あいらのひみつ箱

2006年の年明けとともにジュリーに堕ちました。日の浅いファンが 勝手な思いを書き連ねるゆるいブログです。

5/8 帝国ホテル東京トークショー④

2011-05-11 18:03:36 | イベント・ライブレポ
昨日の大阪トークショーでは、またまた気になるお話が飛び出したようですね。
しかしこちらはまだ、東京トークショーの続きですの。
この記事で最後です~


☆ザ・タイガースの話

「今年のタイトルは
「ザ・タイガース 君だけに愛をとはとわに ああ花の首飾りとは」
ですが・・・これは、皆さんがそれぞれに
受け取ってくれればいいと思います。」


タイトルを言った時点で、パチパチ~と拍手が起こって
いよいよキター!的な空気になりましたが、そこはじゅり、
「それぞれに受け取ってくれれば」なんて、ジラシの一言を入れたので、
思わず客席からは「エーーッ!」の声があがりましたわ。
ま、こういうのはある意味、まいどおいど的な、
じゅりとファンとのお約束の掛け合い・・かな?

「タイガースは、やりたかったのよ。
・・・・でも、過去形やねん。
きっと今やったら、見に来る人が多いだろうな、
生まれる前やったとか、 見たこと無い人が沢山いるんだから。
やることですごいことが起こるんじゃないかな、という気持ちもある。」


「でも、皆の気持ちが一つにならないとダメ。
やりたくない人が悪いとうわけじゃない。
あれから40数年・・・その年月は長かった。」


「それぞれの中にあるタイガースが、皆違うから。
皆の気持ちが一つにならないとできない。
やるからには、わだかまりなくやりたい。
タイガースに奉仕する、という気持ちだったから。ぼくは。」


実際にはたぶん、もっとたくさん言葉を使って話していたと思いますが・・・・
とにかく「過去形」という言葉がショックで吹っ飛んじゃいました。
だって、アチコチから漏れ聞いていた話と全然違うんだもの。
(ま、その謎は翌日のインフォで解決するわけですが)

じゅりは、こうなるまでの経緯を、誠実に説明してくれました。
ここらへんのお話のときが、一番言葉を選んで
慎重に話してたと思いますわ。
淡々とした口調だったけど、目は潤んでいたと思う。
そう見えました。

「裕也さんとやって、ワイルドワンズとやって、
次はタイガースと思ってきた。
だから、秋はタイガースの曲ばっかりやります。
知らなくたってやりますから。」

「還暦のもっとまえから・・・・何年前から考えていたと思います?
コワイ男なんですよ~僕は。
ずっと考えてきたから、年取ったらそんな急に切り替えられへん。」


「コワイ男」だったか「オソロシイ男」だったか、
ちょっと記憶が曖昧ですが、歌舞伎役者のように眉毛を上下に
ピクピクと動かしながら、そう言ってました。
ちょっとだけおどけた風に、かな。

だけど、その様子を見ていて、
じゅりがどれだけ、タイガースをやりたいと思ってきたか、
その日を迎えるために、どれだけの年月をかけて、
人知れず色々なことを積み重ねてきたのか、
って考えたら思わず涙が出てきてしまい、
目立たぬようにハンカチで目を押さえました。

「実のところ、かつみは声をかけたら大丈夫だと思っていた。
そこのところを読み違えていた。
むしろピーをこっち向かそうと思って、ピーの行きつけの店に
それとなく通ったり、色々していた。
ピーは2回ほど倒れていて、やるなら早くやろうという感じだった。
一番やりたがっていたのがピーだった。」


地道に用意周到に、ことを運んできたじゅりにとって、
トッポの反応を読みきれなかったことは、痛恨だったのでしょうね。
「読み違えていた」と言ったときのじゅりは
とっても淋しそうな、でも優しい微笑を浮かべていました。

でも、どのタイミングでだったかは忘れましたが、

「この先も無いと決まったわけではないから」

と言うような発言もあったと思います。
可能性は残ってるのかも・・・・
どう受け取るかはその人次第でしょうけど、
じゅりは諦めてないのかな、と言うのは、あくまでアテクシが感じたことです。




☆ファンとの関係

「僕は、おおかたの芸能人がやってるような
要領よく好感度を上げていく、というようなワザは持ち合わせてない。
どちらかというと嫌われるように、というほう。」

「選ぶのはみなさんですから。
で、自分で言うのもナンやけど・・・・選ばれたんですよ。
これからも選ばれ続けるかどうかわからないけど。」

「こんな40数年やってこれるなんて、バケモノでしょ。
自分を晒して、毎回毎回審査を受けているようなものですよ。」

「おもしろくないと思っても、それでも来るっていうのもバケモノ。
ファンなんて、そんなエエ言葉やない、
ファンという言葉を変えたいくらい。 」


と、最初ご自分をバケモノだと言ったかと思うと、
ファンのほうもバケモノという話になってるじゃないのww
ま、この場合、褒め言葉よね~!
・・・・ってファンが喜ぶのは想定済みか(笑)
そして、じゅりからファンへのありがたいお言葉は更に続きます。

「まあ、それがファンというものですが、でもずっと
そういうファンのまま、というのは考え物。
世の中も変わっていくのやから、見る方も変わっていかないと。
いつかは、変わっていかないといけないでしょ?」


・・・・ごもっともです。

「私も、ファンのために変わっていくのではなく、
自分のために変わっていく。
仕事をすることで、いろいろ蓄えて成長していくんです。
だって、「応援してあげているんだから~!」
なんて言われるのはイヤやから。」


・・・・・おっしゃるとおりです。

「昔は・・ファニーズの頃は、ファンが大事だった。
それは・・・・ファンが少なかったから。
それが、だ~~~っと、ぐわーーっと、
うぅわああ~~っと人気がでちゃったら、もうねぇ。
ありがとうとは言わないです(笑)

「これもひとえに、私の努力の賜物です。」 (←自分で自分のマネww

(拍手が起こって)
それってどういう意味の拍手なのか、わからへんのやけど。
まあ、こういうシレーッとした関係が、いいんじゃないでしょうかね。」


と、対ファンのお話になると、ズレないブレない、
いつも通りのじゅり節が炸裂しておりましたわ。


☆  ☆  ☆  ☆  ☆  ☆  ☆  ☆  


さて、いくつかの話題に絞って、
かいつまんだレポをお届け致しましたが、
これにて一応おしまいでございますわ。

本当に盛りだくさんの内容で、ここにはレポしないけど、
他にもいろんなお話をしてくれました。

震災の報道に思うこと、
原発のことや、解説してる学者さんのお話に思うこと、
阪神大震災の頃の自身のエピソード。

有名ミュージシャンのお名前も2人ほど出てきたし、
昔のテレビ番組のお話も2つほど。

ピーとの最近の交流や出版記念パーティの時のお話、
それに、トッポのお話もいくつかしてくれました。


☆  ☆  ☆  ☆  ☆  ☆  ☆  ☆ 


ということで、この度は思いがけぬ展開により、
急遽トークショーデビューとなりましたが、
予想以上に、とても楽しかったです~!


最後に、お声掛け下さったJ友さん、そしてこの度、急なご事情で
行かれなくなってしまい、涙を呑んでの不参加ながら、
不肖あいらに快くチケットを譲ってくださったお姉さまに
この場にて、心より御礼を申し上げたいと思います。
本当にありがとうございました。