御食堂
皇族が食事を召し上がった部屋
椅子は食堂用の皮張り
前脚だけにキャスターが付いている。
当然ながら調度品はすべてご紋章入り。
謁見所
天皇陛下がご滞在中 来客に面会するときに用いた部屋
床の間側に置かれた玉座用の肘掛け椅子には
梨地漆に御紋章の蒔絵が描かれ
椅子の中はスプリングは使わずに
馬の毛や干し草が入っているとのこと。
御座所
皇族の方々の居住部分(プライベート空間)として
用いられていた建物で
御座所(居間・10畳)、御寝室(10畳)、御着換所(8畳)の
3つの部屋からなり 総称して御座所と呼んでいた。
御寝室
畳の敷き方が一列に並んでいて その畳のヘリの模様も合わせそろっている。
また 黒松の柱が使われているが 松の木はまっすぐに成長しないから
まっすぐな松の柱は珍しいという。
皇族が使用される廊下の電灯は
天井の中心からずれて下げられている。
他の廊下は中心部にあるが
これは地震や事故で電灯の落下への対処とのこと。
(2018年12月17日 読売新聞)
12月17日の新聞に
天皇陛下の疎開先の詳細記録があった。
1944年5月15日から7月8日まで
ここ沼津御用邸に疎開されている。
その間 初等科5年生として将来の天皇にふさわしい授業や
防空壕掘り 相撲などで過ごされたという。
しかし 静岡も戦が況悪化し
東京に戻られ更に日光へ疎開された。
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