打越通信

日記ふういろいろ

春の癒しを

2020-04-05 20:02:57 | 季節の花
外出を控えるようニュースでは呼び掛けている。
しかし狭いマンションの部屋にいてもテレビをつければ新型コロナウイルスのニュースや特番ばかりで気がめいりそうになる。
近所を散歩するにもビルが立ち並ぶ場所や天神や博多駅など人が密集する場所ばかり、熊本に帰ろうかと考えるが福岡県も熊本県も移動制限のようなものが出ているようで、息子に連絡するとそういう返答が返ってくる。
人が密集しないところであれば良いだろうとカメラをリックに詰め込み、クルマに乗り込む。



福岡もあまり行くところはないのだが、海の中道海浜公園に行ってみた。
海の中道への道はいつもなら渋滞が起きているところなのだが、ガラガラだった。
西口駐車場を探すが入り口のゲートもクルマは無い。
閉館されているのかと思うほど少ない。
ゲートをくぐり駐車場もクルマはまばらだった。



公園内に入るのは2度目なのだがさっそくチューリップたちが迎えてくれた。
今日は園内をぐるりと一周するつもりで桜並木が立ち並ぶ道(ほんと人がいない)を春の日差しと花冷えがする風に吹かれゆっくりと散歩する。
鳥の声がうるさいように聞える。
野原に座り目を閉じると近くからひばりの鳴き声がまるで音楽をさえずるように聞こえるから不思議だ。
目を開けてその声の居場所を探すが、まぶしい日差しにさえぎられ見つけることはできない。



ある森に行くと、ホーホケキョとウグイスの鳴き声まで聞こえる。
えっと思ったがそうもう4月なのだと思い返した。
広い公園内を歩いてはベンチや野原に座り込み(または寝そべって)空を眺め、鳥のさえずりに耳を傾け至福な時間を過ごした。



コロナコロナでうんざりしているときだから、あらためて自然の美しさ(人工的につられたものではある)が癒してくれる。