あかない日記

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島根旅行(10) 出雲阿国像

2015-01-11 | 国内・島根

 

交差点脇の広場に 

刀を担ぎ扇を広げた
立ち像が建てられていた。

台座の銘板と石碑には「出雲阿国像」と刻まれている。

この象は 2012年に建立されているが 

京都四条大橋近くにも同じ像もあるようだ。

 

”歌舞伎の始祖”
と言われる出雲阿国は、

出雲大社の鍛冶職、中村三右衛門の娘で

幼少の頃から巫女をしていたと言われていた。


阿国は 生まれつき舞踊にすぐれた才能の持ち主で

大社本殿修理のための勧進のため

女たちと共に 諸国を巡業していた。

この時阿国は 京都で念仏踊りを上演して人気を博し

これが たちまち評判となる。


1603(慶長8)年には 京都の四条河原で男装に刀をさして舞い

思いきった演出で 見物人を魅了したといわれている。


徳川家康が 江戸幕府を開いた年に 阿国は名古屋山三と組み

”かぶき踊り”を創始して 京都で初上演している。

歌舞伎の基礎を築いた阿国は 晩年大社に帰り 

尼となって智月院と称し 連歌庵で連歌と読経三昧の生活をおくり

75歳で 没したといわれている。

 

 

 


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