先日NHKの昼の番組を見る機会がありました。
昼のニュースの後番組で、いろんな地方に出てふるさと自慢の紹介のような話。
その時は、どこの地方かわかりませんが羊牧場と循環型農業で、レポーターは羊のミルクと羊のチーズ、それにイチゴ・・・こういうレポーターって好いですね、うらやましい。
普通の「うまいものレポート」ではレポーターも相当苦痛なこともあるそうですね・・・ボリュームのあるものを次から次へ試食するとしたら確かに幸せな気分を通り越しだろうし、取材にそれほど時間をかけられないとしたら一口味わって感想を言う仕事も楽では無いでしょう。
それはともかく羊のミルク!
これは私の思い出は一気に50年は昔に飛びます。
私は羊のミルクを1回だけのんだことがあります、それもコップに1杯。
その時は何気ないことだったはずなのですが、意外とその時の情景とか羊のミルクの味とか記憶が薄れることはありません。
私が育ったのは地方の市のそのまた市のはずれで、川を挟んで向こう側は当時は月の行政区で郡・町でした。
港に近く木材が集まって来るところでもあったので広い町内に製材会社が3つに父が勤める製紙会社のパルプ工場、それに漁港に氷を納める製氷会社がありましたが商店は0、住んでいるのが14家族ですから。
そういうところですから今とは違って子供たちは皆仲が良い。
必然的と言うか同じ年代だけでなく年齢差を超えて遊ぶのです・・・そうしなければ遊びにならないですから当たり前のことですね。
小学校の町内対抗ソフトボール大会では、高学年だけではチームが作れずに低学年までチームに入れ、尚且他の町内の選手に洩れた子を借りて9人しかいないチームであわや優勝と言うところまで行くのですから、日頃の遊びで出来たスポーツ勘とかチームワークが良かったようです。
ともかく一番はずれにある町内ですが、そのまた町の外側に家がありました。
港に繋がる道筋にある町、と言っても町名はあるけれど人が住んでいるわけでは無いから感覚としては町という感じはしません。
そういう所にI君の家族は引っ越して来た。
その町内にはI君の家族しか住んでいない。
引っ越してきて周りに一軒も家が無いので自然に近所に友達が出来ると言うことはなかったのでしょう。
彼のお母さんが心配をしてI君とその弟を連れて私たちが遊んでいるところへやって来て「一緒に遊んでね」と言うことになりました。
学校では転校生としては知っていましたが、この町の隣に住んでいたこと、兄弟がいることを知りました。
ある時彼の家を訪ねた時、同じ町内では当たり前ですがI君の家では喜んでくれました・・・こういうことは今なら分かりますが当時はなぜそんなに喜んでもらえるのか不思議でした・・・。
彼の家は道の横を流れる2mほどの水路を木の橋で渡ります。
家の前には空き地と言うか作業用の広場みたいなところがあるのですが、その脇に羊小屋がありました。
羊と言うのは見てわかりましたが、実際に家で飼っているのは初めて見ました。
そしてI君のお母さんから羊のミルクを貰ったのです。
私の叔母の家では乳牛を飼っていたので、一升瓶でしぼりたての牛乳を貰うことはあったのですが、流石に羊のミルクは初めて。
少し青草の匂いのする独特の味です。
このたった1回の記憶が50年も生き続けるなんて不思議ですね。
もし広い土地を持つことができたら羊を飼いたいし、スーパーで羊のチーズを売っていれば買いたくなります。
昨日も自分の食いしん坊の性格の話をしましたが、やはりそう言うものは子供の時から始まっているのですね。
そう言えばその町内には池や川があって海も近かったからいろんな物を取って食べました。
海ではアサリ、小アジ、ワタリガニ、川や池ではドジョウやアメリカザリガニ、淡水のコエビ、モズクガニ・・・。
昼のニュースの後番組で、いろんな地方に出てふるさと自慢の紹介のような話。
その時は、どこの地方かわかりませんが羊牧場と循環型農業で、レポーターは羊のミルクと羊のチーズ、それにイチゴ・・・こういうレポーターって好いですね、うらやましい。
普通の「うまいものレポート」ではレポーターも相当苦痛なこともあるそうですね・・・ボリュームのあるものを次から次へ試食するとしたら確かに幸せな気分を通り越しだろうし、取材にそれほど時間をかけられないとしたら一口味わって感想を言う仕事も楽では無いでしょう。
それはともかく羊のミルク!
これは私の思い出は一気に50年は昔に飛びます。
私は羊のミルクを1回だけのんだことがあります、それもコップに1杯。
その時は何気ないことだったはずなのですが、意外とその時の情景とか羊のミルクの味とか記憶が薄れることはありません。
私が育ったのは地方の市のそのまた市のはずれで、川を挟んで向こう側は当時は月の行政区で郡・町でした。
港に近く木材が集まって来るところでもあったので広い町内に製材会社が3つに父が勤める製紙会社のパルプ工場、それに漁港に氷を納める製氷会社がありましたが商店は0、住んでいるのが14家族ですから。
そういうところですから今とは違って子供たちは皆仲が良い。
必然的と言うか同じ年代だけでなく年齢差を超えて遊ぶのです・・・そうしなければ遊びにならないですから当たり前のことですね。
小学校の町内対抗ソフトボール大会では、高学年だけではチームが作れずに低学年までチームに入れ、尚且他の町内の選手に洩れた子を借りて9人しかいないチームであわや優勝と言うところまで行くのですから、日頃の遊びで出来たスポーツ勘とかチームワークが良かったようです。
ともかく一番はずれにある町内ですが、そのまた町の外側に家がありました。
港に繋がる道筋にある町、と言っても町名はあるけれど人が住んでいるわけでは無いから感覚としては町という感じはしません。
そういう所にI君の家族は引っ越して来た。
その町内にはI君の家族しか住んでいない。
引っ越してきて周りに一軒も家が無いので自然に近所に友達が出来ると言うことはなかったのでしょう。
彼のお母さんが心配をしてI君とその弟を連れて私たちが遊んでいるところへやって来て「一緒に遊んでね」と言うことになりました。
学校では転校生としては知っていましたが、この町の隣に住んでいたこと、兄弟がいることを知りました。
ある時彼の家を訪ねた時、同じ町内では当たり前ですがI君の家では喜んでくれました・・・こういうことは今なら分かりますが当時はなぜそんなに喜んでもらえるのか不思議でした・・・。
彼の家は道の横を流れる2mほどの水路を木の橋で渡ります。
家の前には空き地と言うか作業用の広場みたいなところがあるのですが、その脇に羊小屋がありました。
羊と言うのは見てわかりましたが、実際に家で飼っているのは初めて見ました。
そしてI君のお母さんから羊のミルクを貰ったのです。
私の叔母の家では乳牛を飼っていたので、一升瓶でしぼりたての牛乳を貰うことはあったのですが、流石に羊のミルクは初めて。
少し青草の匂いのする独特の味です。
このたった1回の記憶が50年も生き続けるなんて不思議ですね。
もし広い土地を持つことができたら羊を飼いたいし、スーパーで羊のチーズを売っていれば買いたくなります。
昨日も自分の食いしん坊の性格の話をしましたが、やはりそう言うものは子供の時から始まっているのですね。
そう言えばその町内には池や川があって海も近かったからいろんな物を取って食べました。
海ではアサリ、小アジ、ワタリガニ、川や池ではドジョウやアメリカザリガニ、淡水のコエビ、モズクガニ・・・。