打越通信

日記ふういろいろ

秋月鎧揃え

2016-11-13 20:41:57 | Weblog
再び紅葉を求めて英彦山を目指す。
ナビに道案内を任せ国道3号を左折して朝倉方面を目指す。
助手席に乗った妻が突然
「秋月城に行こうよ」
と言い出す。
ここもまた紅葉の名所のようで、福岡では人気の場所だという。
英彦山は右折なのだが直進で秋月を目指す。
細い路地のような道に入り、ナビの案内で秋月城跡に着く。
しかし前のクルマが突然バックしてきた。
駐車場が空いて無いようでバックしているのだろう。
横の民家に駐車料金300円の立札が見えた。
民家にクルマを入れると、おじさんが出てきてここに停めろを合図をする。
「12時頃に甲冑を着た武者行列が上がってくる」
と言っていた。
最初は何のことを言っているのだろうと思ったが、どうも「秋月鎧揃え」という行事があるようだ。
時計を見るとまだまだ行列には時間がある。
少し山の方に歩いてみると堀と石垣が見えた。
ここが秋月城跡のようだ。
秋月中学校の正門に人だかりができていたので行ってみた。



中学校の運動場では弓の大会のようなものがあっていた。
射手たちが一列に並んではるか先にある的をめがけ弓を弾いていた。
かなり大きな大会のようで多くの射手が横に並び、その後ろに順番を待っていた。
時間もたっぷりあるので今日はここでのんびりと過ごすことにした。



黒門といわれる場所があった。
たぶんお城への入り口にあたる所だろう。
門をくぐり垂裕神社(黒田長興を祀った神社)に行ってみた。
大きな木々が境内にはあり、周りは鬱蒼とした山の中だ。
神社を降りて城下を歩いてみた。



武家屋敷らしい面影が残っていたが、今は観光地としての面影が強かった。
周りを見渡すと高い山で囲まれた盆地のようだ。
街の中を川が流れていた。



紅葉した木々と清流が良い感じだった。
そろそろかなと思って城跡に戻ろうとすると、細い路地のような道はクルマで大渋滞していた。



法螺貝の音がするので行ってみるとすでに「秋月鎧揃え」の武者行列は始まっていた。
甲冑を着た地元の人々が雄たけびをあげ行進していた。



その周りには多くの観光客が集まってカメラを向けていた。
思わぬ行き先変更で山奥の山城に来てみたが、黒田藩(官兵衛)のゆかりの地と知り驚いてしまった次第だった。

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