愛知ボラセンの活動予定⇩(更新日:2024.5.3)
令和6年能登地震 被災者応援ボランティアバス
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NPO法人被災者応援愛知ボランティアセンターは、観光庁からの「観観産第174号(平成29年7月28日)災害時のボランティアツアー実施に係る旅行業法上の取扱いについて(通知)」に基づき、被災地ボランティア活動を実施いたします。
災害時のボランティアツアー実施に係る通知の適用対象となる地域について
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NPO法人被災者応援愛知ボランティアセンターは、観光庁からの「観観産第174号(平成29年7月28日)災害時のボランティアツアー実施に係る旅行業法上の取扱いについて(通知)」に基づき、被災地ボランティア活動を実施いたします。
災害時のボランティアツアー実施に係る通知の適用対象となる地域について
明けましておめでとうございます。代表の久田です。
2014年の愛知ボランティアセンターの活動を振り返り、2015年の活動を展望したいと思います。
原稿用紙21枚分にもなりますが、お読みください。
愛知ボラセンの十八成浜での活動も孤児遺児応援活動もこれからが期待され、ますます重要に
NPO法人被災者応援愛知ボランティアセンターの最大の特徴は、震災から3年を越えた2014年も実に多くの人が集われたことにあると思います。活動に参加される方の数の多さを目指し、競っているわけではありません。ですが、参加される方が多いということは、それだけ多くの皆さんの想いに応えられる活動であることの反映と考えています。一般には震災から3年を越えた今、ボランティア参加者の減少を嘆く声はよく聞かれます。「被災地ではまだまだやらなければならないことはたくさんあります」というようなことをしばしば聞きます。
今、愛知ボラセンの被災者応援活動は「まだまだ」というのではなく、十八成浜では復興へ、新しい浜づくりへと活動が質的に進化しています。十八成浜住民の悲願ともいえる天然ビーチの再生を含む、砂浜公園計画は石巻市が8億5000万円の予算を計上し、市の具体的なプランになりました。また、1,000本のアーモンドで日本一のアーモンド苑づくりを含む花のなる樹木1,800本植樹計画は、2014年度事業としてアーモンド150本、ヤマザクラ30本の合計180本を植樹して具体的にスタートしました。震災孤児遺児応援活動は、全孤児遺児を対象に激励金を贈る網羅的な活動に加え、愛知の学生とお父さんお母さんを亡くした東北の学生たちの人間関係を深める活動へと進化しています。
愛知ボラセンの活動は「まだまだ」ではなく、これからが期待され、ますます重要になる活動を展開していると思います。
「相利共生」で私たちの人間的な成長を促しています
十八成浜桃源郷プロジェクトに被災者の皆さんもボランティアさんも希望を見出し、楽しみにしています。「でらえぇ~友だちつぐっぺぇ笑顔プロジェクト」は参加した愛知と東北の学生たちそれぞれが自分たちにとって大切な場として丁寧につくりあげています。ここにも参加者には楽しみがあり、明日への希望を見出しています。だからこそ、多くの方々が自発的に集ってこられるのだと思います。被災者を仲間として応援し、ボランティアさんが集まる場としてのーボランティアセンターとなることを目的に「被災者応援愛知ボランティアセンター」と名付けましたが、その名前の通りの活動をこれまでにできてきているのではないかと思っています。
多くのボランティアさんが集い、ボランティアさんと被災者の皆さんが、そして、ボランティアさん同士が人間関係を深めてきています。その関係は、被災者の皆さんもボランティアさんもお互いによかったと思えるものになっています。そこには生物界でいうところの「相利共生」、つまり互いに「利益」を得られる共生関係が生まれています。さらに「相利共生」は生物の進化を促進していると考えられています。つまり、私たちの得ている「利」は、私たちの「進化」、つまり人間的な成長を促しています。
定住者増が十八成浜桃源郷プロジェクトの核
それぞれの活動について具体的に確認しおきたいと思います。
2014年で最も大きなことは、十八成浜の復興をめざす「十八成浜桃源郷プロジェクト」が具体的に始動したことです。「十八成浜桃源郷プロジェクト」は、砂浜の再生と津波で流された低平地に砂をいれる砂公園を合せた「砂浜公園」づくりと、1,000本のアーモンドで日本一のアーモンド苑と800本のいろいろな桜を植え、アーモンドオイルなどの特産品もつくる「植樹プロジェクト」の二本立ての復興計画です。将来的には年間10万人の訪問客を想定し、訪問客による収益を十八成浜の高齢者に必要な施設経営(ディケアセンター、ディサービスセンター、診療所など)に充て、首都圏や仙台市、石巻市中心部などからの高齢者が定住したくなる十八成浜をつくるというのがこのプロジェクトの核です。砂浜公園は10月に石巻市が8億5000万円の予算を立てて、実現すると新聞で発表しました。2013年に申請したカタールフレンド基金は実現しませんでしたが、その時の計画がほぼそのまま石巻市によって実現化することになりました。そして、11月にはアーモンドの苗木150本、ヤマザクラの苗木20本を植樹しました。アーモンドもサクラも今春には花をつけると専門家からは伺っています。春の到来を心から楽しみにしています。
「十八成浜桃源郷プロジェクト」は、砂浜公園も花の木の植樹も被災者の思いを愛知ボラセンが受け止めたことから始まりました。そして、被災者の思いを少しアレンジして、多くの人におもしろいと思って頂けるようなプランにするお手伝いを愛知ボラセンがしました。また、石巻市長をはじめ石巻市や牡鹿総合支所の担当者や、その道の専門家との協議を重ねる中で、砂浜公園と花の木の植樹が現実のものとして見えてくる段階まできました。最終目標である定住まではまだまだ遠い道のりですが、十八成浜復興の道筋が明確になってきたように思います。
愛知ボラセンの被災者応援活動は緊急時の対応に始まり、仮設住宅で孤独死を出さないお手伝い、被災者のための復興住宅建築のお手伝い、被災地での人間関係の再生のお手伝いなどをしつつ、被災地域の復興という極めて長期的な視点をもった活動を、被災者に寄り添って継続しているところに大きな特徴があることがより明確になってきた1年だったと思います。
2014年の被災地へのボランティア活動は22回(通算130回)、のべ約900人の方々が参加されています。十八成浜でのボランティア活動は、「チーム恭一with安吉&文吾」、「くぐなり食堂」、「心配り・心拾い」の3本柱。これに鮎川小学校仮設で時々開催する「和みクラフト」、鍼灸の先生方による「リラクゼーション」の活動が時々加わります。さらに楽器演奏などの特技をお持ちの方々のスペシャルコンサートも時々行います。この通算130回に及ぶ被災地ボランティア活動が、十八成浜の復興計画構築の基本になっています。
愛知でのボランティア活動は年間200日、のべ約3,000人もの方々が参加されています
愛知ボラセンの活動のもう一つの大きな特徴は、名古屋での旺盛なボランティア活動です。22回のボランティアバスの見送りには約20人前後、出迎えには10人前後の方々が自発的に参加されています。この数だけでものべ600人以上になります。毎年3月に開催している犠牲者追悼・被災者応援イベント「エール」では、犠牲になられた方の数のキャンドルを手作りします。10月から2月にかけて、毎週の月、水、金、土、日にキャンドルを作ります。その回数は100回近くにもなります。平日は5人前後、土日は20人前後の方が参加されます。のべ参加者は1,000人を超えます。震災孤児遺児応援ワンコインサポーターズ活動は、毎月1回の事務作業には毎月10人前後が参加されています。
高校生を中心にした東日本大震災が発生した3月11日に因み、毎月11日に名古屋の繁華街で実施する「震災孤児遺児応援11日募金」には毎月20人前後が参加されています。昨年は毎月8日にも高校生が「フィリピン台風倒壊学校応援募金」を実施しました。事務作業には年間のべ約100人、募金活動にはのべ400人の方々が参加されています。
愛知ボラセンがお世話になっている真宗大谷派東別院。毎月12日に東別院の開基一如上人の命日(元禄13年4月12日)にちなんで御坊縁日「一如さん」が開催されます。境内には野菜、果物、植木、陶器、衣料品などの露店が軒を並べます。その中で本堂に最も近い場所に愛知ボラセンのボランティアさんによる「牡鹿工房」の店も並びます。鮎川浜にある仮設住宅のお母さんたちが作った手作り作品や、愛知ボラセンの「和みクラフト」に集う皆さんの手作り作品がお店に並んでいます。なじみのお客さんもいて、楽しいひと時です。
こうした日常のボランティア活動は年間200日を超え、のべ約3,000人もの方々が参加されています。さらに特徴的なことは、参加される皆さんは我が事として主体的に参加されているということです。「動員」されて参加される方はいらっしゃいません。まさに自発的自主的なボランティア活動になっています。
東日本大震災から3年目の活動をこれだけの参加規模で、これだけの頻度で展開している災害ボランティア団体はおそらく他には見られないのではないかと思います。
ワンコインサポーターさんは、約4,900人、約8,400口に
愛知ボラセンの重要な活動として、東日本大震災でお父さんお母さんを亡くした子どもたち1,755人全員が高校を卒業する2030年まで応援を続ける「震災孤児遺児応援ワンコインサポーターズ活動」があります。ワンコインサポーターさんは今年末で約4,900人、のべ約8,400口となりました。今年は970人の孤児遺児に総額5,853万円の応援金を贈り、この3年間の合計はのべ2,981人に総額1億9805万円の応援金を贈っています。
愛知ボラセンの活動は、宮城県石巻市十八成浜を深く応援するピンポイントの現地ボランティアとともに、孤児遺児応援活動は広く被災地全体を対象とした網羅的な活動の二本立てになっています。こうした広さと深さを一つのボランティア団体が実践していることも全国的に稀有なことのようです。そして、この二本立ての活動が深く結びついたのが、震災孤児遺児と愛知の学生ボランティアが寝食をともにして交流し、人間関係を深め、癒しの場を創る「でらえぇ~友だちつぐっぺぇ笑顔プロジェクト」です。2013年3月に名古屋で開始したこの取り組みは2013年8月石巻市、2014年3月名古屋、8月石巻市と年2回開催をしています。毎回15人前後の東北の学生と25人前後の愛知の学生と5人前後の大人サポートスタッフが参加し、深い人間関係を築いています。
団体の垣根を越えて311合同追悼式を発案~16,000本の手作りキャンドルで犠牲者を追悼
毎年3月第一土曜日に開催する犠牲者追悼・被災者応援イベント「エール」。東別院の会場に1,000人を超える方々が集いました。一民間団体でこれだけの規模の追悼式を開催することも稀有なことと思います。そして、2014年3月11日に名古屋・栄で愛知県内の災害ボランティア団体が日ごろの垣根を越えて集まり、追悼式を開催しました。この追悼式は愛知ボラセンの発案で始まったものです。災害ボランティアにとって忘れられない大切な日である3月11日に犠牲者を悼むことは、「次」につながるものだとの思いからです。平日にもかかわらず、1,000人を超える方々が祈りを捧げました。民間ボランティア合同の追悼式はおそらく愛知だけで開催されていると思われます。
フィリピン・キナタルカン島でも被災者に寄り添った活動を展開
2013年11月の台風30号(フィリピン名ヨランダ)で甚大な被害のあったキナタルカン島。愛知ボラセンの海外途上国被災地応援活動の第一歩となりました。35,000着の応援衣類を贈り、4つの学校に計6棟の応急仮設教室を建築しました。キナタルカン島での応援活動は十八成浜との共通がいくつかあります。第一に自治体の中心部から離れていてボランティアがあまりこない地域であること、第二に周囲の他の地域と別れていて応援するエリアが明確であることです。そして、ともに首長や自治体との関係を結んでいます。フィリピンには愛知ボラセンの現地スタッフであるルー・テネロさんが、月に20日前後キナタルカン島に滞在し、島の人たちとの人間関係を深めています。台風から1年以上が経過した今、キナタルカン島はもとよりサンタフェ自治体にもNPO・NGOはほとんどいなくなっています。サンタフェ自治体のホセ・エスガナ首長は、「多くのNGOがキナタルカン島に来て、多くの常駐者もいたが、それほどの成果をあげていない。なぜ愛知ボラセンだけが今も活動を続け、成果をあげているのか?」と尋ねられました。十八成でもキナタルカン島でも愛知ボラセンは被災者に寄り添って継続的な応援活動の中から復興に向けた展望を示していると思います。
今年も各地で自然災害発生~必要なところへ慎重で柔軟な対応を
2014年も日本各地で災害が発生しました。愛知ボラセンとしては、0泊3日で行ける範囲で、愛知からバスで多くのボランティアさんが参加しなければならない規模の災害に対して、スタッフが前乗りして、実施の可否を判断しています。7月の南木曽町の豪雨水害では、ボランティア募集は県内でしたが、名古屋からの近さを考えて、ボランティアバス参加者募集を募集しました。そしてそれと並行してスタッフが現地ボランティアとして活動に参加しました。その中で地元の人たちのボランティアが多いことなどを勘案して、ボランティアバスの中止を決めました。8月には京都府福知山市、兵庫県丹波市、広島市で相次いで豪雨水害、土砂災害が発生しました。この中で最も報道が少なく、水害と土砂災害の両方の被害があった兵庫県丹波市へスタッフを派遣し、ボランティアバスを出すことを決め、合計3回のボラバスを出しました。11月の長野県での地震はボランティア募集が県内に限定されていたこと、地震の被害状況を考慮して、ボランティアバスの派遣は見送りました。今後も視察を行い、慎重でかつ柔軟な対応を心がけていきたいと考えています。
一方で、スタッフ減員と厳しい財政
愛知ボラセンの活動そのものは比較的順調に実施していくことができました。しかし、10人のスタッフでスタートした愛知ボラセンですが、スタッフの多くが新しい人生を歩み出し、愛知ボラセンの活動から距離をおかざるをえなくなってきました。このためボラセンの運営にやや制限をかけざるをえない状況になっています。久田、田中ともに最大限の力を発揮したいと思っていますが、ボランティアさんにも運営に関してご協力を賜ることになろうかと考えています。
2015年の展望~行政を積極的にリードし、十八成桃源郷プロジェクトの実現へ
続いて、2015年の活動を展望したいと思います。
十八成浜と牡鹿半島全体につながる復興活動では、ある策があります。可能性は限りなくゼロに近い荒唐無稽な「妄想」で、具体的に紹介するもの憚られるようなプランですが、正月あげ早々からその可能性を探り、わずかでも可能性があれば、実現にむけて努力したいと思っています。
十八成浜の砂浜公園の実現に向けては、行政任せずにせず、今年中にビーチの砂の確保のメドをつけ、行政をリードして、砂浜公園を実現させていかなければならないと考えています。
1,000本のアーモンドを植えるエリアの確保も重要なことです。昨年末に植えたアーモンドやヤマザクラが花をつけてから、今回アーモンドを植えた場所の近くにある土砂の仮置き場の跡地利用について、行政との話し合いを行うつもりです。
十八成浜の現地ボランティアは2014年同様に月2回程度の頻度で3本柱の活動を核にして、実施するつもりです。多くの皆さんのご参加を期待しています。
西アフリカ・エボラ出血熱被災地の子どもたちの応援活動を始めます
2105年の新しい活動として、エボラ出血熱で甚大な被害がでている西アフリカの子どもたちの応援を始めます。年末に国連機関からエボラ出血熱の被害が大きい西アフリカのシエラレオネ、ギニア、リベリアで2015年3月までに100万人レベルの飢餓状態に陥る危険性があるとの報道がありました。
愛知ボラセンと、愛知県高校生フェスティバル実行委員会、大震災でお父さんお母さんを亡くした中学生高校生に奨学金を贈る中学生高校生の会が協力して、西アフリカの子どもたちを応援する活動を開始します。具体的には、愛知私学の多くでは、緊急時非常食を全生徒分備蓄していますこれは新入学時に生徒の保護者の費用で購入し、卒業時に返却します。それらの緊急時非常食の賞味期限は1、2年残っています。卒業生からこの緊急時非常食を3団体に寄付して頂き、それを西アフリカの子どもたちに届けようというものです。愛知県の私立学校の卒業生は約2万人。その半数からの寄付を得られれば、約1万個の非常食を確保できます。1万個の非常食はフィリピンの応援衣類35,000着と同じくらいの分量になります。
最大の問題点は輸送にあると考えています。フィリピンのように独自に送ることは難しいと判断しています。日本政府の応援の枠組みに入れられないかと、愛知県高校生フェスティバル元実行委員長の経験者の衆議院議員に可能性を探ってもらっています。3団体としては、今回成功すれば今後数年間継続して、この時期に緊急時非常食を西アフリカに送る活動を実施し、さらにその地域の復興にも関わっていきたいと考えています。
経済的に困窮している孤児遺児家庭への貸付事業の準備に入ります
震災孤児遺児応援活動では、2015年度には目標2万人(2万口)の半分に近づけるように努力していこうと考えています。ワンコインリーフレットは夏ごろには新しいものに更新したいと考えています。
この3月には震災当時中学3年生だった子どもたちが卒業します。高校生以下の孤児遺児の数は発災時の1,755人から、2015年度には計算上では約1,200人~1,300人になります。来年度あたりには経済的困窮家庭を対象とした貸付事業(無利子、返済期限特定せず)ができるような準備に入っていきたいと考えています。
65人のお母さんたちと「キナタルカン食堂」を始めます
フィリピン・キナタルカン島では、「キナタルカン食堂」の活動を1月8日から始めます。キナタルカン島のお母さんたち65人がすでに自発的に参加しています。
貧しいキナタルカン島ですが、周囲が海に囲まれ、食べるものに困窮しているわけではありません。ですが、稲作はできる環境にはありません。農作物も盛んに作られているわけではありません。1日中電気があるわけではありませんから、冷蔵庫や冷凍庫で食品を保存するということはできません。偏ったものをそれほど満足できる量ではなく食べているというのが現状です。愛知ボラセン・キナタルカンスタッフのルウさんは月に⒉回子どもたち約100人を対象にした、雑炊のようなものの炊き出しを行っています。
メンバーに参加しているお母さんたちによって協同組合のようなものを作ります。メンバーの家では農作物やブタの飼育を促します。それらをベースにご飯とおかずを作り、販売します。愛知ボラセンが十八成浜で実施しているくぐなり食堂にちなみ、日本名は「キナタルカン食堂」と名付けました。構想通りにいけば、組合員のお母さんたちに給与を払うことができるようになります。
途上国の被災者の支援というと資金を出しての一方通行のような活動をイメージされることが多いと思います。しかし、愛知ボラセンは被災者自身の前に向かおうとする力を応援したいと考えています。
自生するバナナの葉を活用して紙漉に挑戦~キナタルカン島の特産品づくりに挑戦
キナタルカン島にはバナナが自生しています。このバナナの葉を利用して、紙すきをして紙をつくり、キナタルカン島らしいポストカードを創ろうと考えています。これは愛知ボラセンに組織的に参加されている森林を守るバナナくらぶさんの活動から思いつきました。
バナナ1㎏をつくるのにその10倍の葉が捨てられているそうです。バナナくらぶさんか環境保護を子どもたちに教えるために、バナナの葉を利用して紙すきをする活動をされています。できればバナナくらぶさんにキナタルカン島にお越し頂き、それが難しければ私が覚えて、キナタルカンの子どもたちにバナナの葉による紙すきを教えます。それを愛知で、5枚100円程度で販売したいと思っています。年間1,000セット販売できれば、売上は約10万円。約3万ペソになります。キナタルカン島の一家の平均年収は約3万ペソ。これとほぼ同じ売上になります。フィリピン・セブで、お土産としての商業ベースに乗せられるかどうかは不明ですが、キナタルカン島の特産品に育てることにチャレンジしてみたいと思います。
2015年も皆さんとともに被災者応援活動を丁寧に行っていきます
2015年度もこうした活動を展開しつつ、被災者とボランティアさん、ボランティアさん同士が「相利共生」の関係を深められるような被災者応援活動を丁寧に作っていきたいと考えています。
どうぞ2015年もよろしくお願いします。