪九フェリー「やまと」と
ドック入り中の海上自衛隊 補給艦「はまな」

海上自衛隊 補給艦「はまな」(護衛艦隊第1海上補給隊:佐世保)
海上自衛隊では初めて艦尾の艦名が視認性を下げるため
ロービジ塗装になってます。
艦首の艦番号ロービン塗装になっているとか?


阪九フェリー「やまと」
客室部分はこれからの艤装工事で進められます。
まだ船尾側には船名が入っていませんね。

昨年11月末に進水した東海汽船3代目「さるびあ丸」
現在は艤装工事が行われています。
今年6月に東京~大島~利島~新島~式根島~神津島を
結ぶ航路へ就航する予定だそうです。
左奥のドックには巡視船ぽっいのがドック入りしてました。

大型の巡視船がドック入りしています。
これは昨年11月末に海上保安庁に引き渡され、
第十管区海上保安本部鹿児島海上保安部に配置され就航予定だった
巡視船「しゅんこう」です。
試運転中に不具合が見つかり、引渡しが延期になっています。

海上保安庁 測量船「平洋」
今月末に海上保安庁に引き渡され就航します。

巌流島からは連絡船で門司港へ向かいました。
門司港には昨年8月に進水して艤装工事が終わり、試運転が
行われている「せっつ」が係留されています。
3月10日に新門司港発神戸行で就航します。

この後、門司港から小倉へ向かいましたが、
ランチを済ませて、次の目的地へ向かおうと思っていたら、
急遽、諸事情で呉へ帰ることになり、小倉駅から新幹線で
広島に帰りました。

今回、命名・進水した「やまと」は昨年8月に進水した
1番船の「せっつ」と同型で阪九フェリーが運航する
カーフェリー4隻のうち「つくし」の代替となります。
今後は艤装工事を経て2020年6月に引き渡され、
新門司~神戸航路に就航する予定です。
新造船を紹介するHP
https://newship-han9f.com/#concept

「やまと」要目
総トン数:16,300トン
全長:195m
全幅:29.6m
速力:23.5ノット
旅客定員:633名
車両積載台数:
8.5mトラック約277台および乗用車約188台

130周年だよ!船舶集合! その③

2019年12月10日 | 船ネタ
先月11月16日・17日の両日、北九州港開港130周年記念として門司港で
行われた「130周年だよ!船舶集合!」で見学した船舶を紹介しています。
海上自衛隊 護衛艦隊第1海上補給隊 補給艦「ましゅう」の見学後は
国土交通省 九州地方整備局関門航路事務所 浚渫船「海翔丸」を見学。
「海翔丸」はここ数年、JMU呉事業所にドック入りに来ているので
馴染みのある船ですが、実施に見学するのは初めてです。
今年もJMU呉にドック入りに来ていましたが、撮影する機会
ありませんでした(汗)
海翔丸は日本最大級のドラグサクション浚渫兼油回収船で、
簡単に言えば、海底の土砂を掘って浚渫する船で事故などで
流出した油も回収できる船です。

船尾側からまともに撮影するのは初めて。
船尾には「ドラグヘッド」と呼ばれる装置があり、装置を海底に下ろし、
掃除機のように泥を吸い込むそうです。

設置式油回収器

泥槽
吸い込んだ泥を貯めるところで、2000㎥の泥をためこむできるそうで
学校にある25メートルプール5杯分だそうです。

投げ込み式油回収機

船橋
船橋には船を動かすほかにも浚渫と油回収の操作も同じ室内で
行ってます。

浚渫操作盤

油回収操作盤

船長帽子とスナQ

そして海翔丸クルボンもいるという・・・
前日から訪れていたペンミさまとお会いしました。

船体中央にある泥槽と所狭しとある機器類

海翔丸から見る巡視船「くにさき」

海翔丸から見る補給艦「ましゅう」

関門海峡ミュージアムから俯瞰撮影


関門汽船から撮影した「海翔丸」

海翔丸要目
総トン数:4,659トン 
全長:103m
全幅:17.4m
速力:13.3ノット

130周年だよ!船舶集合! その①

2019年12月04日 | 船ネタ
先月11月16日・17日の両日、北九州港開港130周年記念として門司港で
「130周年だよ!船舶集合!」が開催された。
イベントは6隻の船が門司港に寄港して一般公開や体験イベントが
行われました。
2日目の11月17日に日帰りで行ってきました。
一般公開された船舶は以下の通り。

一般社団法人グローバル人材育成推進機構 帆船「みらいへ」

海上保安庁 第七管区海上保安本部門司海上保安部 巡視船「くにさき」

国土交通省 九州地方整備局関門航路事務所 浚渫船「海翔丸」

海上自衛隊 護衛艦隊第1海上補給隊 補給艦「ましゅう」

独立行政法人海技教育機構 練習船「青雲丸」

財務省 門司税関 監視艇「げんかい」(16日のみ)

まずは見学場所が一番遠かった「青雲丸」から見学

船長室

「青雲丸」から見る補給艦「ましゅう」と浚渫船「海翔丸」と関門橋

船橋


船橋の1階下には実習生用の操舵室とシュミレーションがあります。

甲板ではヤシの実を使って甲板を磨いているところを実習生が
実演してました。

後部甲板

実習生用の食堂
練習船の食堂は講義にも使われるるそうで、全員が同じ方向を向いて
座るようになっているそうです。
撮影していませんが、教室では、日曜日でしたが授業が行われてました。

機関室

4人部屋の実習生室

船尾

「青雲丸」船尾と補給艦「ましゅう」と浚渫船「海翔丸」

「青雲丸」を見学後は補給艦「ましゅう」ましゅうへ向かいました。

練習船「青雲丸」概要
総トン数:5,890トン 
全長:116.0m
全幅:17.9m
速力:20.4ノット
最大搭載人員(実習生定員) 252(180)

さよならクルーズフェリー石手川

2019年08月31日 | 船ネタ
都合によりブログを約半月更新してませんでした(汗)
久しぶりに更新。
お盆に大阪へ行ったのですが、その時のネタもアップしないまま(汗)

瀬戸内海汽船の広島・呉~松山航路で7月末まで活躍していた
クルーズフェリー「石手川」は7月31日の引退後は
呉市吉浦にある神田造船若葉工場にドック入りしていましたが、
8月30日に新たな活躍先に向け、造船所の方々に見送られながら
慣れ親しんだ瀬戸内海を出港し旅立って行きました。
そろそろ旅立ちかな?と浮きドックから出た姿を撮影に行くと動いているでは
ありませんか!既に工場沖合へ

昨年7月26日に音戸の瀬戸で貨物船との衝突事故に遭い、
必要最小限の応急修理だけで復帰して、豪雨災害での呉~広島間の
代替交通手段として活躍もしていましたが、衝突痕も修理されていました。
瀬戸内海汽船のロゴは残されてますが、船名は消されたり
切り抜かれて鉄板で覆ってました。


出港後、沖合で暫く停泊

造船所から迎えの船がやってきて作業員が降りてきました。

数名の作業員が降りたのち、再び動き出しました。
見送る作造船所の作業船

石崎汽船スーパージェット「翔光」とのコラボ

この後、見えなくなるまで見送りました。

「石手川」はシエラレオネ船籍となっているので便宜船籍で、
行先は不明ですが、新たな活躍先での活躍をお祈りします。
また目的地までの安航をお祈りします。

もう瀬戸内海に戻って来る事のないでしょう。
さよなら「石手川」、そしてありがとう。

阪九フェリー 新造船せっつ 命名・進水式

2019年08月17日 | 船ネタ
先日8月1日、三菱重工業下関造船所江浦工場で
阪九フェリー株式会社が2隻を発注したうち、建造中であるカーフェリーの
1番船の命名・進水式を行れたので行ってきました。
三菱重工下関造船所での命名・進水式を見学したのは久しぶり。

新下関駅で地元在住のふくふく号さまと合流して
三菱重工下関造船所江浦工場に向かいました。

会場に到着 
工場建屋とギリギリです。

平日にも関わらず、夏休みということで多くの見学者が訪れ
撮影場所を確保するのも難儀でしたが、何とか撮影場所を確保
式典は反対側で行われていたため、放送を頼りに見守りました。

わかりにくいですが、「せっつ」と命名されました。







阪九フェリーの入谷 泰生会長による命名に続いて、
号鐘の合図で順次、船底の安全装置が外され、寄港地ゆかりの
女性による支綱切断が行われました。
支鋼が切断されて船が滑り降りていく姿は何度見ても感動します!

式典出席者の記念撮影が行われ、式典は終了しました。

下関駅に送っていただく途中、艤装桟橋が見える埠頭へ
阪九フェリー「せっつ」は進水後は艤装桟橋に係留されていました。
手前は海上保安庁ヘリコプター2機搭載型巡視船「しゅんこう」が艤装工事中

巡視船「しゅんこう」は尖閣諸島警備のため第10管区海上保安本部に
配属の予定。

今回、命名・進水した「せっつ」は、阪九フェリーが運航する
カーフェリー4隻のうち「やまと」の代替となるもので、
今後は艤装工事を経て2020年春に新門司~神戸航路に就航する予定です。
新造船のコンセプトは「星空と海をのぞむ癒しの旅」を
コンセプトに、従来船にはない客室最上階である
7階には、開放感のある空間を設け、
船内で一番大きな窓から星空と瀬戸内海が眺望できる
心躍るクルージングを楽しむことができるそうです。
新造船を紹介するHP
https://newship-han9f.com/#concept

「せっつ」要目
総トン数:16,300トン
全長:195m
全幅:29.6m
速力:23.5ノット
旅客定員:633名
⾞両積載台数:
8.5mトラック約277台および乗用車約188台