こんばんは!
スタッフの徳倉(とくら)です。
12月に入り、かなり寒くなってきましたね。
色付く街が綺麗な今日このごろです。
さて、第106回現地ボランティア報告をいたします。
出発式+ミーティング
小学生から73歳の幅広い層の方まで参加がありました。
また、大学生や20代の方も多く、初参加の方もかなりいらっしゃいました。
今回はフィリピン応援物資仕分けとキャンドル瓶の清掃の最中に出発式とミーティングを行いました。
ミーティングの様子
宮城県名取市閖上(ゆりあげ)地区
名古屋からバスに揺られ約12時間。津波の被害で壊滅的になった名取市閖上地区へ。
少し小高い日和山から閖上地区を望みます。
閖上中学校へも行きました。
閖上中学校には、亡くなられた生徒の名前の入った石碑が、、、
2011年3月11日、閖上で何があったのか忘れないように。
十八成に帰って来ました!!
朝のミーティング。民宿めぐろの目黒さん、仮設三姉妹の次女さくらちゃんもご挨拶。
各班の活動
チーム恭一with安吉&文吾
白山神社周辺のお片付けが今回の任務。
力を合わせて、綺麗にしていきます!!
【くぐなり食堂】
本日のメニュー
竜田が揚がる様子。
丁寧に盛り付けていきます。
完成!!
愛をたっぷりこめて、おいしいご飯をつくりました!!
徳倉個人的には竜田揚げがすごくおいしかったです!
久田個人的にはカレーそぼろあんが抜群でした!
談話室の様子
【心配り班】
十八成浜を全戸訪問する心配り班。今回も大きな声であいさつし、1軒1軒回らせていただきました。
お茶っこに誘われ、お宅に上がらせてもらう班も。
十八成浜の方々の笑顔に迎えられ、こちらも元気をもらいます!
【リラクゼーション班】
鍼やマッサージをして気持ちをリフレッシュ!
「かなり気持ちよかった」という声をいただきました。
マッサージしてもらう疲労困憊の久世君。
【邦子さんとの語り合い】
毎回本気で語ってくれます。
みんなに助かって欲しいから。大切な人を守って欲しい。
そして、大切な人に、大切なことを伝えてほしい。
その想いにみなさん真剣に向き合っています。
【出発式】
各班の代表者が壇上に立ち、今回の感想を話します。
みなさん笑顔でいい活動が出来ました!!
恒例のエール。
今回は島岡さんを中心!?にエールを行いました!
【牡鹿のれん街でのショッピング、2周年餅投げ】
牡鹿のれん街はこの日で2周年!昼間はそんな記念のイベントを行っていました。
そしてなんと!愛知ボラセンのために餅投げのお餅を残しておいてくれました。
さっそく餅投げ!!テンションMAXです!
ありがとうございます。
集合写真
今回も様々な方の笑顔が溢れる活動でした!!
参加された方、十八成浜の方、お見送りお出迎えをしてくれたボランティアの方ありがとうごいました!!
石巻自体は昨年以降過去に8回(うち金華山・牡鹿半島方面4回)行っていましたが、十八成浜での活動には今回初めて参加させていただきました。今回は出発が11日だったことで、三越栄店前で2時間ほど11日募金に参加してからバスに乗りました。この募金は今回の震災で親御さんを亡くした子供たちを支援するために毎月11日に継続してされています。呼びかけの声だしは自分の番が来る前はなんとかやれそうな気がしていたのですが、実際にやってみると直前にこう言おうと思いついたような言葉はなかなか出てこなくて、スタッフや常連の人はきっと常にその活動に思いを寄せて、自分の言葉に落とし込んでいるからこそ、いざというときに言葉にできるのだと思いました。それでもこの2時間に参加させてもらえたおかげで、翌朝東北で目が覚めたときに頭の中がスムーズに石巻のことに切り替わっていたと思います。
大街道から門脇小学校前、湊中学校前を通過して牡鹿半島に入りました。活動拠点の憩いの家に入ると十八成浜の方々が来られていて、温かく迎えて下さいました。集会所の壁には最初の活動日以来の寄せ書きや、参加者のことが載った新聞記事なども貼ってあり歓迎してもらっているのを感じて嬉しく思いました。ミーティングの後私達は海の真向かいにある白山神社へ向かい草取りをしました。石段の上にある本殿は無事でしたが、下にある鳥居が津波で失われたのを、愛知ボランティアセンターの義捐金で再建されたそうで、そのことを書いた札も近くに立っていました。震災3ヶ月後に始まったがれきの片付けから、今までの先輩方の活動の上に乗っかって来させてもらっているのをありがたく思いました。前日雨が降ったおかげで手で抜ける草も多く、終ってから見てみると草をとった場所がきれいになったのがわかってよかったです。午前中、休憩含めて3時間ほどの無理のない作業時間でしたが、同じ地域に頻繁に来ることで少しずつ進めて、また次の参加者につなぐという方法をとられているように見えました。
草取りの途中に恭一さんが笛を鳴らされました。避難訓練の合図でした。私は何も考えずに石段の上へ駆け上ったのですが、女性の人が後ろの方になってしまったこと、その中でも班長さんは一番後ろで全員が上るのを見守りながら上がってこられていたことを後で指摘していただき、自分が助かることから一歩進んで、周囲全体に目を配って判断することの大切さを教えてもらいました。
昼にはくぐなり食堂に参加された皆さんのお弁当をおいしくいただいて、休憩の後阿部邦子さんにお話しいただきました。印象に残ったことの一つはこうして来させてもらうことは、今回の震災の復興の問題に止まらず、今後万一のときに適切な判断を下せるための訓練でもあるということでした。この震災の日に最後に正しい決断を下せるかどうかで、結果が大きく変った話をしていただいて、命が助かるか否かは、適当に決まるようなものではなく、どのような避難をしたかで厳密に判定されるという事実に身が引き締まりました。二つ目は津波は最短経路で到達するということです。海からの距離を測るのも道路沿いではなく直線距離で測らないといけないということを注意してもらいました。そして最後に「生きて」の呼びかけで温かくて強い力をいただき感動しました。
十八成浜を後にして夜はもう一つの楽しみだったおしかのれん街に寄らせてもらいました。以前行ったときにご縁あったお店の人たちが店を開けて待っていて下さったのがとても嬉しくて倖せでした。
名古屋に着くと出迎えの方々が「お帰りなさい」の横断幕を持ってバスを待っていて下さり、現地に行けなかった人からも温かい気持ちで支えられているのを感じました。103回継続されてきたおかげでこうしていい思いをして参加させてもらっているのを改めて感じました。久世様石田様はじめスタッフの皆様はじめ今回の参加者の皆様、出会わせてもらった石巻の方々、安全に連れて行って下さった愛知バス運転手の方々に感謝申し上げます。