INAちゃんのボヤキ★

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モメにモメたWBC監督問題、読売・原監督が就任で決着。

2008-10-29 00:06:48 | プロ野球関連
来年2月に行われるWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)。
北京五輪終了後からモメにモメたが、昨日の第2回WBC体制検討会議で読売・原辰徳監督に一本化し、今朝原氏が受諾の意向を伝えた。
まぁ一応これで決着を見た訳だが、なんでこんなに監督選任に時間が掛かってしまったのか?
その辺を過去の記事などから振り返っていきたいと思う。

まず事の発端は8月25日に遡る。
その前日、北京五輪で4位に敗れた野球日本代表・星野仙一監督が会見で、WBC監督の話も挙がっている、という話をした翌日、
読売・渡辺恒雄会長が、

「監督は星野君しかいない」

と発言したことから始まった。

続く9月1日のNPB実行委員会で、監督選考は加藤良三コミッショナーに一任する、ということに。
その後、今季限りでソフトバンク監督を退任した王貞治監督の再登板もささやかれたが…。

10月15日に開かれた第1回WBC体制検討会議で、再び星野氏に一本化されつつあったが、
翌日、楽天・野村克也監督の「出来レースじゃないか」発言から流れが変わる。
さらに18日、マリナーズのイチローが、

「最強のチームをつくると言う一方で、現役監督から選ぶのは難しいでは、
本気で最強のチームをつくろうとしているとは思えない」
「大切なのは足並みをそろえること。
(惨敗の)北京の流れから(WBCを)リベンジの場ととらえている空気があるとしたら、チームが足並みをそろえることなど不可能でしょう」


これにレッドソックス・松坂、さらには北京五輪メンバーであったヤクルトの青木が同調。
それを受けて星野氏は自らのHP上でWBC監督を固辞すると明言。

そして昨日の第2回WBC体制検討会議で、原氏に一本化し、今日に至るという訳。

では何がいけなかったのだろうか?
勿論、事の発端となった「たかが選手が」お爺さんの発言にも大いに問題があるのだが、
まぁ今回はあのお爺さんを責めても何にも価値がないので、他に責めるところを突いていく。

1.北京五輪後の星野氏の振る舞い

五輪直後にNHKで放送した「スポーツ大陸」という番組で、北京五輪の野球を振り返っていたが、
あの時の星野氏のインタビューを聞いていて、言い訳に終始しているとしか思えなかった。
そして日テレのニュースZEROに出たり、メディアに露出する機会が多かったように思う。
それが逆に世論から反感を買ったのは間違いないだろう。

まぁこれは私の推測やし、タラレバ論になるのだが、
もし北京五輪で星野ジャパンが金メダルを獲っていた場合、そのままストレートでWBCも、になっていただけでなく、
原の成績に関わらず、「09年星野巨人」という図式は出来上がっていたはず。
それはあのお爺さんの発言と、星野氏が就任当初から日テレの番組にかなり出演していたのを見ればおおよそ見当はつく。


2.9月1日のNPB実行委員会

この実行委員会で名古屋の西川球団社長などからは、
「日本一チームが監督をすればいい」という意見も出ていたが結局、加藤コミッショナーに一任という結論に至ってしまった。
この人に何を期待したのかは知る由も無いが、結局進展らしい進展が1ヶ月経っても見られなかった。
それはこのコミッショナーが以前の人間と変わらず、
あのお爺さんのお飾り犬であるというのを世間に示しただけであった。


3.第1回WBC体制検討会議

まず王貞治氏がコミッショナー特別顧問に就任し、会議を開くことになったのだが、そのメンバー。
加藤コミッショナー、王コミッショナー特別顧問、星野仙一氏、楽天・野村監督、ヤクルト・高田監督、そして解説者の野村謙二郎氏の6人。
高田監督は明大で星野氏の1年先輩、野村謙二郎は北京五輪での解説者。
ノムさんをカモフラージュに利用しただけで、メンバーから明らかにきな臭いと思っていたが…。
その内容をノムさんが包み隠さず言った。

「監督だけは早めに決めといた方がいいんじゃないかと言ったけど、あとは、ほとんど話していない。
(発言は)野村謙二郎が全体の7割で王が1割。コミッショナーが0・5割。野村謙二郎は話すのが好きなんだな」

そう、
監督が決まってもいないのに、選手選考がどうのこうのというのに終始していたというのだ。
選手選考は就任した監督が決めることであり、何でこういう話になったのか??
これなら出来レースと言われても不思議ではないわな。


そんな流れをノムさんの「出来レース」発言、イチロー・松坂・青木の発言が変えた。
そりゃ、五輪とWBCは別物ですわな。
勿論、現役監督は途中で自分のチームキャンプを抜けないといけないし、国を背負わなければならず、負担がデカいというのは分かる。
しかし、現役監督は難しいで片付けてしまってもどうか、と思う。

結局この問題はWBC日本ラウンドの主催である読売の原監督に戻る、という灯台下暗しで終わった。
まぁ監督1年目に日本一にもなっているし、07,08年とリーグ制覇。
そして今年は日本シリーズに進出したこともあるし、今年の大きな戦力を上手く融合させたという経験もある。
勿論、名古屋の落合監督や、ロッテのバレンタイン監督など、他にも有力な候補はいたのだろうが、まぁ原で良いんじゃないの?

先週のうるぐすで江川が、「選手の辞退は認めない」という意見を出していたが、まぁ怪我でもない限りはそれは思うな。
一体どういうメンバーが選ばれるのだろうか、もう少し見守っていきましょ。
コメント
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