打越通信

日記ふういろいろ

2013-02-06 10:01:25 | 日記ふう
出張が多くて、週の内ほとんどが出張という事もしばしばある。
博多や小倉が多く、新幹線での多くの時間は本を読んでいる。
よく読む作家は吉村昭、沢木耕太郎、司馬遼太郎など・・・。
古本屋に行くたびに上記作家を先ず探し、無い時はロバート・パーカーなど海外モノを探す。
しかし、年齢とともに海外モノは出てくる人物の名前を覚えるのに苦労するので、今は敬遠してる始末だ。
フィクション(小説)は余り読まない。
いわゆるノンフィクションとでもいうのか、ルポルタージュ物を好んでいる。
司馬遼太郎の紀行モノは素晴らしい。
温かい目でやさしい文章でわかりやすい、しかしなかなか本が見つからないので読み進んではいない。
沢木耕太郎の「紙のライオン」、これはジョージ・プリンプトンがアメリカン・フットボールのキャンプに参加しその世界を描こうとした傑作「ペーパー・ライオン」、それをそのまま表題にした本だ。
1987年(昭和62年)発刊の本だけど、若き日の彼のノンフィクション作家としての方法論が語られている。
彼が言うには、ネタ探しは日常の中で自分に引っかかってくるものを溜め込んで、暖めておいて、時期が来たら取材を重ね作品にしていくそうだ。
ものの見方や構成、そして物事をくっきりとさせる方法など、そして文章力など、ノンフィクションへの舞台裏が書かれていて参考になる本だ。



そして一番読んでいる、吉村昭、この人は莫大な量の取材を重ね、たんたんとした文章で綴っていく、そこが一番の魅力。
読んでいくうちに自然とその中に引きこまれ、分厚い本もあっという間に過ぎ去っていくのだ。
しかし読んでいる本人(私)は読んだ先から忘れてしまうので、同じ本を何回も買ってしまう。
読み始めて「あれ、こんなんあったよね」と気づいたときは、半分近くだったり、読んでもなかなか実にならないからしょうが無い。
それでも移動時間のわずかな時間を楽しませていただいている。


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4 コメント

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Unknown (たいじ)
2013-02-06 10:56:15
私も最近、出張が多かったので結構本を読んでます。
もっぱら自己啓発的な本ばかりなんですが・・・
ちなみに読んだ本は全て江戸の奥方に謙譲致しました(笑)
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たいじさん (ケン)
2013-02-06 12:47:15
えっ?
江戸にばっかり行ってると思ったら・・・!
そういう事だったのか!
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Unknown (たいじ)
2013-02-11 16:06:03
あぁものの例えですよ~。
遠距離なのでたぶん続きませ~ん。
貢物を納めたら・・・お役ごめんですな~。
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ごめん (ケン)
2013-02-11 17:14:24
うん~!
そんなことないんじゃないのかな?
諦めが早すぎるのでは、もっとゆっくりと良いんじゃ・・・。
成せば成る・・・。
今度、飲みに行こう!
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