唐突ですが、「ジュリスト」という法律雑誌があります。
法律を扱う実務家のための専門雑誌なので、一般的にはマイナーかもしれませんが、法律にかかわる人の中では有名です。
専門雑誌や業界雑誌って、ものすごくたくさんあって、結構ディープな世界が広がっているような気がします。
日経新聞1面の下に、いつも書籍・雑誌の広告が載っていますが、へぇ~こんな業界の雑誌なんてあるんだと驚いたことも。
どんな業界雑誌だったかは忘れてしまいましたが…
話がそれました。
そのジュリストの1月号では、知財高裁が設立されてから今年の4月でちょうど10周年になるということで、その記念特集が組まれていました。
ちなみに、知的財産高等裁判所というのは、東京高裁の一部であり、知的財産の事件を専門的に扱う高等裁判所のことです。
知財高裁といえば、修習生の時に、2日間だけですが、そこで修習させていただきました。
(霞が関の裁判所合同庁舎内にある知財高裁の看板)
配属されたのは、知財高裁第2部。当時の部長は塩月さん(今は退官されて弁護士をされています。)です。
たったの2日間なので、正直、雰囲気を味わっただけのような感じでしたが…
裁判所の隣にある農水省の食堂でお昼ご飯を一緒に食べたことはよく覚えているんですけどね(笑)
農水省だけあって、結構メニュー豊富だったなあとか。
それでも、期日を傍聴させていただいたり、担当裁判官からお話を聴かせていただいたのは、大変貴重な経験だったなと思います。
そうそう、当時、法廷傍聴していてビックリしたことが一つ。
一通りの手続が終わった後に、塩月部長が、おもむろに「あくまで独り言ですけど」と言いながら、裁判所としては〇〇という点に関心を持っています、とかなり積極的な釈明をしたということがありました。
「独り言」って…
双方代理人弁護士がついている中で、こんな訴訟指揮もあるんだなと。
ちなみに、記念特集では、知財高裁が出した大合議事件の判決について解説が載っています。
重要判例ばかりなので、おいおいこのブログでも触れていきたいなと思ってます。
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