ベニシジミが、すっかり花びらを落としたミソハギにとまっている。
カメラを寄せても、動じることなくポーズをとってくれた。
高原も最低気温が20度を切るようになった。あと一月もすると標高の高いところから色づいてくる。
今年は暑い日が続いたので、紅葉が美しいのではないかといわれている。
このまま強い台風が接近することがなければ、葉が擦れることもなく美しい錦秋の秋を見ることができる。
紅葉はリストラと同じだとある本に書いてあった。
広葉樹は寒くなり光合成が進まなくなると、枝と葉の間の栄養補給を断つため離層を設け落葉させ木本体を守るという。
植物が陸上に進出したのは4億5千万年程前だといわれている。
動物と違い動かない植物は、動物からの食害に対抗するために巨大化したり体内に有毒物質をつくったりと進化してきた。
それでも動けない植物は花や実をつけ昆虫等に、子孫を残す事をゆだねる共進化の道を選んだものもいる。
秋になると春と違った慌ただしさが高原に訪れる。