あいらのひみつ箱

2006年の年明けとともにジュリーに堕ちました。日の浅いファンが 勝手な思いを書き連ねるゆるいブログです。

5/8 帝国ホテル東京トークショー③

2011-05-10 18:03:14 | イベント・ライブレポ
今夜は大阪でトークショーですね。
いつも関西では、より舌が滑らかになるじゅりですから、
今晩もきっと、いっぱいお話になるんじゃないかしら。
ご参加の皆様はどうぞ、楽しんできてくださいませ~


さて、こちらは8日のトークショーの続きです。


☆  ☆  ☆  ☆  ☆  ☆  ☆  ☆


☆チャリティーとかボランティアとか

「僕はみんなからお金をとって集めて、それを募金する、
ということはできない。
やるんだったら、直接自分が出す。
・・・人知れずね。
で、出せないんだったら、やらない。」

「なにがイヤやって、善男善女からお金を集めて、
というところがイヤやねん。
こういうときこそ、悪いやつが金、出したらエエんや。
「使ってくれ」言うて。
(↑任侠モノの兄さんっぽいシブ声で言ってくれたww)
そんな、悪い金なんかイヤやと思うかも知れないけど、
悪い奴のお金も、元を正せば善男善女の稼いだもんやからね。」


なんて言っておられました。
なかなか、ユニークな発想ですわね。さすがじゅり。

「今チャリティーとかやってる人が、いすぎるぐらいいる。
そういうのも、ええことなんやとはわかるし、
やってる人はエライんだろうと思うけど、
皆が皆、同じことをやりだすというのは、なんか違うと思う。
「一つになろう、日本」と言うたかて、本当に一つになれるわけがない。
「一日も早い復興を」とか言うけど、別に「一日も早い」必要は無いと思う。
時間がかかったっていいと思う。」


という主旨のお話には、ウンウンとうなずく方多数。
そうですよね。受けた傷の深さの分だけ、
それぞれに回復するのに必要な時間は違うはず。
「少しでも、祈りが届きますように」という
リストバンドに添えられたメッセージの言葉を思い出して、
じゅりの大きな優しさを感じましたわ。

そして、じゅりのお仕事の世界にも色々影響はあるようで、

「この震災で、演劇業界も、夏の日中の公演を自粛するよう、
お上からの要請が来ているらしい。
確かに、夜やるより電力がかかるのかわかりませんが・・・・
僕は、元気でいられる人は、なるべくいつもどおり
仕事なり、やっていたほうがいいと思うんですけどね。」


といった話題もありましたわ。
そうねぇ・・・観劇に出かけてる間は家の電気を使わないんだし、
劇場にいっぱい人が集まって、皆一ヶ所で冷房を利用したほうが
効率よかったりしないのかしらね?
そして、探偵の公演についても、どうするのか、予定どうりやるのかという
試行錯誤が色々あったという内容のお話をして、

「今日のことにしても、こんな時期にこんなことをやっていていいのか
と思ったりしますが、できないときにはできないし、
今回も仙台公演は中止になってしまったけど、それはしゃあない。
やれるときにはなるべく予定通りやろう、
なるべく予定通り、仕事をしていこうと思っている。」


ということで、「日常を粛々と」というじゅりの姿勢は、
どんなときも揺ぎ無いものなんだわ、と思ったのでした。


そして、節電つながりだったか忘れましたが、こんな話も。

☆涼をとる方法の昔話

「昔は冷蔵庫も外側が真鍮で、中に氷が入ってるやつだった。
氷柱なんてのがあって、相撲のところには氷柱が立ってたんです。」


と、氷柱に近づいて、手で襟元を扇ぐマネをしてくれました。
お手手ヒラヒラの指がキレイ~(萌
氷柱って、アテクシは見たことないですけど、
きっと見た目にも涼やかで風情があるものなんでしょうね。

「子供の頃、家に庭とはいえないほどの小さな庭があったんですけど、
そこで行水なんかしたんです。
タライに水張って、いつも洗濯板が入ってるんやけど・・・」

「(当時の洗濯は)泡の立たへん石鹸で、洗濯板でゴシゴシやってて、
モップを絞るときみたいな、挟んで洗濯物を絞る機械とかがあった。
ジーンスみたいな、生地の厚いやつをやるときは、
ピーッと折りたたんでから入れないと入らへん。
で、チャックのところがひっかかって、こっちの(機械の)
ゴムみたいなののほうが、傷ついてしまったりして。」


と、涼を取る方法のお話から、昭和30年代?のお洗濯事情のお話へ
ちょっぴり脱線。
そして再び話の筋を元に戻します。

「お母さんが手ぬぐいをしぼって・・・絞るといっても
ぎゅっと絞ってしまわないで、適度に水気を残した状態で
ゆるく絞ってね、それを肩にかけて「涼しい~」とやってて。
「ケンちゃんもしなさい」と言われて、
こう、手ぬぐいを肩にかけて (ゼスチャー付き)
・・・・ひんやりしたの。」


と、とってもニコニコ顔のじゅり。
お母様との、子供の頃のなつかしい情景を思い浮かべて、
こんなに優しい笑顔になったのかな、なんて、
その笑顔を見てこちらまで、ほっこりさせて頂きましたわ。

5/8 帝国ホテル東京トークショー②

2011-05-10 02:31:00 | イベント・ライブレポ

しかし、チラシに書かれたトークショーのお題を見るにつけ、
結局まさに、このお題のとおりの結末になったのね
・・・としみじみしてしまいますわね。

☆  ☆  ☆  ☆  ☆  ☆  ☆  ☆


さて、登場して最初のお話は、やはりこのことでした。

☆佐野公演の2日目に地震にあった話。

「カウンターの中にいるシーンのときにガタガタ揺れだして、
上の照明器具がぶつかり合ってガッチャガッチャいってる。
最初はガッチャガッチャだったのが、そのうち
ガ~ッチャガ~~ッチャと変則的なリズムになってきよる。」


というような状況だったそうで、その下で演じていた方たちは
そりゃあ恐ろしかったでしょうね。
だって、もし頭に照明が命中したら・・・・ガクプルですわ。

「外に逃げるとなったとき、出演者やスタッフも
客席に下りて一緒に出口から逃げてくださいと言われたが、
そんなん絶対イヤや。
結局、全員が出るのを待ってから出た。」


んだそうです。
・・・・ま、そりゃそうですよね。
非常時とはいえ、ファンの中に混ざって避難なんて、
じゅり的にはありえないでしょうから。そして、

「佐野の会場は停電してなかったが、公共の施設のため
行政の許可無しに宿泊できないということで、
停電してるホテルに泊まることになった。
部屋はあるが、余震が怖くて皆でホテルのロビーで毛布に包まって寝た。」


というような経緯でホテルで過ごした一夜のことを
(ここでは控えますが)他の出演者の方の様子なども交え、
事細かに語ってくれましたわ。

「余震が来るたびに、毛布を肩に掛けたまま、
停電で開かない、重い自動ドアをこじ開けて外に避難。
そして「寒いね~。星が綺麗だね~」といって様子を見てまた ホテルに戻る。
それを何度も繰り返した。」


アテクシが会社で一人、不安な夜を過ごしていたあの晩、
じゅりも公演先の土地で、大変だったのね。
責任感が強いから、きっと他の出演者やスタッフの事も気にかけて。
本当に、じゅりが無事でいてくれてよかったって、
そう改めて強く思いましたわ。

「途中、いよいよ携帯の充電が無くなって、
意を決して、停電の中、7階の自分の部屋まで充電器を取りに
階段を登り、部屋について充電器を手にしたとたん、
「・・・・・停電やんか」とハタと気づいた。」


なんて、笑い事じゃないけれど、でもちょっと笑ってしまったお話も。