夕べはいろんなルールを調べようとネットの間を歩いていましたら、「終局についてのルール改正」など面白いページにぶつかりまして、その話をしましたが今日もその続きです。
気持ちよく漂っている・・・ネットオデッセイウス症候群とでも言いますか
さて今日は段級位差によるハンデについての話です。
多分に受け売り気味ですが、長いこと不思議に感じていたのが分かった気がして少しすっきりしました。
話の前に(そこにもあったのですがまずコミについて)
今「コミ6目半という時、6+0.5ではない」と言うこと
つまり原則としてコミとは、先手の有利性を調整するために、1手の価値の半分相当の数字です。
ですから1手の価値を12目と見ている・・・置石1個も12目と見做す
その半分は6目で、”半”とは必ず決着をつけるための便宜上の数字
もし6.5と言う数字を生かすのなら、置石1個の価値を13目としなくてはいけないわけですね
マアそういう前提で話を進めます。
(コミはこれからお話する「手合い割」にも関係があります)
段級位差による手合い割のお話です
例えばタイゼムなどはこれですね。
TAISEN、パンダもそうかも知れません・・・レーティングの処理が違うかも知れませんが。
サンサンの場合は点数制で、これは普通の碁会所に近い
(マア、置石規定が多少変則ですが)
それで、段級差による手合い割の基本は
①、同段級は互い先で、先手コミ出し(普通6目ジゴ白勝ち)
②、1段級差につき置石1個、コミは無し(ジゴ白勝ち)
このようになっていて、並べて書くと次のようになります
1、同段級 互い先 先番コミ6目出し
2、1段級差 下手先 コミ無し
3、2段級差 置石2子 コミ無し
4、3段級差 置石3子 コミ無し
私これが昔から不思議でした・・・よく分からないけれどなんだかしっくりこない>>>つまり1段級差置き石1個の原則が2番目で崩れているような気がしていたのです。
この違和感は正当な理由があったようです次にそのわけを話します
1、互い先は先手が半手有利なのでコミを出す>黒コミ6目=有利不利無し
2、黒先:黒半手分有利>黒コミ無し=黒6目有利
3、黒置石2子>黒置石2子分・24目ー白先手分6目=18目黒有利
4、黒置石3子>黒置石3子分・36目ー白先手分6目=30目黒有利
ここで気がつくのですが、2ー3ー4は等間隔なのですが、1ー2だけ違う
もし全て等間隔にするにはどうすればいいのか・・・そこのページの方が主張するように全ての置き碁を白からコミ6目出しにすると解決しそうです
(1段級差の)黒先ということは黒初めに置石1子(星ではなくて自由置き碁)と考えれば白先手の有利でコミ白から6目出すと
黒の置石1個分黒有利ー白先手で半手有利+白6目コミ出し
12-6+6=12だから上の表の1-2の差は12目となる
黒の2子局の場合は、2×12-6+6=24となり2-3の差も12目・・・
マアそういうわけで、従来の段級差による手合い割りは"先”の部分がかなり詰まっていたということです
従来型では置石が多くなると1手の平均値が12目に近づいていくようです
互い先・差0、先・6目(平均6目),置石2・18目(9目)、置石3・30目(10目)・・・置石7・78目(11.0目)、置石8・90目(11.1目)、置石9個・102目(11.2目)
これは漸近線を描いていますが等間隔とは言えませんね
こう考えると、今まで(今でもそうですが)先番の碁は黒が厳しい戦いであるといえるのと、ハンデは置き石の数で平均では無い。
これを不公平と考えるか、厳しく鍛えられていると見るかの問題はありますね
こういう問題は点数制では起きないようです・・・が先に話したようにサンサンでは、手合い割がもともと正比例していないから、正比例が良いか悪いかから考える必要があるかもしれません。
そこにも紹介されていましたが、コミに関する話
これは計算的な問題ではなく・・・いつコミを払うかということ
私も実は経験があるのですが、初めてコミュで打ったときに驚いたのです
ここは点数制で一局ごとに点数が変化するのですから、置石・コミは絶えず変わると考えられます。
したがって一局ごとに変わる・・・これはプロとは全く違うのです
そこで、局後に計算する時この辺のトラブルが起きかねない
そこでアマチュアの知恵でコミの先渡しという方法が考えられたのです
例えば黒からコミ3目半なら黒は事前に黒石3子をハマとして白に渡す・・・白からコミ3目半の場合は白から4子渡す・・・これでジゴなら白勝ちとなる。
慣れないと違和感も感じますが、トラブルは防げます
プロの先生から見ると変なことをやっている様に見えても、アマは条件が違いますから、それなりに知恵を出しているのですね。
これは「先払い」か「後払い」か・・・なんだかワンマンバスです
気持ちよく漂っている・・・ネットオデッセイウス症候群とでも言いますか
さて今日は段級位差によるハンデについての話です。
多分に受け売り気味ですが、長いこと不思議に感じていたのが分かった気がして少しすっきりしました。
話の前に(そこにもあったのですがまずコミについて)
今「コミ6目半という時、6+0.5ではない」と言うこと
つまり原則としてコミとは、先手の有利性を調整するために、1手の価値の半分相当の数字です。
ですから1手の価値を12目と見ている・・・置石1個も12目と見做す
その半分は6目で、”半”とは必ず決着をつけるための便宜上の数字
もし6.5と言う数字を生かすのなら、置石1個の価値を13目としなくてはいけないわけですね
マアそういう前提で話を進めます。
(コミはこれからお話する「手合い割」にも関係があります)
段級位差による手合い割のお話です
例えばタイゼムなどはこれですね。
TAISEN、パンダもそうかも知れません・・・レーティングの処理が違うかも知れませんが。
サンサンの場合は点数制で、これは普通の碁会所に近い
(マア、置石規定が多少変則ですが)
それで、段級差による手合い割の基本は
①、同段級は互い先で、先手コミ出し(普通6目ジゴ白勝ち)
②、1段級差につき置石1個、コミは無し(ジゴ白勝ち)
このようになっていて、並べて書くと次のようになります
1、同段級 互い先 先番コミ6目出し
2、1段級差 下手先 コミ無し
3、2段級差 置石2子 コミ無し
4、3段級差 置石3子 コミ無し
私これが昔から不思議でした・・・よく分からないけれどなんだかしっくりこない>>>つまり1段級差置き石1個の原則が2番目で崩れているような気がしていたのです。
この違和感は正当な理由があったようです次にそのわけを話します
1、互い先は先手が半手有利なのでコミを出す>黒コミ6目=有利不利無し
2、黒先:黒半手分有利>黒コミ無し=黒6目有利
3、黒置石2子>黒置石2子分・24目ー白先手分6目=18目黒有利
4、黒置石3子>黒置石3子分・36目ー白先手分6目=30目黒有利
ここで気がつくのですが、2ー3ー4は等間隔なのですが、1ー2だけ違う
もし全て等間隔にするにはどうすればいいのか・・・そこのページの方が主張するように全ての置き碁を白からコミ6目出しにすると解決しそうです
(1段級差の)黒先ということは黒初めに置石1子(星ではなくて自由置き碁)と考えれば白先手の有利でコミ白から6目出すと
黒の置石1個分黒有利ー白先手で半手有利+白6目コミ出し
12-6+6=12だから上の表の1-2の差は12目となる
黒の2子局の場合は、2×12-6+6=24となり2-3の差も12目・・・
マアそういうわけで、従来の段級差による手合い割りは"先”の部分がかなり詰まっていたということです
従来型では置石が多くなると1手の平均値が12目に近づいていくようです
互い先・差0、先・6目(平均6目),置石2・18目(9目)、置石3・30目(10目)・・・置石7・78目(11.0目)、置石8・90目(11.1目)、置石9個・102目(11.2目)
これは漸近線を描いていますが等間隔とは言えませんね
こう考えると、今まで(今でもそうですが)先番の碁は黒が厳しい戦いであるといえるのと、ハンデは置き石の数で平均では無い。
これを不公平と考えるか、厳しく鍛えられていると見るかの問題はありますね
こういう問題は点数制では起きないようです・・・が先に話したようにサンサンでは、手合い割がもともと正比例していないから、正比例が良いか悪いかから考える必要があるかもしれません。
そこにも紹介されていましたが、コミに関する話
これは計算的な問題ではなく・・・いつコミを払うかということ
私も実は経験があるのですが、初めてコミュで打ったときに驚いたのです
ここは点数制で一局ごとに点数が変化するのですから、置石・コミは絶えず変わると考えられます。
したがって一局ごとに変わる・・・これはプロとは全く違うのです
そこで、局後に計算する時この辺のトラブルが起きかねない
そこでアマチュアの知恵でコミの先渡しという方法が考えられたのです
例えば黒からコミ3目半なら黒は事前に黒石3子をハマとして白に渡す・・・白からコミ3目半の場合は白から4子渡す・・・これでジゴなら白勝ちとなる。
慣れないと違和感も感じますが、トラブルは防げます
プロの先生から見ると変なことをやっている様に見えても、アマは条件が違いますから、それなりに知恵を出しているのですね。
これは「先払い」か「後払い」か・・・なんだかワンマンバスです