(BSテレ東「新美の巨人たち」から)
2月5日は
洋画家 桂 ゆき が亡くなった日
桂 ゆきは
日本における前衛女性画家の
先駆者であり、第一人者
戦前から逸早く先端的コラージュの手法を
シュルレアリスムから
距離をおきながら独自に展開し
生活用具や動物など実在と抽象的な形を
混在させた独自の表現を探求した。
本名は 雪子 初めは「ユキ子」
1970年代頃から「ゆき」
1913(T2)年
東京大学教授・冶金学者
桂弁三の長女として
東京市本郷で生まれる。
1931(S6)年
東京府立第五高等女学校
(現都立冨士高)卒業
1933(S8)年
東郷青児(1897-1978)が指導する
アヴァンギャルド洋画研究所に通う。
1935(S10)年
コラージュによる初の個展を開く。
二科展に初入選し第9室に展示される。
1938(S13)年
吉原治良(1905-1972)
山口長男(1902-1983)ら
とともに前衛グループ九室会の創立に参加
1946(S21)年
三岸節子(1905-1999)らとともに
女流画家協会を創立
1950(S25)年
二科会会員となる。
1956(S31)年
渡仏
1958(S33)年
アフリカに旅行。
帰仏後、すぐにアメリカに渡る。
1960(S35)年
全米女流展(ニューヨーク、
リバーサイド美術館)に出品
1961(S36)年
帰国 東京画廊で個展を開く。
第6回日本国際美術展で優秀賞を受賞
1963(S38)年
「女ひとり原始部隊に入る」で
毎日出版文化賞を受賞
1966(S41)年
第7回現代日本美術展で
「ゴンベとカラス」が最優秀賞を受賞
1979(S54)年
東京画廊で3回にわけて
戦前から新作までの個展を開く。
1980(S55)年
山口県立美術館で「桂ゆき展」開催
1981(S56)年
「1960年代--現代美術の転換期」展
(東京国立近代美術館)に出品
1991(H3)年2月5日
癌のため東京女子医大病院で逝去 77歳
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参考:・BSテレ東 「新美の巨人たち」
・ウィキペディア