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あかない日記

写真付きで日記や旅行・趣味を書き留める

モロッコ紀行 118 映画「アラビアのローレンス」

2017-04-11 | モロッコ紀行

 

  第14位に映画「アラビアのロレンス」(1962年・英国)

 アカデミー作品賞 監督賞 撮影賞 編集賞 
美術賞 音楽賞 録音賞の 7部門を受賞している。

物語は エジプト シリア ヨルダンと
アラブ地方が 舞台となっているが

映画の撮影は もっぱらモロッコで行われ
ここアイト・ベン・ハッドゥも ロケ地に使われたという。

物語は

 第一次世界大戦時代のアラビアで 
実在のイギリス軍人ロレンスが アラブ独立運動に
生涯をかけた波瀾の人生を描いている。

あらためてDVDを見て 広大な砂漠が主舞台で
 変化にとんだ場面や様子は 
先に体験してきたメルズーガ砂漠を思い起こさせる。

しかし 当方には どこで撮影した砂漠かは
 分からないが 映画を楽しんでいる。


 


モロッコ紀行 117 映画「カサブランカ」

2017-04-10 | モロッコ紀行

 

「カサブランカ」(1942年・米国)は
 150作品中 堂々の 8位。


ハンフリー・ボガートと
イングリッド・バーグマンが
主演しているハリウッド映画。


1943年 第16回アカデミー作品賞
・監督賞・脚色賞を受賞している。

あらすじは

1940年に パリ陥落しフランスがヴィシー政権となり
その大部分が フランス保護領であった
モロッコも 1942年11月に解放されるまで
ドイツ第三帝国の影響下にあった。


1941年12月 被占領フランスの都市カサブランカの
酒場「 Rick's Café Américain 」の主人として生きる
アメリカ人リック(ハンフリー・ボガート)が
かつて愛したイルザ(イングリッド・バーグマン)と偶然再会する。


しかし 彼女にはナチスに追われる夫ラズロがいた。
二人の愛人の狭間で揺れる女心。

リックがとった結末とは
 二人をカサブランカ空港から 自由世界へ
逃がしてやることだった。

映画の中で リックが イルザにささやいた

「君の瞳に乾杯!」
「昨日はどこに・・・? そんな昔のことは覚えていない。
今夜会える・・・? そんな先のことはわからない・」

は当時流行語にもなった。

因みに 原語は「Cheers! Looking at you, kids.」で
直訳では「君を見ながら乾杯!」だが
「君の瞳に乾杯!」は名訳だ。

 

 

 

 

 

 


モロッコ紀行 116 モロッコの映画

2017-04-09 | モロッコ紀行

 


先に映画の話題になったので

ここモロッコに関する映画を話題にしてみたい。

資料は古いが 1980年代に発刊された

映画通によるアンケート「洋画ベスト150」に

モロッコにかかわる作品が 三つ選ばれている。

     8位 「カサブランカ」 

   14位 「アラビアのローレンス」

   41位 「モロッコ」

あらためて 3作品のDVDを見直してみた。

    

 

 

 


モロッコ紀行 115 映画ロケ

2017-04-08 | モロッコ紀行

 

あぶり出し絵の販売所に

ここアイト・ベン・ハドゥが

ロケ場所になった映画のリストとともに

撮影風景の写真が展示されていた。

そのリストの中に 

1954年の「アリババと40人の盗賊」

1965年「アラビアのロレンス」

さらに「インディ・ジョーンズ」や

「サムソンとデリラ」「クレオパトラ」など

2015年までの26本の映画名が挙げられている。

ここに来る途中には 映画スタジオがあったが

 近くにある ここアイト・ベン・ハドゥの風景が


大いに映画のシーンに適し利用されていることが分かる。

また 撮影後残されたセットも残されている。 

 


モロッコ紀行 114 ガスボンベ

2017-04-07 | モロッコ紀行

 

 

現在も 集落内に居住している住人が数家族いるが

ほとんどの住民は 対岸の生活のインフラが整のった

新市街地に移り住んでいるそうだ。

あぶり出し絵に ガスボンベが用いられていたが

ここには当然都市ガスはなく 

モロッコの地方のほとんどの家庭では

ガスボンベを購入して 調理
用等に利用している。

 そんなガスボンベを運搬するトラックをよく見かけたが 

日本のガスボンベより小型である。

モロッコの旧市街地の路地を見てきたが

狭く入り組んで ロバが荷物を運んでいるように

これは持ち運び便利なようにと造られているからのようだ。

また 資料によれば ガスはプロパンより重たい

「ブタン」が注入されている。

その理由は ブタンの方がガスになる温度(沸点)が高いので

砂漠のような気温が高温の地域は安全のためとか。

 

 

 


モロッコ紀行 113 あぶり出し絵

2017-04-06 | モロッコ紀行

 

 

集落内 途中に 

あぶり出し絵を 作成し販売している人がいる。

あぶり出し絵は 子供のころ

“みかんの汁” で遊んだことを思い出す。

ここでは サフラン茶の無色の汁で

白紙に絵や文字を書き 

それをガスバーナーで熱を加えて


あぶりだす単純な化学変化だが 

 
そのあぶりだされた絵が 

モロッコの雰囲気が出ていて土産になると

観光客に人気があるようで

仲間も買い求めていた。

 


モロッコ紀行 112 路地

2017-04-05 | モロッコ紀行

 

 

橋を渡って 集落へ 登り坂を頂目指して進む。

盗賊などの掠奪から身を守るため

集落への入り口は一か所しかなく


通路は狭く複雑に入り組んでいることから

孤立した集落となり

この丘全体が城砦となっていることがわかる。

丘の頂には 穀物の倉庫がポツンとあって

遠くからはこの集落のシンボルとして見える。

 

 


モロッコ紀行 111 橋

2017-04-04 | モロッコ紀行

 

 

 

バスを降りて 集落へ向かう。

 かつては この集落に行くには 

裸足になるか 飛び石を伝って 

この川を渡らなければ いけなかったが

そこには 地元も子供たちが 待ち受け

チップを渡すことで 手伝ってくれていたそうだが

今は その姿はなく 城内で無邪気に遊んでいた。 

飛び石だけが 丘の上から確認できた。

また 増水のときは見学もできず

対岸からの見学になったという。

 しかし 2010年に

このよう立派な橋が架けられ

今は そんな心配は いらなくなった。


 

  

 

 

 


モロッコ紀行 110 アイト・ベン・ハッドゥ

2017-04-03 | モロッコ紀行

 

 

ツアーバスは 映画スタジオを過ぎて 

ワルザザードから 西へ 33km 

世界遺産「アイト・ベン・ハッドゥ」へ

集落の手前 ビュースポットから全景を望む。

 また 朝陽が我々のバスの姿を岩壁に映し出してくれいた。

 このアイト・ベン・ハッドゥは

モロッコで 最も美しいと集落とされ


1987年 世界文化遺産に登録されている。

 

ベルベル語で アイトは一族

ベンは 息子 ハッドゥは 人の名前

当時 この村の長がハッドゥという人物だった

ことに由来している。

小高い丘の上にカスバが築かれて集落を形成しているのだが

隊商交易の中継地として栄え ハドゥ一族が築いたものだ。

 

 

 


モロッコ紀行 109 映画スタジオ

2017-04-02 | モロッコ紀行

 

 

 

ツアー 7日目 快晴の朝が明けた。

ワルザザードから 250km先の

マラケシュへ向け 早速 出発 


ワルザザードは 映画のロケ地でもあると紹介したが

街のロータリーには 映画にまつわるモニメントが数多くあり

郊外ある映画スタジオも見えてくる。


ここでは「アラビアのロレンス」をはじめ

モロッコが舞台でもない映画も 数多く撮影されている。 

2004年には 世界一の広さの映画スタジオが完成し

現在 映画スタジオが3ヵ所あって

 “モロッコのハリウッド”として


ハリウッドと姉妹都市にもなっている。


一昨年末見た「スター・ウォーズ フォースの覚醒」も

ここで撮影されたという。

 

 


モロッコ紀行 108 ワルザザード

2017-04-01 | モロッコ紀行

 

 

ツアー6日目の宿泊地 

ワルザザートのホテルに着いたのは 午後6時前

一段落して 入浴しようとバスタブに湯をため始めたら

ご覧のようなことに 最初だけかと思い


入れなおしても一向に変わりませんでした。

また部屋の隅にも砂があって 

砂漠の雰囲気を ここでも味わうとは・・・。

ここワルザワードは モロッコ中部 アトラス山脈の南側に位置し

山脈から流れてきたドラア川が平原に出る地点にある。


標高 1,151m 気候は乾燥しており 

雨はほとんど降らないが ドラア川の水によって

オアシスとなって 
生活する人は 5万余人。

かつては キャラバンが立ち寄るだけの小さな村だったが

1920年代にフランス軍の基地が作られてから発展し

現在もモロッコ軍が駐屯しているという。

また マラケシュからアトラス山脈を越えて

サハラに抜ける幹線道路上に位置しており

交通の要衝にもなっている。

これら条件とともに 郊外は砂漠の雄大な光景が広がっているため

ロケ地としてよく使われ 映画スタジオも整っている。

 

 


モロッコ紀行 107 タウリルトのカスバ

2017-03-31 | モロッコ紀行

 



カスバ街道も終点のワルザザードに近づき

 その郊外 タウリルトの町に差し掛かる。

 ここタウリルトのカスバは18世紀~20世紀にかけて

フランスの保護領下 モロッコ南部の砂漠地帯で絶大なる力を誇った

グラウイ家の居城。

地域の維持を図るために

フランス軍は 有力部族の地位を保全したが 


なかでもグラウィを重用していたという。

今は 見学の施設になっている。

         

 ロータリー 左側に市場 右手はカスバ

 


モロッコ紀行 106 カスバ

2017-03-30 | モロッコ紀行

 

 

ワルザザードへ向かう途中

 ソクラの町から西に3kmにある

「ベンモロ・カスバ」で 写真タイム。


スペインでのレコンキスタ(国土回復運動)により

イベリア半島の地を追われ


モロッコに流れてきたスペイン系のイスラム教徒が


ナツメヤシの実で財をなして 建てたものだとか。


四隅に物見塔があるのが特徴になっている。

街道筋には カスバが点在するが このように

改造されてホテル・レストランとして利用されているものある。


因みに「カスバ」の意味はいろいろあるが

モロッコでは 
地方の小さな砦や地方官の邸

または それらのある町全体を意味している。

 


モロッコ紀行 105 雲

2017-03-29 | モロッコ紀行

 

 

カスバ街道をバスは順調に進み 

右手にオートアトラス山脈が見えてきた。 

山脈をラップする雲 髪の毛がよだつような雲

雲形からも気象の変化が厳しいところと 読み取れる。


さらに進む車窓から その変化を楽しむなか

見たこともない雲が面白かった。


舌? 白鳥? 飛行機? いろいろな形にも見える。

しかし 天候が急変するかもしれないこの地

のんびり楽しんでもいられないのではと。

 

 

 

 


モロッコ紀行 104 バラ香水

2017-03-28 | モロッコ紀行

 

 

ティネリールから カスバ街道を100kmほど走ったところ

「ダデス谷」と呼ばれる地域にある エル・ケラア・ムグナの町へ

このダデス谷は バラの栽培で有名なところで 

特に エル・ケラア・ムグナは 有名なバラの産地のひとつで

ローズウォーターを蒸留する工場があり


毎年5月には バラ祭りも行われている。

街道沿いにある香水店に案内される。 

日本人観光客が寄る店のようで 日本語も看板にある。

店内の棚にはびっしりと香水が並ぶが 

バラの品種は非常に多く その中でも

香り良いもとされるのは ダマスク・ローズだそうだ。

シリアのダマスカスが 名前の由来で 

昔メッカを巡礼したこの地の人が持ち帰って

栽培を始めたのが始まりとのこと。