それは主観的だが、1000万円投入して500万円回収より、10万円投入で100万円回収の方が、”勝者”だ。
一般理解としても、実は経営者側としても。現場？として求められるのは後者である、安定安全な利益性。前者の例ではその市場で最上位の売上！かもしれないが、500万円の借金も或いは最上位だ。それでは次が続かない、勝利とは…とても言えないのでは。
何処が客層か？と言う問題は大きい、多分だ。後者の方が、要求に対する「価値」は高い気がする。
「ガンプラバドルに勝たねば！」自分の作品は”前”に出れない！時。勝利条件はどうなると決まるのだろう？現状、割とリアリティな感覚論でガンプラバトル、それは存在する。皇帝は否定された、王の権威には信仰がある、大衆は神であり、神とは暗黒の深淵に居る。そこにある(0±0）を前にした神判は絶対である。何となく、だ。やっぱりパワフル！な前者を指向し、結局勝者に成れずに不満が蓄積する？そう言うのが、結構多いのかもしれない。皇帝創作、土台にしつつ否定し自己の優位を主張する、それも許し難いが。かと言って例の前者も、好ましいとは…とても言えない。ガンプラバトルなら？下手なフルスクラッチ（粘土などを使用し、全部自分で形を作り上げる事）よりも、素組み（買ってきたガンプラをそのまま作るだけ）の方が、使い手によってはパワフルかもしれない、のだ。
結局、大賀さん、「電影旅団オーガ」でも戦争の目的は「私の主張を通す！」事だ。その時、やっぱり重大な「正義」それは、その時の利益性なのかもしれない、だったら。そこでの勝利に不可欠なのは、そう言う「低コストでの利益率」その高さ、だろうか。
ＭＭＤと言うツールには、実際には「穴」欠陥？が有る。これも本来は「王の権威による創作への、悪意ある”被せ”」的に指向されている、が。製作者側の方で「そこまでは出来ない」部分は止まっていて（人の作品を浸食し乗っ取る、様な事は良くない）、実はそこに穴が開いている。「何故、こんな低性能なのか？」ＩＦは質素だし物理演算にノイズは有るし、エフェクトも、ない。普通のＭＭＤ動画を見た後だと、使ってみると結構（かなり）ガッカリするだろう、これでは何も出来ない！本来？なら”それ”は、その「王の権威側の創作」へ向かうのだが、「仕様です」それでそれ以上は進まない。つまり「意図的な欠陥」として、そこは今も埋まっていない。
いろんな流れがあり、その「穴」は結局、暗黒の深淵へと通じるのだろう。否定しつつ肯定される、奇妙さを残し、ＭＭＤは一つのジャンルと化して行った訳だが。”ここ”での作品はだから、評価にかなり疑念がある、「凄い！」画質の作品が、意外と評価されてない。「ＭＭＤなんてこの程度の画質でしかないのに市販の高額ツールの様だスゴイ！」だったら市販品使えば？そう言うのは確かに結局、プロツールを使用してる人々がその領域では「普通」なその技術をここに持ち込んだに過ぎないのだ。切ないツッコミが、その高画質作品に、否定感を。
ＭＭＤが要求するのは、要するに「ジャパニメーション」或いは日本の特撮である。セル画、着ぐるみ、ハリウッドからしたら失笑物でさえある技術による創作。不足有る環境の中で、どうにかこうにか成果を出さんとした、日本の娯楽創作にはそう言う知恵があって、良くも悪くも「そこ」が評価され、良くも悪くも日本を代表する文化には成っていて。ＭＭＤが求めるのはそう言う作品である、時。ハリウッド的なベクトルを持ち込まれると微妙に相性が悪い、否定感が多々ある。需要的にも、要するに「末端の現場」は、そんなジャパニメーション的な環境と大差ない訳だ。使える技術は、その辺で売ってるモノでしかない。特殊な機械は古き良き年期物でしかなく、”それ”を騙し騙し使って何とか成果、利益を出さん、そういう。そう言う「普通」に対して、ジャパニメーション等々は非常に相性が良く、それは今も、根本的には変わっていない。ＭＭＤは、暗黒の深淵を通し「そう言う部分」をその作品に要求し、客もそれを期待する時、必然として求められる作品には方向性が出てくる。”その”環境での限界！も大事だし、”その条件での”限界！にも、価値は有る。
「ＭＭＤ”だけ”で、”面白い”作品創れますか？」
個人的主観かもしれない、基本的には”まず”、これが出来てからエフェクト等々は要求される訳だが。理解された上で創る作品と、否定した上で創る作品では、やっぱり後者には、評価的には上がらない部分は出てくる。
箸の先を5mmほどしか汚さずに、粥は食べれるか否か。施政者としては、要するにそんな面倒さに挑まねばならないかもしれないのだ。
