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パウエル問題、パリーグの結論は「二重契約」

2008-01-31 00:13:35 | プロ野球関連
昨夜に起こった元読売・パウエルの問題。

以下サンスポより↓

今日パリーグが、契約合意を主張するオリックスとソフトバンクの両球団幹部から事情聴取を行った。
その結果、オリックスから提出された統一契約書の写し、ソフトバンクから提出された統一契約書の原本とも有効であると判断し、
今後は両球団が善後策を話し合うように指示した。

両球団とも再度検討するが、協議の場を設けるかなどの詳細は未定。

パリーグの村田事務局長は、
「二重契約と判断せざるを得ない。
このままでは支配下選手登録の申請は双方とも受けられない」
と説明。

小池会長は、
「プロ野球は信頼関係を保って、問題があっても話し合いで解決してきた」
と当事者間での円満な解決を期待した。

当事者間のコメント。

オリックス・中村勝広球団本部長の話
「うちの契約も有効ということで、一つハードルをクリアしたかなと思う。
両球団が歩み寄る気配はないが、うちも一歩も引くことはできない。」

ソフトバンク・角田雅司球団代表の話
「二重契約という問題が起こってびっくりしている。
われわれは(オリックスとの)契約がないと確認して、正規の交渉をして、契約したと思っている。」

まぁ両球団の契約書類が有効、と判断された訳であるから、こうなればソフトバンクの方が苦しいわな。
ただ、私はオリの方にも落ち度はあると思う。

まずは、オリとパウエル側とのやりとりから。

11日 年俸5500万+出来高払い、背番号50とともに球団HPで発表

18日 オリが統一契約書をアメリカへFAX送信

22日 パウエルの自筆サイン入り書面が返信される

同日 他球団と話を進めているんじゃないか?と、中村球団本部長が疑いを持ち始める

以後、パウエルの代理人・ランディス氏と何度も接触を試みたが音信不通となる

という流れ。
オリは外国人と契約を行う際、
①FAX送信→選手側からの返信で仮契約
②正式契約
という流れで行っているそうだ。

野球協約53条に契約の効力という項目があり、
「支配下選手の公示手続きを完了したとき、選手契約の効力が発生する」

オリはパウエルに対して支配下選手の手続きをしていない。
ということでまだ「自由契約選手」という扱いのはず。
今回はその隙をソフトバンクに突かれた、というわけ。
大体の球団がやっているのは、渉外担当を派遣し、選手に統一契約書にサインさせる、というのが流れ。
そこを省略して、書面だけのやり取りに終始した結果、こういう事態になってしまったのだろう。

オリにも落ち度があると思うが、責任はこういう事態を招いたパウエル側に大いにあると思う。
オリの条件が低いから、より高い条件を求めてソフトバンクに白羽の矢を立てたんやろう。
そうせんと代理人の取り分が少ないですからな。
まぁソフトバンクは代理人のそれにマンマと引っ掛かった、て訳ですな。
ソフトバンクもまぁ先発が足りないのなら、もっと早い段階で獲りに行っておけば何の問題もなかったのに…。
これじゃ印象悪いですわな。
ということで、円満解決なんて甘い裁定ではなく、
「最低一年間、日本でのプレーを禁止する」という結論をリーグは出すべきだと私は思う。
まぁ妥当な決着は、先に契約したオリに入団なんだろうが…。
コメント
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