毛糸の前身

大きな竹のザル一杯の羊の毛です。一見　グレー一色に見えますが、色んな色が入ってるんです。白っぽいゲレー　焦げ茶ぽいグレー　黒っぽいグレー　・・・
撚りをかけ引き伸ばして糸になっていきますが、この段階でもすでにグラデーションありですが、単糸を２本合わせて双糸にすると、またこのグラデーションがもっと出て不思議な機械ではできない糸が出来上がります。こうなってくると、手間　時間がかかっても手作業の仕事の面白さです。
約７００ｇあまりあるでしょうか。１日わずかしか糸は作れませんが、気長に糸車を回しましょう。機械製品の無い時代は　きっと着る人の事を想って愛情込めて作業したのでしょうか？時代を遡っての仕事　ゆったりとしてかかりましょう・・・