浜野浦棚田があるのは玄海町だが、近くの肥前町に大浦棚田がある。
ここの棚田が落ち込む先には、小さな漁港がある。
その先にのマリンブルーの海には、新緑をたわわに身にまとった木々に覆れた島々が点在している。
景勝地いろは島である。
島の数は48あり、「いろは48文字」からこの名称がつけられた。
港だけでは寂しいので、港に出入港する船の航跡を撮ろうと三脚を据えて待った。
道路下の狭い畑では、ジャガイモの収穫がおこなわれていた。
どこからともなくミカンの花の甘い香りが漂ってくる。
歌の歌詞は飛び飛びしか思い出さないが、記憶の彼方からあのメロディーが流れてくる。
みかんの花が 咲いている 思い出の道 丘の道
はるかに見える 青い海 お船がとおく かすんでる。