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なんとなく囲碁夜話

私は囲碁が好きだ。初めはなんとなく、ニアミスを繰り返し、深みに嵌ってしまった。

「語録」ならよかったのに

2008-02-24 16:28:07 | Weblog
 また「韓流 囲碁が驚くほど強くなる本」の話の続きです
  と言っても借りてきて、まだ2日目ですから始めの方を読んでいるところではありますが・・・
 巻頭のプロローグに書かれているのですが、この本は何年か前に韓国のBook・ie出版社から発売された「チョウ・フニョン(文字が出せないので音で表記しました)とのコミュニケーション」の翻訳です
 そして、中の形式は共著のイ・クァングさんとの会話というか、質問に応えるような形で進行します。
 チョウさんの考え方や見方を分かりやすく引き出してくれる形で、良い呼吸のリズムがありますね。
 内容も「全てが新発見」では無いにしても、チョウさん独特と思われるところ、プロと言う人はそうなんだと思うところなどがあって面白い。
 また、碁盤の上に現れているはずのことが言葉で示されていて、何だかすっきりとするような感じもあります。
 マア、そういう感じが、私としては「少しは強くなった」と勘違いできそうなところではある。
 ともあれ未だ読み始めたばかりですが、やがて返却日にこのまま返すのは惜しいような気もしますから、何か記録を作ろうかなと思っています
 巻末の棋譜の総譜集と38のタイトル名と、それにチョウさんの語ったことの中から一寸印象に残ったところなど、CDかリムーバブルに入れておこうかなと・・・全く忙しいことになりそう・・・今ふと思ったのですが、もしこの本を買ったとして、いつでも手元にある本でももしかしたら同じようなことを考えたかも知れません。

 例えば
「プロは碁が始まってから終わるまで、常に碁盤に置かれている石のひとつひとつに思いをはせます。一瞬の役割で使命を終える石もあれば、碁が終わるまでずっと役割を果たす石もあります。攻め合いに投入されたような石は、一瞬で使命を終えた石といえるでしょう。・・・」これはシノギの感覚と言う話の中での一節です
 ”読みとは何か”と言うテーマでは坂田九段の話が引用・紹介されていてチョウさんの話もあります、、、そこでの「手を見る」と「手を読む」の区別が書かれていますが、なるほどプロは大変なものだと感じました。
  勿論アマでも当然やらなくてはいけないし、レベルが月とスッポンではあるが真似事的にはやっている・・・ハズ・・・ではありますが。
 
 ところで、しつこいですが誇大広告の話で
 私がこの本を読み終わって、、、更にまとめてみて記録をとったり、、、それでも「驚くほど」でなくてもいいけれど強くならなかったら・・・
 そういうクレームを発売元にねじ込んだらどうなるでしょう
  きっと苦情担当の窓口の人は(そういう人がいたとして)
 にっこり微笑みながら「お客様みたいな苦情は珍しいですね」と言うでしょう。
「でも、謳い文句には『囲碁が驚くほど強くなる』と書いてありますよ」
 「確かにそのように書いてありますが『誰でも』とは申しておりません。それに失礼ですが、お客様はどのような努力をどの程度なさったでしょうか?私どもの手元にはこのような感謝の手紙や報告が寄せられています」・・・
 となる筈です。
  「癌の特効薬」と称して単なる健康食品を売っているわけでは無いから、やはり効果のある無しは私個人の責任でしかないでしょう。
 となると・・・私の墓碑銘を思いつきました
 「ためになることに努力をせずに、効果の上がらないことにばかり時間を空費した男ここに眠る」
 自分で自分のお墓を作ればこうなりそうです。

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