ドレスデンの夕暮れ エルベ川をはさみ旧市内を望む
ドレスデンは 2006年に建都800周年を迎えている。
15世紀からザクセンの選帝侯や王家が居住し
銀の採掘とエルベ川の水運によって栄え
18世紀にはヨーロッパの政治・経済・文化の
中心となっている。
街にはバロック建築を始めとし ルネサンス時代や
19世紀に造られた多くの壮大な建築物が建っている。
現在は ドイツのザクセン州の州都 人口約50万人の都市。
街は エルベ川によって 新市街と旧市街に分かれている。
旧市街が歴史的に古いと思うが むしろ新市街の方が
歴史の古い建造物が多い。
1945年2月の大空襲で死者10万人
街の75%が壊滅状態になったが
現在は 歴史的建造物の復興が進み
街全体が文化遺産とも言え
昔そのままの姿が見られようになっている。
特に 後期バロック様式の建物が建ち並び
「エルベ川のフィレンツェ」とも呼ばれるほど
芸術と文化の街でもある。
ワーグナー リヒャルト・シュトラウス ウェーバー
ビヴァルディー バッハ モーツアッルトらの音楽家も
この街を訪れている。
森鴎外の小説「文づかい」もこの街が舞台となっている。
一方で 半導体の生産拠点として時代の先端をいく街でもある。
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